通販規制で「薬難民」、政府が見直し検討へ





通販規制で「薬難民」、政府が見直し検討へ

(2010/5/17、読売新聞)

改正薬事法施行で、市販薬の通信販売が規制されて6月1日で1年。

インターネット販売だけでなく、漢方薬などの注文を電話で受け、郵送することも禁止され、利用者は悲鳴をあげている。

政府の行政刷新会議は規制を見直す方向で検討を始めている。

市販薬の通信販売の規制によって、これまで利用してきた利用者に影響が出ているようです。

改正薬事法に基づく厚生労働省令で、漢方薬を含め市販薬は原則、「対面販売」が義務付けられた。

2年間の経過措置として、例外は、離島在住か、同じ薬を継続購入する場合に限られた。

この女性も、継続使用している薬は郵送してもらえるが、新たに必要になった薬は店頭で購入しなければならず、この1年で2回薬局へ足を運んだ。

「薬のためだけに約10時間、交通費2万円以上かけて東京を往復した。体力、金銭面ともつらい」と漏らす。

これまで通販を利用してきた利用者は、かなりの負担をしいられているようですね。

また、通信販売を行ってきた業者も規制により売上が2~3割落ちているそうです。

今回の規制は、市販薬は原則「対面販売」が義務付けるというものです。

将来的には、インターネットなどを活用した遠隔医療が期待されますが、こうした規制が行われるようでしたら、遠隔医療は対面ではないため、医療とは認められないこととなり、遠隔医療システムは実現できないのではないでしょうか。