「子供」カテゴリーアーカイブ

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカ




■葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカ

are you eating fruits?

by Rakesh Rocky (画像:Creative Commons)

葉酸の強制摂取は子どもの先天病の予防に有効

(2015/1/25、Medエッジ)

米国では国を挙げて、食品に葉酸を加える対策を進めてきた。結果として、子どもの先天病で脊髄の形成異常である「神経管欠損症(NTD)」を未然に防ぐことに成功したと報告した。

<中略>

1992年、米国では将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、1日400μg(μは100万分の1)の葉酸を摂取するよう推奨し、子どもの神経管欠損症などの先天性障害の予防への介入を始めた。

アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しているそうです。

→ 妊娠中に摂取したい葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら



また、記事によれば、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いだのだそうです。

日本においても、厚生労働省が、葉酸の1日の必要量は、約240μg。妊娠の可能性のある女性は約400μgを推奨しています。

【関連記事】

ただ、葉酸を過剰に摂りすぎるのは注意が必要で、過剰に摂り過ぎると胎児に悪影響が出るおそれがあるということから、厚生労働省は、通常の食事以外に、加工食品やサプリメントで摂取する葉酸の1日の上限量を1ミリ・グラムと定めています。

今回の記事によれば、ヒスパニック系の女性については、葉酸摂取が低い状態が続いているということでしたが、肥満と生活保護・貧困との関係-米によれば、経済的に貧しい地域と肥満の地域に関連がある理由としては、栄養バランスのとれた食事の重要性を知らなかったり、どんな食品をとれば健康になれるのかということを知らないということが考えられます。

日本でいえば、葉酸は野菜と果物に含まれているものですから、余りにも偏った食事でなければ、ある程度の葉酸は摂取できるものであり、妊娠の可能性のある女性が少し心掛ける程度でいいのではないでしょうか。

ただ、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しない単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%ということもありますので、もしかすると、日本でも強制的に葉酸を摂取するようになることになるかも知れません。









【関連記事】
続きを読む 葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカ

子供のときから紫外線を浴びる量が多いほど、眼の病気になりやすく老化も早い!?|紫外線強度が高いタンザニアでは、35歳くらいから老眼になる人が多い!

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 紫外線と目の病気 > 瞼裂斑 > 中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を




■子供のときから紫外線を浴びる量が多いほど、眼の病気になりやすく老化も早い!?|紫外線強度が高いタンザニアでは、35歳くらいから老眼になる人が多い!

Love is in the Air

by Virginia State Parks(画像:Creative Commons)

紫外線で失明も!? 子供にも春からサングラスを!

(2016/4/23、プレジデント)

紫外線により、白目の部分が黄色っぽく変色したり盛り上がったりする病気「瞼烈斑(けんれつはん)」が発生しやすくなる。瞼烈斑は充血やドライアイの原因になる。さらに紫外線のダメージを受け続けると、失明につながる場合もあるそうだ。

「長期間紫外線をたくさん浴びれば、老眼や白内障の発症年齢も早まります。屋外で活動した後に、子供の目が充血していたら紫外線のダメージを受けた証拠です」

佐々木先生はそう指摘する。

紫外線強度が高いタンザニアでは、35歳くらいから老眼になる人が多いそうだ。

金沢医科大学眼科学講座の佐々木洋主任教授の研究グループが日本とタンザニアのの小中高生の眼の病気を比較した調査によれば、子供のときから紫外線を浴びる量が多いほど、眼の病気になりやすく老化も早いそうです。

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策をによれば、金沢医科大学が中学生に対して行なった調査によれば、次のようなことがわかっています。

●学年が上がるほど有所見率が高くなった。

●所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長い。

●メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かった。

つまり、紫外線を浴びる量が多いほど、目の病気である瞼裂斑を発症しやすいということです。

目の紫外線対策としては、子どもが外で遊んだりスポーツをする場合には、UVカットのサングラス(横からの紫外線を遮るスポーツグラス)をかけたり、つばの広い帽子(つばが7㎝以上の)をかぶりましょう!

→ 瞼裂斑の症状・原因・予防・対策 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 子供のときから紫外線を浴びる量が多いほど、眼の病気になりやすく老化も早い!?|紫外線強度が高いタンザニアでは、35歳くらいから老眼になる人が多い!

