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<脳>深い睡眠中も記憶可能 睡眠学習に応用も|米ノースウエスタン大

sleeping worker

by reynermedia(画像:Creative Commons)




<脳>ぐっすり眠っても記憶可能 睡眠学習に応用も 米大学

(2009/11/20、毎日新聞)

ぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることを、米ノースウエスタン大のチームが実験で確かめた。

睡眠学習への応用も期待できそうだ。

20日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

米ノースウエスタン大の実験によれば、ぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることがわかったそうです。

睡眠中の脳が大量の情報を取捨選択して定着させていることは、脳が働いて体が休んでいる浅い眠りの「レム睡眠」中と考えられていたが、脳も体も休んでいる「ノンレム睡眠」中では、詳しくは分かっていない。

脳と記憶の関連を研究している科学技術振興機構の黒谷亨(くろたに・とおる)研究員(神経生理学)は「脳が休んでいるはずの深い睡眠中にも、別のモードで脳は活動しているようだ。記憶を定着させる新しい仕組みの解明につながるかもしれない」と話す。

脳には、まだまだ不思議なことが多いですね。







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アテローム性動脈硬化症の新治療法=血管炎症抑える抗HMGB1抗体で|岡山大など

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参考画像:アテローム性動脈硬化症にも有効な抗体医薬(2009/11/27、岡山大学プレスリリース)|スクリーンショット

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動脈硬化症の新治療法=血管炎症抑える抗体で-岡山大など

(2009/11/20、時事通信)

脳梗塞(こうそく)の原因となるアテローム性動脈硬化症についての新治療法を発見したと、岡山大、就実大、オーストラリアのベイカー研究所の研究グループが19日明らかにした。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科薬理学分野の西堀正洋と就実大学薬学部森秀治らの研究グループは、オーストラリアベイカー研究所のアレキサンダー・ボビック教授の研究グループとの共同研究で、「アテローム性動脈硬化症」に対し、抗HMGB1抗体を使った抗炎症治療法が有効であることをマウスの実験モデルで証明したそうです。

アテローム性動脈硬化症とは、初めて聞く名称だったのですが、記事によると、

アテローム性動脈硬化症は、高脂血症高血圧症などが原因で、太い動脈血管の内膜層に細胞やコレステロールが集積し炎症を起こす。

という病気なのだそうです。

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■実験内容

アテローム性動脈硬化症にも有効な抗体医薬

(2009/11/27、岡山大学プレスリリース)

実際の動物実験は、ApoE ノックアウトマウスに高脂肪食を摂らせてアテローム性動脈硬化症を作成しました。高脂肪食を開始するのと同時に抗体の静脈注射を開始しました。抗体投与は、一週間に2回でこれを8週間続けました。その結果、対照抗体を投与したマウスでは、顕著なアテロームプラークが形成されましたが、抗 HMGB1 抗体投与マウスでは、形成が約60%抑制されました。局所に浸潤した単球細胞数、血管内皮細胞の活性化や単球遊走因子の発現量といったプラーク形成の指標は、平行してすべて抑制されました。以上の結果は、抗 HMGB1 抗体の投与が、動脈硬化巣の炎症局所における HMGB1 を中和することによって、炎症の進行に対し強い抑制作用を発揮することを示しています。

今回の研究によって考えられた治療法とは、炎症の原因とみられる物質の作用を中和する抗体(抗HMGB1抗体)を投与することで炎症が抑制されるというものです。

今回発見された方法であれば、根本的な治療法となる可能性もあるそうです。

今後の研究に期待したいですね。

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やせているイメージのフランス女性、26%が過体重 都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因?|調査

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by matthew Hunt(画像:Creative Commons)




痩身イメージのフランス女性、26%が過体重=調査

(2009/11/11、ロイター)

フランス人女性は一般的にスリムなイメージを持たれるが、その4分の1は過体重であることが、10日に発表された最新の調査で分かった。

フランス人女性の26%が過体重なのだそうです。

肥満が進んだ原因は何なのでしょうか。

調査にかかわったマリー・アリーヌ・シャルル博士は、都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因だと指摘。

