20代・30代男性の4割が「一生(生涯)独身でもOK」と考える理由とは?


Quirk

by Ashley MacKinnon MacKinnon(画像:Creative Commons)




「一生独身でOK」20~30代男4割

(2015/10/3、R25)

20~30代の未婚男性会社員300人に聞いてみたところ、実に4割を超える125人(41.7%)が「生涯独身でも構わない」と回答。

20代・30代の男性の約4割が一生独身でもOKと答えたそうです。

なぜ、一生独身でもOKなのでしょうか。

〈一生独身でも構わないと考える理由TOP10〉
(13の選択肢から1~2位を選択してもらい、1位=2pt、2位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)
1位 お金を自分のためだけに使えるから 112pt
2位 妻子を養っていく自信がないから 68pt
3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから 43pt
4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから 28pt
5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから 22pt
6位 自分を好きになってくれる女性なんていないから 20pt
6位 家庭に縛られたくないから 20pt
8位 誰かと一緒に暮らすのは苦手だから 16pt
9位 結婚しなくても困ることは何もないから 15pt
10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから 12pt

結婚(二人でいる)するよりも独身(一人でいる)でいる方がよいという選択をする理由は、一人でいるほうが楽だと考えていたり、家族を養う自信がないという昔ながらの考えを持っていたり、自分を好きになってくれる女性なんていないという自信の欠如、一人の女性に縛られたくないという理由にまとめられるようです。

■一人でいるほうが楽

お金を自分のためだけに使えるから

1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから

結婚相手を見つけるのが面倒だから

自分の希望にあう女性は滅多にいないから

誰かと一緒に暮らすのは苦手だから

結婚しなくても困ることは何もないから

独身男女が結婚したがらない理由とは「生存戦略」が原因!?によれば、ミジンコの生存戦略と同様に、人間も環境が安定しているときには、一人でいたいと考えるものであり、変化する環境の時には、パートナーを探すという行動に出るものなのではないでしょうか。

環境の大きな変化に伴って不安を感じると、生物として自然と配偶者を求めてしまうのかもしれません。

■家族を養う自信がない

妻子を養っていく自信がないから

未婚・晩婚化の理由に男女差がある!?男性「経済的余裕がない」女性「独身の自由さを失いたくない」によれば、男性は「経済的に余裕がないから」(52・0%)という理由で結婚できないと考えているそうです。

新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観によれば、75.6%(男性74.3%、女性77.0%)が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と考えているそうです。

このような状況はアメリカでも起こっており、低所得のために結婚できない男性が増えているそうです。

■女性に愛される自信がない

自分を好きになってくれる女性なんていないから

自分を好きになってくれる女性なんていないというのは、外見であったり、内面であったり、その他家族のことであったりと、様々な理由があることだと思います。

外見の面でいえば、自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的によれば、米ヒューストン大学のクリス・ダウンズの調査によれば、自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的な傾向があったそうです。

しかし、女性が外見だけで男性を判断しているわけではありません。

女性のひと目惚れ率は、1000人にひとり以下とあるように、女性のストライクゾーンはとても狭いため、本当に見た目で付きあおうとしたら、出会いがなくなってしまうはずです。

自分の外見に自信がない人でも、最低限の身だしなみ(ファッション)、清潔さ、体を鍛えることで違ってくるのではないでしょうか。

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内面でいえば、女性はコミュニケーション能力の高さ(例:「話を聞くのが上手」「褒めるのがうまい」「女性目線の発言ができる」)を重視しています。

モテない人のコミュニケーション能力は低いことが証明されるによれば、恋人がいる人は、異性に対する4つのコミュニケーションスキルが高いそうです。

1:異性との会話スキル(異性と楽しく会話する話題がある)

2:状況判断スキル(異性の考えが顔や態度でわかる)

3:異性への自己表現スキル(異性に自分の意見をはっきり伝えられる)

4:葛藤解決スキル(異性が自分と違う考えをもっていても上手くやっていける)

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■一人の女性に縛られたくない

一人の女性を愛し続ける自信がないから

一人の女性を愛し続ける自信がないというのは、言葉だけを聞くと、女好きという悪いイメージを持ち、確かにそうなのかもしれません。

ただし、人によっては結婚した後、浮気や不倫をする人がいる一方、「一人の女性を愛し続ける自信がない」ため、相手の女性を傷つけてしまう恐れがあるから結婚しないというのは、ある意味女性に対して誠実な態度といえるのではないでしょうか。

■まとめ

昔でいえば、「男は結婚して一人前」「家族を養うことができてこそ男」というような考えが主流で、今もなおそうした考え方が残っていますが、独身でOKという考え方がこれほど主流になっているということは、社会が多様な生き方を受け入れているという証拠ともいえるのではないでしょうか。