口の中の病気(口臭・口内炎・ドライマウス・舌で胃腸や肝臓の病気がわかる)|駆け込みドクター(TBS)


2014年11月9日放送の駆け込みドクター!では「口の中の病気」がテーマです。




■口臭

Anouk Laughing

by François Reiniche(画像:Creative Commons)

口臭の原因の90%が口の中の菌

歯周病や歯の磨き残しが原因

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■正しい歯磨きの仕方
  • ペンのように持つことで余計な力が入りにくくなる。
  • 歯と歯茎の間を磨く。
  • 短いストロークで一本ずつ磨くイメージで。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

歯周病予防には、歯と歯茎の隙間・境目に注意しながら、毎日の歯磨きで歯垢をきちんと落とすことが重要です。

歯磨きの際には、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを斜め45度に当て、すき間に毛先が届くよう小刻みに丁寧に磨くことを心がけましょう。

 

 ■口が乾くと細菌が増える

コーヒーを飲み過ぎると、利尿作用があるカフェインのとり過ぎで、脱水状態となり、口が乾きやすくなり、細菌が発生し、口臭の原因になる可能性がある。

お酒にも利尿作用があるので、同様。

また、唾液の分泌が減る→口が乾きやすくなる→雑菌だらけの唾液が肺に入る→誤嚥性肺炎(誤えん性肺炎)を引き起こすおそれがある。

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■ドライマウス

ドライマウス(口腔乾燥症)とは、だ液の量が減少して口の中が乾燥する症状。

ドライマウスの2大要因は、噛む回数の減少とストレス。

→ ドライマウス(口腔乾燥症)の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

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■10秒で唾が飲みこめないと口が乾燥してる!?

一度唾を飲みこむ→10秒後再度唾が飲みこめるか?

飲みこめない場合はドライマウス

●シェーグレン症候群

40~50代の女性に多い自己免疫疾患

涙腺と唾液腺が炎症を起こす

人工唾液スプレーが病院で処方される

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●だ液腺の老人性変化

加齢に伴う唾液腺の委縮で口内が乾燥

●膠原病(こうげんびょう)

免疫力などの異常で全身の臓器に炎症を起こす病気の総称

●だ液の力

老化防止

成長ホルモンの一種。

パロチンに老化防止作用がある

がん予防

がんを発生させる活性酸素を減少させる機能

認知症予防

良くかむことでだ液の分泌が増える。

あごからの刺激で脳を活性化

●唾液がよく出る健口体操

童謡の「むすんでひらいて」に合わせて口を動かす

「むすんで ひらいて ベロを出して むすんで

またひらいて ベロ出して そのベロを鼻に

ベロを右に ベロを左 ベロをぐるぐる回します」

 

■口内炎

口内炎だと思ったらガンの場合がある。

噛み合わせが原因で舌を傷つける、毎日アルコールを飲む、激辛料理を食べることなどが関係する。

長引く口内炎には要注意。

●舌がんのチェック

  • 2~3週間治らない
  • 患部がグジュグジュ
  • しこりがある

口内炎には、緑黄色野菜・果物を摂取する、口の中を綺麗にする、ハチミツ(炎症を鎮め痛みを抑える効果がある)ことがいい。

■口内炎に効く食べ物は?

口内炎によい食べ物としてよく聞くのは、はちみつ。

特に、マヌカハニーです。

マヌカハニーの【マヌカ】とは、ニュージーランドでしか自生しないお茶の木のことです。

もともと蜂蜜には殺菌作用があり、特にマヌカハニーはその殺菌作用が高いと言われているそうです。

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■舌のチェックで胃腸肝臓の状態がわかる

●舌

血液の質の変化で色や形が変わりやすい。

舌の『白っぽいもの』は『舌苔(ぜったい)』といい、舌の表面に細菌や食べカスがついたもので、それが口臭の原因になることもある。

食生活が乱れると舌苔の色や量が変化しやすいそうです。

●正常な舌

ピンク色。表面に白いツブツブ

●舌苔が黄色

胃の消化不良、慢性胃炎

●舌に亀裂

ストレス過多

●舌の周りがガタガタ

水分の代謝が悪くむくんでいる

胃腸が弱っている

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糖尿病の人の口臭 甘酸っぱいニオイ(アセトン臭)!?

腎臓が悪い→アンモニアのニオイ

肝臓が悪い→ネズミのようなニオイ

 

■味覚障害には亜鉛

味覚障害になると、糖尿病や高血圧になりやすい。

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