■聴覚神経から直接音を伝える!「Made for iPhone」の蝸牛インプラント「Cochlear™Nucleus®7 Sound Processor」
参考画像:Cochlear™ Nucleus® 7 Sound Processor – First Made for iPhone® Cochlear Implant Sound Processor|YouTubeスクリーンショット
Cochlear introduces the world’s first Made for iPhone cochlear implant sound processor
(2017/7/26、Cochlear)
Cochlear Limited (ASX: COH), the global leader in implantable hearing solutions, introduces today its latest innovation, the CochlearTM Nucleus® 7 Sound Processor. Approved by the U.S. Food and Drug Administration (FDA) in June, the Nucleus 7 Sound Processor is the world’s first Made for iPhone cochlear implant sound processor and the smallest and lightest behind-the-ear cochlear implant sound processor available on the market.1-3
Cochlear Limitedが発表した「Cochlear™Nucleus®7 Sound Processor」は、FDA(米国食品医薬品局)から承認された、世界で初めてMade for iPhoneの蝸牛インプラントで、従来のものと比べて25%小さく、24%軽く、バッテリー寿命が50%延びています。
Cochlear™ Nucleus® 7 Sound Processor – First Made for iPhone® Cochlear Implant Sound Processor
「iPhone」から聴覚神経に音を伝える蝸牛インプラント「Nucleus 7」
(2017/7/27、Cnet)
蝸牛インプラントはいくつかの重要な点で、従来の補聴器と異なる。その名前が示唆するように、蝸牛インプラントは患者の体内に埋め込まれるので、取り外すには外科手術が必要だ。補聴器のように音量を上げるのではなく、音を聴覚神経に直接伝える。
蝸牛インプラント(人工内耳)のポイントは、補聴器のように音量を上げるのではなく、体内に埋め込むことで直接聴覚神経に音を伝えるということです。
■現状
Cochlear introduces the world’s first Made for iPhone cochlear implant sound processor
(2017/7/26、Cochlear)
There are 360 million people living with disabling hearing loss worldwide, and this figure is set to more than triple to 1.2 billion by 2050.6,7 According to the World Health Organization, there are approximately 72 million people who could potentially benefit from the use of a hearing device including a cochlear implant or hearing aid.8
世界中で難聴を抱えている人は3億6,000万人で、この数字は2050年までに3倍以上になると推定されているそうで、世界保健機関(WHO)によると、聴覚蝸牛インプラントまたは補聴器を含む装置を使用することによって約7200万人が恩恵を得らえるそうです。
■ヒアラブル
「Walkman」に勝るとも劣らない衝撃をもたらし得る「ヒアラブル端末」の登場。伸び悩むウエアラブル端末の閉塞感を破る製品群になりそうだ。 https://t.co/N0X5bgYtNw
— nikkei BPnet (@nikkeibpnet) 2017年5月23日
ウェアラブルデバイス、次に注目されるのは「耳の中」!?|耳の中から生体情報が取得可能|耳の穴で反響した音の違いによって個人認証では、ヒアラブル(Hearables)端末は、ヘッドホン(headphone)とウエアラブル(wearable)を合わせた造語で、主にBluetoothを用いたワイヤレスのヘッドホンやイヤホン、補聴器などを指すのですが、もし今回紹介したプロダクトを組み合わせれば、音を取り戻すだけでなく、体調管理にも役立つようになるかもしれません。
■まとめ
これまでにも突発性難聴やメニエール病で、聞こえづらくなったり、聴力を失った有名人の方のニュースを紹介してきました。
今回紹介したような蝸牛インプラントを活用すれば、もう一度音を聴くことができるようになり、会話や音楽を楽しむことができるようになる人がいるのではないでしょうか?
【参考リンク】
- World Health Organization. Deafness and Hearing Loss Factsheet [Internet]. Updated February 2017 [cited June 2017]. Available from: http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs300/en/ .
- Lin FR and Kramer SE. Hearing Well to train your brain. The Amplifon Centre for Research & Studies (CRS), Milan, Italy 2013. Available from: http://www.crsamplifon.com/documents/76453/79343/Consensus+Paper+2013+HEARING+WELL+TO+TRAIN+YOUR+BRAIN.pdf/5ad3e484-7e23-4d29-a0d8-961b1ace4f9b
- World Health Organization. 10 Facts on Deafness [Internet]. Updated April 2017 [cited June 2017]. Available from: http://www.who.int/features/factfiles/deafness/en/
【ヒアラブル 関連記事】
【突発性難聴 関連記事】
- 突発性難聴のため入院していた #KINKIKIDS #堂本剛 さん退院|「耳鳴りがひどく右耳を塞ぐと何を言っているのかわからない」
- #中谷美紀 さんはベジタリアン生活でめまいや突発性難聴になった!?その理由とは?|#仰天ニュース
- 相田翔子さんは15年前に突発性難聴、約1年半前にはメニエール病を患っていた
- #中島美嘉 さんが患っている耳の病気「耳管開放症」の症状・原因
- スガシカオさん、ひどいめまいを訴え病院を受診していた
2012年10月に右耳に突発性難聴を発症したことを発表しています。
【難聴 関連記事】