「がん」カテゴリーアーカイブ

小沢征爾さん、食道がん治療専念のため公演中止

小沢征爾さん食道がん、治療専念で公演中止

(2010/1/7、読売新聞)

ウィーン国立歌劇場音楽監督を務める指揮者の小沢征爾さん(74)に初期の食道がんが見つかった。

指揮者の小澤征爾さんに初期の食道ガンが見つかったそうです。

食道がんの治療に専念するため、公演は中止になったそうです。

まずは健康が第一です。

しっかりと治療に専念してください。

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米「40代の乳がん検診でのマンモグラフィー勧めず」で波紋

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by IAEA Imagebank(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 乳がん > 米「40代の乳がん検診でのマンモ勧めず」で波紋




以前「乳がんマンモグラフィー定期検診で議論沸騰=40代勧めず-米政府作業部会」という記事を取り上げたのですが、このニュースが40代の女性に影響を与えているそうです。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか?

それは、アメリカ政府の予防医療作業部会は、乳がんの予防に有効とされるマンモグラフィー検診の40代の定期検診は勧めないという勧告を発表したことに端を発します。

この発表を受け、アメリカ国内でも議論を呼んでおり、日本でもこの議論の影響が出ているようです。

 

40代の乳がん検診は?

(2010/1/5、産経新聞)

米政府の予防医学作業部会(USPSTF)が「マンモグラフィーによる定期検診は40代の女性には向かない」と勧告したのは、この年代では良性でも「がんの疑い」と出て過剰診断となる例が起こりやすく、実質的なメリットが小さいとの判断があった。

この米部会の勧告が日本でも報じられると、「無料クーポン券での検診を申し込もうと思っていたのにどうしたらいいのか」(東京都内に住む45歳会社員)などと40代に動揺が広がった。

アメリカ政府の作業部会の勧告により、日本でも40代の女性に検診を受けたら良いのかどうかという戸惑いが広がったそうです。

アメリカ政府の勧告は日本にも影響があるのでしょうか。

米政府の勧告は日本の検診体制に影響するのか。

厚生労働省は「現時点で乳がん検診体制を見直す予定はないが、日本でも(米国の勧告のような)状況があるのか調査を検討したい」とする。

現時点では、日本の乳がん検診体制を見直す予定はないそうです。

これには、アメリカと日本の乳がんにかかる年齢差に理由があるのかもしれません。

また、乳がんの早期発見を呼びかけるNPO法人「乳房健康研究会」の副理事長で、聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンターの福田護院長は「長期的な乳がん検診体制を検討する場合、影響を受ける可能性もある」。

その一方で、これから検診をと考えている40代女性には、「定期的な乳がん検診の場合はこれまで通り、マンモグラフィー検診を受ければよい」と話す。

理由として、米国と日本で乳がんにかかる年齢に差があることを挙げる。

「今回の勧告は、40代の検診の有効性を単純に否定したものではない。

米国では相対的に閉経後の高齢者が乳がんにかかる確率が高く、日本では40代後半から罹患(りかん)率が高くなる。

そのため、日本の方が40代のマンモグラフィー検診による効果は相対的に高いと考えられる」

日本では、40代後半から乳がんの罹患率が高くなるため、40代のマンモグラフィー検診による効果が高いそうです。

しかし、この情報に関しては、今後も注目して行きたいですね。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







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ノーベル医学賞、寿命をつかさどるテロメアとテロメラーゼ酵素とは?




ノーベル医学賞、寿命をつかさどるテロメアとテロメラーゼ酵素とは?

(2009/10/6、AFPBB)

5日に発表された2009年のノーベル医学生理学賞(Nobel Prize for Medicine)は、米カリフォルニア大(University of California)のエリザベス・ブラックバーン(Elizabeth Blackburn)教授、ジョンズ・ホプキンズ大(Johns Hopkins University)のキャロル・グレイダー(Carol W. Greider)教授、ハーバード大(Harvard University)のジャック・ゾスタック(Jack W. Szostak)教授の3氏が受賞したが、受賞理由は「寿命のカギを握るテロメアとテロメラーゼ酵素の仕組みの発見」だった。

テロメアとテロメラーゼ酵素について検索すると、「寿命のカギを握るテロメアとテロメラーゼ酵素の仕組みの発見」でノーベル医学賞を受賞したとの記事を見つけました。

テロメアと老化にどのような関係があるのか、詳しく紹介されています。

■老化との関連性

「TTAGGG」の塩基配列の繰り返しから成るテロメアの長さ、ならびにテロメラーゼ酵素による修復作業は、目には見えないが老化プロセスにおいては重要な役割を果たしている。

テロメアは、細胞が分裂するたびに短くなっていく。

テロメラーゼはテロメアを部分的に再建するが、テロメアが「ヘイフリック限界(Hayflick limit)」として知られる一定の限界を超えて短くなると、細胞は死んでしまう。

テロメラーゼの量の少なさは、早期の細胞死と早期老化に関連している。

テロメラーゼの異常は、極めてまれではあるが、慢性貧血など症状が重い病気の原因となる。

テロメアは、細胞が分裂する度に短くなっていくそうで、テロメアはテロメラーゼによって再建されますが、限界を超えて短くなると細胞が死んでしまうそうです。

 