ロイターとの電話インタビューで「肥満率は都市部で急上昇している。座りがちな仕事が多く、交通機関が発達していることから歩く機会が少ない上、食べ物もすぐに入手できる」と話した。

都市型の生活様式によって、運動する機会が少ないことが原因だと考えられるそうです。

自動車を利用せずに徒歩や自転車で移動すると肥満の予防になるによれば、欧州の都市は建物や施設が密集し、交通網が高度に発達していることが多く、アメリカの都市はスプロール化(都市が無秩序に拡大していくこと)が進み、公共交通機関のインフラは一般にそれほど整備されていないので、車を使わずに徒歩や自転車で移動するのが難しい場合があるそうです。

欧州人は年平均約381キロメートル歩き、約187キロメートル自転車で移動しているのに対し、米国人の徒歩での移動距離は年平均約140キロメートル、自転車での移動距離は約39キロメートルだ。

こうした運動量の差を体重に換算すると、欧州人は、米国人よりも約2.3〜4.1キログラム分余計にカロリーを消費していることになる。

ある研究によれば、欧州人は米国人の3倍の距離を歩き、5倍の距離を自転車で移動していることがわかっているそうです。

交通機関の発達していることが最大の要因というよりも、座りがちな仕事にポイントがあるのではないでしょうか。

【追記(2016/11/20)】

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

長時間座り続けることがなぜ健康に良くないのかということについて、これまでは体を動かす時間が少なくなることでエネルギー消費が減ってしまうためとか、座ることによって代謝に必要な仕組みがストップしてしまうためなどと考えていましたが、【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

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耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。







<消化器がん>少量の血液でがんの検出率を9割まで上げる診断方法を開発|金沢大グループ

blood test

by Markus Spiske(画像:Creative Commons)




<消化器がん>少量の血液で9割検出 金沢大グループ開発

(2009/11/20、毎日新聞)

少量の血液から遺伝子群の変化を調べ、従来より極めて高い確率で消化器がんを診断できる方法を、金沢大の金子周一教授(消化器内科)らのグループが開発、19日に発表した。

血液を用いた従来の方法ではがんを検出する確率は20%程度だが、9割にまで上げることができ、人間ドックや健康診断に導入すれば早期発見につながる。

同大学は既に特許を出願しており、来年には検診に応用したいとしている。

金沢大の金子周一教授(消化器内科)らのグループは、少量の血液から遺伝子群の変化を調べ、消化器がんの検出率を9割まで上げる診断方法を開発したそうです。

この方法を人間ドックや健康診断に導入すれば、ガンの早期発見につながりそうです。

今後、この方法が、がん検診などで利用されるようになるかもしれませんね。







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古代エジプト人のミイラも動脈硬化|動脈硬化を招く要因を検討する手掛かりに

Mummy

by Paul Hudson(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 古代エジプト人のミイラも動脈硬化|動脈硬化を招く要因を検討する手掛かりに




古代から動脈硬化まん延?=エジプトのミイラをCT調査

(2009/11/18、時事通信)

古代エジプトの上流階級では、中高年で動脈硬化症を患う人が多かったと、米カリフォルニア大などの研究チームが18日付の米医師会誌に発表した。

約4000年前までのミイラ20体をコンピューター断層撮影装置(CT)で調べたところ、心臓や動脈を確認できた16体のうち、9体に動脈の石灰化がみられた。

古代エジプト人のミイラをCTで調べたところ、動脈硬化を患っていることが分かったそうです。

この研究から、動脈硬化を招く要因が見つかるかもしれないそうです。

動脈硬化による心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞が死因になったかや、当時の食生活は不明。

しかし、現代の生活習慣上のリスク以外にも、動脈硬化を招く要因があるかどうかを検討する手掛かりになるという。

今後の研究に注目ですね。

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