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【目次】
■日本人には正常眼圧緑内障(NTG)が多い!?
by ocean yamaha(画像:Creative Commons)
(47ニュース)
日本緑内障学会が2000年から01年にかけ、岐阜県多治見市で40歳以上を対象に行った大規模調査では、緑内障と診断された人は約5・8%。しかもその6割はNTGだった。
「日本の40歳以上では緑内障が398万人、NTGは243万人いる計算になる」と同学会の北澤克明理事長。
2000年から01年にかけ、岐阜県多治見市で40歳以上を対象に行なった大規模調査によれば、緑内障と診断された人は約5.8%で、そのうちの6割が正常眼圧緑内障だったそうです。
つまり、日本人には、正常眼圧緑内障(NTG)が多いということですね。
→ 正常眼圧緑内障(NTG)の症状・原因・治療 について詳しくはこちら
緑内障の主な原因は、前房内の房水が隅角からうまく排出されず、眼球内の圧力が高くなることなのですが、正常眼圧緑内障とは、眼圧が高くないにもかかわらず緑内障になることをいいます。
睡眠時無呼吸症候群の患者は緑内障になるリスクが高い|正常眼圧緑内障の原因は「低酸素状態」の可能性があるによれば、睡眠時無呼吸症候群の患者は緑内障になるリスクが高く、無呼吸と眼圧の関係について何らかの関係があると考えられていたそうです。
北海道大学の研究グループによれば、睡眠時無呼吸症候群の患者は発作時に気道が閉塞して息が吸い込めなくなるために胸腔内の圧力が下がって眼圧が下がることがわかったそうです。
無呼吸発作が起きると、眼圧が下がると同時に血中酸素飽和度も下がることがわかったため、睡眠時無呼吸症候群の患者は、低酸素状態などの眼圧上昇以外の仕組みによって視神経障害が引き起こされるという可能性があり、このことは、正常眼圧緑内障の原因の解明につながることが期待されます。
→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・治療法・予防・チェック について詳しくはこちら
【参考リンク】
- 日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査(通称:多治見スタディ)」報告|日本緑内障学会
■40歳以上になったら眼科検診を受けましょう!
緑内障の治療において最も重要なことは、検査を受けて、早期発見をすること。
早期発見をして、目薬によって眼圧をコントロールできれば、視野欠損を防ぐことができます。
40歳になったら、まず一度眼科検診をしていましょう。
→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら
→ 目の病気(目の病気・症状チェック) について詳しくはこち
→ 目の病気(目の病気・症状チェック) について詳しくはこちら
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