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iPS細胞から肝細胞を作ることに成功|岡山大




iPS細胞から肝細胞 岡山大が成功

(2009/4/18、MSN産経)

岡山大病院(岡山市)の小林直哉講師らのグループが、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から肝細胞に含まれる「アルブミン」などのタンパク質をつくることに成功した。

岡山大病院の小林直哉講師らのグループがiPS細胞から肝細胞を作ることに成功したそうです。

この研究が進めば、肝不全患者らへの再生医療の可能性があるとして、注目されています。







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未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

Imperial Palace, Tokyo

by John Gillespie(画像:Creative Commons)




未熟児の出産率上昇 女性の「痩せ願望」が原因

(2009/4/12、JCASTニュース)

日本人女性の痩せすぎについて調査したのは、筑波大学大学院の曽根博仁教授が担当する研究チーム。BMI(ボディマス指数)と呼ばれる、世界共通の「肥満度」を示す指数に着目した。

BMIは体重を身長(メートル)の2乗で割った数で、日本肥満学会は標準値を22としている。

調査では、アメリカ、韓国の数値と比較した。

それによると、アメリカの男女性、日本男性、韓国男性は、10歳以降は成長と共にBMIも増えた。

BMIの数値は6歳以降、年齢とともに増加するのが一般的だ。

しかし、韓国女性は、18歳頃にBMIの増加が止まり、20代は横ばいだった。

そんな中、日本女に限っては15歳ごろにBMIの増加が止まり、20代は年齢とともに減少に転じたという。

つまり、日本の若い女性は世界的に見ても「痩せすぎ」ということだ。

痩せている方がよいという意識から、医学的に見て全然太っていない標準体型の女性がダイエットしてしまう……こうした女性が少なくないのでは、と見る曽根教授は「この結果は心配だ」と話す。

日本の女性の意識がやせている方が良いという意識が強いためか、太っていない標準体型の女性がダイエットしている傾向にあるようです。

また、世界的に見ても、日本の女性が特にやせ願望が強いようです。

しかし、こうした日本女性の「やせ願望」が、若い妊婦にも影響を与えており、記事によれば、未熟児の出産率が上昇しているそうです。

しかも、こうした「痩せ願望」の影響が、若い妊婦にも及んでいるという。

日本助産師会の市川香織さんは、「たしかにここ数年、痩せた妊婦さんは増えており、問題となっています」と明かす。

妊婦が痩せている場合、2500グラム未満の「低出生体重児」を出産するリスクが高くなるからだ。

実際、「低出生体重児」は増加傾向にある。

厚生労働省発表の人口動態統計によると、1990年の全出生数に対する低出生体重児は6.3%だったが、2004年には9.4%に上昇しているのだ。

市川さんによると、もともとBMIが低い女性が多いからだという。

そのため、妊婦となった後も体重が思うように増えず、早産して低体重の新生児を出産する可能性が高くなる。

低体重の新生児は将来太りやすく、生活習慣病にもかかりやすいとも指摘されている。

低出生体重児は将来太りやすく、生活習慣病になりやすいとも言われています。

こうした状況を改善するためにも、「できるだけやせているほうが美しい」というイメージを変えていく必要がありそうです。

そして、食習慣・生活習慣の改善も重要です。

「食事を3食きちんととること、早寝早起きを心がけることが大事でしょう。

朝食の欠食はいけません。

妊婦になったからといって、急に変えられるものではありません。

小さい頃からの習慣はそれほど大事です」

なお、こうした妊婦の「痩せ問題」に対して、厚生労働省では2006年2月1日、「妊産婦のための食生活指針」を発表。

母子の健康を確保するための、正しい食習慣を確立するよう呼びかけている。

将来の子供の健康のためにも、生活習慣の改善を行いましょう。

【関連記事】







【メタボ健診】非肥満でも血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば死亡の危険性が高まる|厚労省研究班が大規模調査

Street photos from Osaka

by Kevin Dooley(画像:Creative Commons)




<メタボ健診>非肥満でも危険大 厚労省研究班が大規模調査

(2009/4/16、毎日新聞)

厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター部長)が全国の40~69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになり、日本循環器学会誌などに発表した。

国は昨年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策を目的に肥満に重点を置いた特定健診を始めたが、研究班は「メタボ健診だけでは、太っていなくても病気を発症する危険性がある多くの人を見逃す危険性がある」と指摘。

特定健診は導入後3年で見直しされる予定で、今後の議論の大きな根拠になる可能性が高い。

厚生労働省研究班による大規模調査によれば、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることがわかったそうです。

太っていなくても血液検査の数値に異常があれば、病気の危険性があるということは皆さんわかっていることだと思います。

最近の傾向として、「メタボ=腹囲が基準値以上の人」と考える人もいるため、そのように考えている人に注意を促したいという意味で今回の発表をしたということなら、意味あることでしょう。







ナイトヨーグルト|ヨーグルトは朝じゃなくて、夜に食べると効果的!?