【#母乳育児】母乳のみで赤ちゃんを育てる保護者が生後1カ月と3カ月でともに5割を超えた|2015年度乳幼児栄養調査




【目次】

■【母乳育児】母乳のみで赤ちゃんを育てる保護者が生後1カ月と3カ月でともに5割を超えた|2015年度乳幼児栄養調査

Breastfeeding (www.pusteblumenbaby.de)

by Maja(画像:Creative Commons)

「母乳で育てた」5割超 生後1・3カ月、厚労省調査

(2016/8/24、日本経済新聞)

厚生労働省が公表した「2015年度乳幼児栄養調査」によれば、母乳のみで赤ちゃんを育てる保護者が生後1カ月と3カ月でともに5割を超えたそうで、5割を超えたのは、1985年度の調査開始以来初めてのことだったそうです。

■母乳育児のメリット

授乳に関する現状|厚生労働省

母乳育児には、1.乳児に最適な成分組成で少ない代謝負担、2.感染症の発症及び重症度の低下、3.母子関係の良好な形成、4.出産後の母体の回復の促進などの利点があげられる。

近年、母乳栄養とその後の健康への影響との関連を検討した研究では、母乳栄養児のほうが人工栄養時に比べ、肥満となるリスクが低い、収縮期血圧及び拡張期血圧ともにわずかに低いと推定されたが心血管疾患による死亡リスクの検討では有意な結果はみられていない、2型糖尿病の発症の検討では小児及び成人での糖尿病の発症リスクが低いという報告がみられている。

母乳育児による子どもへの健康の影響に関する知識が広まったことから、母乳のみまたは粉ミルクと母乳の併用で育てる割合が増えているのかもしれません。

母乳育児された子どもは行為障害が少ない、南ア研究

(2016/6/22、AFPBB)

1500人以上の子どもを対象に南アフリカで実施されたこの研究で、母乳育児の期間と、7歳から11歳までの子どもの行為障害の兆候との間に強い関連があることが分かったという。

 論文によると、世界保健機関(WHO)が奨励するように生後6か月間に母乳のみで育てられた子どもは、母乳育児が1か月未満だった子どもと比べ、行為障害が56%低かった。

生後6か月間に母乳のみで育てられた乳児は小学生になった時の行為障害が少ないとする論文が出されたそうです。

■授乳についての悩み

赤ちゃんに授乳するうえでの悩みは、「母乳が足りているかどうかがわからない」「母乳が不足気味」「授乳が負担」というものがありますが、お母さんたちにとっては母乳が出ないという悩みはつらいものがあると思います。

わたしが母乳育児を選んだわけ

(2014/1/5、foodisco)

母乳がでないです。そういうママさんいると思います。

私も実際そうだったんですよ。

最初の子供のときは1週間たっても一回にとれる母乳が20CCくらいで赤ちゃんには全然足りなかったです。

産院では記録を取るのですが、母乳が出ていない、子供の体重が減っていますと言われて、

お腹がすいている我が子にミルクを与えようかと何度も泣いたものです。

「母乳が足りているかどうかがわからない」「母乳が不足気味」と言葉にすると短いですが、おなかがすいているかもしれない赤ちゃんに対して母乳が出ていないお母さんにとっては涙が出てしまうほどつらいことのようです。

母乳を出す方法のアドバイスや授乳を楽にする方法などを様々な方法で解決していくことによって、もっとお母さんたちの不安が解消していくのではないでしょうか。

母乳育児推進の問題点――粉ミルクは本当に悪いのか!?

(2016/1/14、ハフィントンポスト)

日本でも医師、助産師、栄養士を中心に母乳育児に対する指導が加熱しています。その一方で、母乳育児推進には問題点も見られるようになってきました。

小児科専門医の森戸やすみさんによれば、母乳育児が推進される一方で、1.専門家が少なくデマが多いこと、2.情報提供が偏っていること、3.無理な完母にはリスクがあること、といった問題点もあるようです。

じつは「母乳育児成功のための10か条」の発表以降、母乳性高ナトリウム血症や低血糖脳症の報告が増えています(※6)。赤ちゃんが母乳の不足から、脱水や高ナトリウム血症になると、播種性血管内凝固症候群、脳浮腫、けいれん、腎不全、頭蓋内出血、血栓塞栓症などの致死的合併症が起こったり、神経学的後遺症が残ったりすることがあるのです。また、低血糖脳症になると、易刺激性や傾眠、無呼吸発作、低体温などの急性症状が生じたり、発達障害や皮質盲などの後遺症が残ったりすることもあります。

(※6)大橋敦他「日本小児科学会雑誌」2013 117(9)p1478-1482

母乳育児の良さをどんなに理解していても、すべてのお母さんが同じように母乳が出るわけではありません。

その日の体調によっても母乳が出ない日もあるでしょう。

母乳育児を過度にすすめることや粉ミルクのリスクを過剰に伝えてしまうことによって、母乳育児にこだわり過ぎてしまい、母乳が不足してしまい、赤ちゃんの健康に影響を与えるケースもあるようです。




■液体ミルク

Last bottle of formula

by Brian Hart(画像:Creative Commons)

液体ミルク、20年販売目標…五輪海外客に対応

(2017/2/2、読売新聞)

欧米では液体ミルクが普及しており、政府と都は「五輪観戦で来日する育児中の親のニーズは高い」(内閣府幹部)との認識で一致している。一方、業界内には設備投資による採算性などを理由に慎重論もある。

政府は、液体ミルクの国内販売について、2020年の東京五輪・パラリンピックで来日する海外客に対応するため、2020年の開始を目標とする方針なのだそうです。

なぜ海外で一般的になっている液体ミルクは普及しなかったのでしょうか?

