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高脂血症とコレステロール・中性脂肪についての記事がありましたので、ご紹介。
高脂血症の診断
(2008/8/27、毎日新聞)
コレステロールの中でも大事なのは、「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールと、「善玉」のHDLコレステロールです。
LDLコレステロールは増えすぎると、血管にたまっていき、動脈硬化を引き起こします。
一方、HDLコレステロールは血管の中の不要なコレステロールを肝臓に戻す役割をします。
よってLDLコレステロールは少ないほうが、HDLコレステロールは多いほうがいいのです。
中性脂肪は生活習慣の乱れから増えることが多く、肥満や高血圧、糖尿病といった他の病気も起こすことがあるので注意が必要です。
この記事では、LDLコレステロールは少ないほうがよいと書いてありますが、しかし、なくなっていいものではありません。
コレステロールには、細胞膜を作る・筋肉を作るホルモンの原材料・栄養分の分解・栄養を吸収する胆汁酸の原材料、としての役割があります。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、これらの役割を持つコレステロールを体内に供給する役割をしています。
何事もバランスです。
バランスよい食事をすることでコレステロール値を適切な値にすることが重要だと思います。
→ 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす食事・食品 について詳しくはこちら
■LDLコレステロール値を下げる方法
タウリンを含む食べ物
肝臓機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。
肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。
肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。
タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。
肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。
魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。
→ タウリンを多く含む食品 についてはこちら。
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食物繊維の多い食べ物
食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。
→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら
大豆製品
大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。
大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。
植物油
植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。
HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。
マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。
→ 中性脂肪を下げる食品・食事 について詳しくはこちら
ヨーグルト(乳酸菌)
毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。
→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら
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りんご
オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。
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オメガ3を含む食べ物
悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の多い食事にしましょう。
→ オメガ3脂肪酸を多く含む食品 について詳しくはこちら
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→ LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らすには について詳しくはこちら
悪玉コレステロールを下げる食品ニュース
■中性脂肪を下げる食事
●青魚(DHA・EPA)
サバダイエットで中性脂肪・コレステロールの数値改善によれば、サバにはDHAやEPAが多く含まれており、DHA・EPAは中性脂肪を下げる効果や血管を柔らかくする効果があることから、動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きがあるといわれています。
魚うどん(EPA)で血管若返り|たけしのみんなの家庭の医学によれば、体重が97キロで、血糖値、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、中性脂肪値が基準値を超えていた人が、魚うどん(青魚のトビウオを原料にした魚のすり身で作られたうどん)を食べたことで、体重が-14キロになり、すべての数値が症状に戻ったそうです。
●ゴマ
なぜゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少するのか?によれば、ゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少したそうです。
ゴマリグナンには肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあります。
体の細胞にはペルオキシソームという、脂肪を分解する働きをする物質があるのです。
ゴマに含まれるセサミンがペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めることがわかってきています。
●酢しょうが
酢しょうがで中性脂肪抑制・血管若返り|酢しょうがの作り方|サタデープラス 1月30日によれば、酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。
●果糖の摂り過ぎに気を付ける
食後高脂血症|果糖のとりすぎは中性脂肪の増加につながる!?|ためしてガッテン 9月24日によれば、果糖の一部は中性脂肪に変わる性質があるものの、果糖には満腹感を感じにくいという特徴があるため、とりすぎてしまいがちです。
中性脂肪値が高めの方、中性脂肪値が気になる方は、果糖を取りすぎている可能性があるため、チェックしてみてくださいね。
●レンコン
レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少によれば、プロアントシアニジンは、肝臓の中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。
プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。
■トマト
トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝やメタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。
トマトジュースでコレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善によれば、脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。
■中性脂肪を減らす運動
AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)
宮下政司 次席研究員 (早稲田大学スポーツ科学学術院)が、有酸素運動の効果に関して画期的な研究成果を発表したそうです。
自転車こぎ 3分間の運動を一日に10回をしてもらいます。
翌日、脂肪を多く含んだ食事をとってもらい、血液中の中性脂肪の量を詳しく調べたところ、前日運動しない場合に比べ、中性脂肪値が下がっていることがわかったそうです。
運動後1日たっても筋肉に脂肪がたまりにくくなっていたということです。
脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。
藤井宜晴教授(首都大学東京)
筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。
インスリンと同等くらい強力なのだそうです。
宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)
どんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。
■まとめ|コレステロールと中性脂肪との違い
中性脂肪とコレステロールはどちらも脂質の一種ですが、役割が違います。
中性脂肪は、エネルギー源で、余分な中性脂肪は、肝臓などに蓄えられます。
コレステロールは、細胞膜を作ることや筋肉を作るホルモンの原材料となります。
→ コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら
→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら
→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら
→ 中性脂肪を減らす方法(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら
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■コレステロール関連ワード
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