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喫煙者は野菜摂取でがんのリスクが増加する!?|オランダで新研究結果




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by Naotake Murayama(画像:Creative Commons)

喫煙者は野菜摂取でがんのリスク増加=オランダで新研究結果

(2009/4/16、時事通信社)

喫煙者が果物や野菜を食べることで、大腸がんにかかるリスクが増加する恐れ―。

こんな意外な研究結果が15日、オランダ国立公衆衛生・環境研究所により明らかにされた。

それによると、果物や野菜をたくさん摂ることは、非喫煙者にとってはがんのリスクを減少させるが、喫煙者には逆の効果があるらしい。

同研究所の声明によると、1日に600グラム以上の野菜や果物を食べる人は、220グラム以下の人より20―25%、大腸がんになる率が低いとみられるが、喫煙者の場合は、野菜や果物の摂取は逆に発症率を増加させるという。

このニュース記事を見ると、まるで、果物や野菜を摂取することで大腸がんになりやすくなるという誤ったイメージがつきかねません。

喫煙者の方が誤って野菜を食べないようになってしまう恐れがあります。

しかし、本当のメッセージは記事の最後にありました。

同研究所の担当者はAFP通信に対し「だからと言って喫煙者は野菜を食べるべきではないということにはならない。たばこをやめなさい、というのが結論だ」と話している。

記事のヘッダーに持ってくるべきメッセージが最後にあるために、「タバコをやめたほうがよい」というメッセージが伝わってこないのが残念です。

タバコをやめて、果物や野菜を摂るようにしましょう。







太り気味の人が、やせ型より7年長生きする!?|厚労省調査




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by peteandcharlotte(画像:Creative Commons)

やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査

(2009/6/10、読売新聞)

40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、太り気味の人が最も長命であることが、厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の大規模調査で分かった。

最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。

厚生労働省の研究班によれば、太り気味の人がやせ型より7年長生きだということがわかったそうです。

メタボ対策やメタボ健診に疑問を抱いている人には、うれしい情報となったかもしれません。

しかし、この記事にはもうひとつ注意してみてほしい部分があります。

同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。

肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。

どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。

太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性があるという。

この研究で分かったことは、肥満の人は、生活習慣病の治療が長期となることが多く、医療費負担が重くなるということです。

この記事から考えられる一つの考えとしては、太り気味の人は、定期的に病院に通うことになることが多く、そのため、やせ型の人に比べて体の健康の心配をする人が多いために、長生きになっているのではないでしょうか。

大事なのは、生活習慣病にかからずに長生きすること。

太っていいというわけでは決してないのです。







宇宙頭痛、新しい宇宙病か|長期滞在中、頭が爆発するあるいは異常に重くなるような頭痛を経験

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by Photo by Thomas(画像:Creative Commons)




“宇宙頭痛”、新しい宇宙病か

(2009/6/5、ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト)

今回の研究は学術的なアンケート調査に基づくもので、宇宙飛行経験者の多くが宇宙飛行中や国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在中に、頭が“爆発する”あるいは“異常に重くなる”ような頭痛を経験したと伝えている。

宇宙飛行経験者の多くが、宇宙での長期滞在中に頭痛を経験していたそうです。

将来的に宇宙旅行や宇宙への長期滞在が期待される中、この宇宙頭痛は厄介な病気なのかもしれません。

この宇宙頭痛の原因はまだ分かっていないようです。

研究チームの一員でオランダにあるライデン大学医療センター(LUMC)のアラ・ヴェイン氏は、「このような感覚を引き起こす原因はまだ完全に解明できていないが、これまで疑いの濃かった宇宙酔い(宇宙動揺病)によるものではないことはわかった」と話す。

記事の中では、宇宙頭痛の原因として、顔面浮腫や空気の循環の悪さが関係しているのではないかとしていますが、もう一つ考えられることとしては、たまたま宇宙に行って頭痛が起きただけかもしれないそうです。

今後、宇宙頭痛については研究が必要なようですね。







三國連太郎さん、心筋梗塞手術|映画のために受けた検査で心電図に異常が見られ、緊急カテーテル手術

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■三國連太郎さん、心筋梗塞手術|映画のために受けた検査で心電図に異常が見られ、緊急カテーテル手術

三國連太郎 心筋梗塞手術していた!

(2009/6/5、デイリースポーツ)

俳優・三國連太郎(86)が4月下旬に「心筋梗塞(こうそく)の疑いあり」と診断され、緊急カテーテル手術を受けていたことが4日、分かった。

三國連太郎さんが心筋梗塞のための手術を行なっていたそうです。

記事によれば、三國さんには、自覚症状がなかったそうですが、映画のために受けた検査で心電図に異常が見られ、緊急手術を行なったとのこと。

つまり、映画が命を救ったといえそうです。

→ 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







【関連記事】

【心筋梗塞と有名人】

京大がiPSバンク構想…5年後目標、再生医療スムーズに




iPS細胞に関するニュースが最近よく注目されていますね。

今回は、iPSバンク構想についてのニュースです。

京大がiPSバンク構想…5年後目標、再生医療スムーズに

(2009/6/4、読売新聞)

京都大の山中伸弥教授は4日、様々な臓器の細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を集めた再生医療用のバンクを5年後を目標に作る構想を明らかにした。

京都大学では、iPSバンクを作る構想があるそうです。

iPS細胞を作るには時間がかかり、緊急で治療に必要な場合は間に合わないそうです。

そこで、予めiPS細胞を用意しておけば、緊急時の治療にも利用できることが期待できます。

【追記(2016/6/5)】

「iPS細胞バンク」を承認 京大病院、医療向け

(2012/11/6、日本経済新聞)

京都大学iPS細胞研究所は、iPS細胞を再生医療向けに蓄える「iPS細胞バンク」計画が京都大病院の倫理委員会で承認されたと発表したそうです。

今後、移植しても拒絶反応の起こりにくいiPS細胞のタイプをそろえて、5年以内に再生医療の臨床研究などに利用できる体制を整備していくそうです。