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■歯周病、糖尿病で合併も|糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まる
by Army Medicine(画像:Creative Commons)
(2010/1/27、47ニュース)
糖尿病の合併症の中で、網膜症や腎症、神経障害などに比べ知られていないのが歯周病だ。
腎症などによる死亡にもかかわっているとされる一方、歯周病を治療することで糖尿病のコントロールもよくなったとの報告もあるといい、医科と歯科が協力して患者をケアする取り組みが始まっている。
糖尿病と歯周病の関係についてはこのブログでも取り上げてきました。
糖尿病の患者は、歯周組織の微小な血管の障害や、歯肉部分の血行の悪化、免疫機能の低下などで歯周病が悪化しやすいと考えられている。
糖尿病になると、歯周病が悪化しやすいと考えられ、また反対に歯周病が糖尿病に影響を与えているとも考えられています。
公立昭和病院(東京都小平市)内分泌・代謝内科の貴田岡正史部長によると、糖尿病患者の死亡率は、合併している歯周病が重度になるほど高まり、糖尿病性腎症や心筋梗塞が原因で死亡するケースでは、約4割に歯周病がかかわるとの研究がある。
記事によれば、糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まるそうです。
「糖尿病網膜症などの状況が眼科医の協力で改善しているのに比べると、歯周病は合併症としての認知度がまだ低い」
糖尿病の予防のためにも、また糖尿病の合併症の予防のためにも、歯科医や眼科医などの医師同士の協力が重要になってきそうです。
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