Yogurt

by John Benson(画像:Creative Commons)




gooキーワードセンターの注目キーワード(2009/4/16)で「ナイトヨーグルト」が取り上げられています。

「ナイトヨーグルト」で検索してみると、興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

ヨーグルトは朝じゃなくて、夜に効果あり?

(2009/4/10、東京ウォーカー)

最近ひそかに増えている「ナイトヨーグルト」。

意外だが、ヨーグルトを夜食べる習慣は、実は結構理にかなっている。

ヨーグルトの乳酸菌は寝ている間に便通をスムーズにする。

腸内環境が整うと、肝臓の負担も軽くなるというメリットがある。

ヨーグルトの故郷ブルガリアでは、二日酔い防止に水で薄めたヨーグルトを飲む習慣があるくらいで、お酒をよく飲む人には特におすすめだ。

就寝中に行われる骨の形成。

これに役立つカルシウムだが、ヨーグルトの場合は発酵成分の働きによって吸収しやすくなるという特徴がある。

ビタミンAやB群、タンパク質など不足しがちな栄養も補給できるので、食生活が片寄っている時にはぜひ必要だ。

ストレスを受けると腸内の善玉菌が減るため、ストレスで胃が痛い…なんて時にも強い味方。

胃がんの原因となるピロリ菌や夜に分泌が増える胃酸からも胃を守ってくれる。

ナイトヨーグルトは、健康に良いようですね。

記事の中から、ナイトヨーグルトの健康効果をまとめてみます。

  • 腸内環境が整うと、肝臓の負担も軽くなるというメリットがある。
  • 就寝中に行われる骨の形成。
  • ビタミンAやB群、タンパク質など不足しがちな栄養も補給できる。
  • 胃がんの原因となるピロリ菌や夜に分泌が増える胃酸からも胃を守ってくれる。

記事では、さらにナイトヨーグルトを薦める3つのポイントもありました。

  • 善玉菌を増やす手伝いをし、腸内細菌のバランスが改善
  • 虫歯予防
  • 美肌

なんだか結構いいことづくめの「ナイトヨーグルト」。

ぜひ試してみてはいかがですか。







米4歳児の5人に1人が肥満 人種間で歴然の差|米オハイオ州立大

Kid

by Teresa Qin(画像:Creative Commons)




米4歳児の5人に1人が肥満 人種間で歴然の差

(2009/4/12、CNN)

米国内で4歳の子どもたちのBMI(体格指数)を調べた結果、全体の2割近くが肥満に分類されることが、米オハイオ州立大の疫学研究者らの研究で明らかになった。

米オハイオ州立大の疫学研究者らの研究によれば、アメリカで4歳児のBMIを調べた結果、全体の2割が肥満だったそうです。

アメリカのみならず、世界中で子供の肥満が問題になっています。

もうひとつこの調査結果で分かったことが、4歳児までの時点でも人種間で肥満率に差が生まれているということなのだそうです。

人種別では、先住民系の31・2%、中南米系の22%、黒人の20・8%、白人の15・9%、アジア系の12・8%が、それぞれ肥満に該当したという。

「この年齢までに人種間でこれほど大きな差が出るとは驚きだ」と、アンダーソン氏は語る。

人種間でこれほどの差が生まれるのは、食事などの生活習慣や文化的・社会的背景も関係しているようです。

米国では子どもの肥満をめぐり、学童の運動不足や、学校の自動販売機などで簡単に手に入る甘い清涼飲料、菓子などが原因として指摘されてきた。

だが今回の研究では、肥満の問題は子どもたちが学齢に達する前から始まっていることが明らかになった。

<中略>

ハーバード医大小児科のマイケル・リッチ准教授も「肥満には文化、社会的背景がある。

たとえば、スラムに暮らす子どもたちは外が危険なので家の中で過ごすことが多く、近所で生鮮食品が手に入らないため、家族の食事も不健康になりがちだ」と指摘。

そのうえで、幼いうちに家庭での生活や食事を見直す必要があると話している。

4歳児の時点で肥満であるということは、学校に入ってから肥満になっている子供が増えているのではなく、学校に入る以前から肥満であり、学校に入ってからの環境が問題ではないということです。

文化的・社会的背景から家で過ごすことが多い子どもたちがおり、そうした子供たちが肥満になりやすいのかもしれません。

子どもの肥満は健康にとってどのような影響をもたらすのでしょうか。

スタンフォード大医学部で肥満問題の研究を率いるトム・ロビンソン博士は、「4歳という早い時期に肥満が始まっているのは憂慮すべき事態。

小児糖尿病や心臓病、体重を支えきれないことによる筋骨格疾患につながる危険性が高い。

また、子ども時代の体重が重いほど、大人になって肥満が続く確率も高くなる」と警告。

さらに「人種ごとの生物学的な要因ももちろん考えられるが、肥満の大きな原因は生活様式などの環境にあることが分かっている」と話す。

 

子どもの肥満はのちの糖尿病などの生活習慣病になるリスクを高くします。

安心して生活できるように改善し、家庭内での食事を見直すことが、子供の肥満を減らすうえで重要になりそうです。