そう考えると、テロメラーゼ酵素を体内に多く取り入れれば、寿命が長くなると考えてしまいがちですが、実はそうではないそうです。

テロメラーゼが初めて発見された当初は、この酵素を体内に多くとり入れることで長寿命化が可能との憶測が盛んだったが、今は慎重なムードが漂っている。

テロメラーゼの濃度が高いとかえって害を及ぼす可能性があることがわかったためだ。

例えばがんの場合、活性化されたテロメラーゼはがん細胞を際限なく分裂させ、がんの特徴である「細胞の不死」を引き起こしてしまう。

テロメラーゼの濃度が高いとかえって体の健康に良くないそうです。

このことは少し残念なことでしたが、テロメラーゼとガンとの関係はがん治療薬の開発につながったそうです。

■有望ながん治療薬のきっかけに

だが、この発見は、テロメラーゼを抑制したり、テロメラーゼを発現させる細胞を攻撃するがん治療薬の開発につながった。

約10年間の研究を経て、初めての臨床試験が現在欧米で行われている。

テロメラーゼは、人間のほぼすべてのがん性腫瘍(しゅよう)で活性化されるが、正常な細胞ではたいてい不活性であるため、化学療法においては理想的なターゲットだという。

つまり、テロメラーゼを不活性化する薬は、すべてのがんに働くうえに副作用がほとんどない可能性があるという。

テロメラーゼを不活性化することでがん治療に役立つのではないかと考えられ、研究が行われているそうです。

 

また、テロメアは病気のかかりやすさの指標にもなるのではないかと考えられいるそうです。

■テロメアの短さと病気のかかりやすさ

一方、テロメアは病気へのかかりやすさに関する生体指標だと考えられるようになっている。

2007年に英国で行われた中高年の男女1500人を対象にした研究では、テロメアが最も短いグループが5年以内に心臓病を発症する確率は、テロメアが最も長いグループの2倍であるという結果が出ている。

その理由は明らかではないが、短くなったテロメアが動脈壁の損傷部分の細胞の修復を妨げていることが考えられる。

ブラックバーン教授は2004年、精神的負担が体に影響を及ぼすという、いわゆる「心身相関」を調べるための実験を行った。

その結果、母親が子どもを看病する時間が長いほど、母親のテロメアは短く、テロメラーゼのレベルは低く、テロメアやDNAが破壊される酸化的ストレスは高いことがわかった。

今後ますますテロメア・テロメラーゼに関する研究が進むと思いますので、今後も注目したいと思います。







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井上ひさしさん、肺がん公表

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井上ひさしさん、肺がん公表

(2009/12/16、読売新聞)

劇作家の井上ひさしさん(75)が肺がんで闘病中であることが15日、分かった。

<中略>

井上さんは10月末に肺がんが判明。11月上旬から抗がん剤治療を受けている。

井上ひさしさんが肺がんであることを公表しました。

記事によれば、経過は良好なのだそうです。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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グルコラファニンの含有量が、従来種より数十倍多いケールの新品種「ハイパール」を共同開発|長野県とキリンホールディングス

A Chiffronade of Kale

by Don LaVange(画像:Creative Commons)

※こちらの画像は「ケール」ですが、「ハイパール」ではありません。




<ケール>がん予防…有効成分数十倍の品種、長野県など開発

(2009/11/26、毎日新聞)

長野県とキリンホールディングス(HD)は、がん予防につながる成分グルコラファニンの含有量が、従来種より数十倍多いケールの新品種を共同開発した。

ケールは、青汁の原料に使われるアブラナ科の野菜で、収穫量も多く、成分の大量摂取が期待できる。

ケールの機能性成分高含有系統「ハイパール」を育成~独自の分析技術を活用し、短期間での育種素材の選抜に成功~

(2010/10/23、キリン)

ブロッコリー、ケールなどのアブラナ科植物の特徴的な成分の一つであるグルコラファニンは、第二相解毒酵素誘導作用※1を有するとの知見が報告されているスルフォラファンの前駆体※2ですが、今回、ケールのグルコラファニン含量を測定する独自の分析法を開発し、多くの系統から効率的に選抜、掛け合わせを行った結果、グルコラファニン高含有のケール新品種「ハイパール」の育成に成功しました。
※1 生体内の解毒反応は二段階に分かれており、二段階目の解毒反応(第二相)で働く酵素の生成量を増やす作用。この酵素は肝臓の細胞に存在しており、体内に摂取された発がん物質を無毒化する機能を持つ。
※2 生合成経路上、ある物質の前に位置する物質。A→B→Cの経路でAはBの前駆体、BはCの前駆体となる。

長野県とキリンホールディングスは、がん予防につながる成分として注目される「グルコラファニン」の含有量が従来種よりも数十倍多いケールの新品種「ハイパール」を共同開発しました。

ケールには、ガン予防につながる成分グルコラファニンが含まれているそうで、ケールは、青汁として摂取できるので、注目が集まるかもしれません。




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