日本産の液体ミルクはどのようなものになる? 粉ミルクメーカーに聞いてみた

(2016/11/22、マイナビニュース)

1.液体になる栄養成分の減りが早くなる

液体になると、成分の減りが粉に比べてさらに早くなってしまうので、その点を解決する技術が必要となってくるでしょう。

2.流通コストがかかる

粉に比べて流通コストがかかること、少子化が進んでいる中で、液体ミルクを作るための新しい設備にどれだけ投資できるのかという課題もあります。

3.長期保存を可能とする食品添加物が日本で使用できるかどうかわからない

液体ミルクの長期保存を可能にするために、海外で使われている食品添加物が日本で乳児用液体ミルクに使用できるかは分かりません。

4.日本では「ミルクは白い」という概念がある

常温保存が可能な液体ミルクを作るためには、ミルクに強い熱をかけて殺菌する必要があるのですが、そうすると、どうしても褐色に近い色になります。

乳児用液体ミルク、今夏にも解禁…災害備蓄に利用も

(2018/3/12、読売新聞)

液体ミルクは、欧米では広く普及しており、11年の東日本大震災や16年の熊本地震の際には緊急支援物資として届けられ、被災者に重宝された。こうした経験から、政府は、液体ミルクは日常の育児だけでなく、災害時にも有効とみて販売解禁を目指すことにした。

政府は、乳児用液体ミルクの国内販売を今夏にも解禁する方針で、育児負担の軽減や災害備蓄への利用につなげたいと思っているそうです。

厚生労働省が専門家部会で、液体ミルクの規格基準を新たに定める省令改正に向けて手続きを始める方針を示しています。

■まとめ

母乳育児の良さについてここまで紹介してきましたが、人によっては母乳で育てたくても育てることができない人がいることも事実です。

そうしたママたちにとってはこうした母乳育児の良さを伝えるニュースはストレスにもなってしまうかもしれません。

周りの人たちは母乳で育てたくても育てられないママたちがいるという現状を知ることで、より良い接し方ができるようになるのではないでしょうか。







【参考リンク】
続きを読む 【#母乳育児】母乳のみで赤ちゃんを育てる保護者が生後1カ月と3カ月でともに5割を超えた|2015年度乳幼児栄養調査

あごが痛い!顎関節症は国民の2人に1人になる病気!?子どもの患者も増加中

> 健康・美容チェック > 顎関節症 > あごが痛い!顎関節症は国民の2人に1人になる病気!?子どもの患者も増加中




【目次】

■あごが痛い!顎関節症は国民の2人に1人になる病気!?子どもの患者も増加中

TMJ (262/365)

by reallyboring (画像:Creative Commons)

「顎関節症」 子供の患者が増加中 食生活の変化 新たな治療法も

(2009/6/24、産経新聞)

国民の2人に1人がかかっているといわれる顎(がく)関節症。

顎関節症に国民の2人に1人がかかっているそうで、20代から30代に多いそうです。

自分が知らないうちに顎関節症になっている人も多いということでしょうね。

ところで、顎関節症とは一体どういう症状をいうのでしょうか。

■顎関節症の症状

【用語解説】顎関節症

「あごが痛む」「口が開かない」「カクンと音がする」-の3つが代表的な症状。

症状が進むと頭痛や腰痛、めまいなど体のさまざまなところに変調をきたし、手足がしびれたり、呼吸困難になったりすることもある。

症状がひどい時には手術が必要なケースも。

顎関節症の症状をまとめます。

  • あごが痛む
  • 口が開かない
  • カクンと音がする
  • 症状が進むと頭痛や腰痛、めまい、手足のしびれ、呼吸困難になることもある

顎関節症の症状がひどい場合には、手術が必要なのだそうです。

■顎関節症の原因

顎関節症の原因は、以前は、かみ合わせの悪さ・異常にあるとされてきたそうですが、現在では歯ぎしり(歯を食いしばる癖)やほおづえ、ストレスなどの要因が重なり、強い力が関節に加わり、クッションがずれたり削られたりして起こると考えられているそうです。

顎関節症を予防するためにも、ほおづえをつかないようにするなど、あごに負担をかけないようにしていきたいものです。

■子どもに顎関節症が増えている!?

顎関節症は、子供の患者が増加しているそうです。

原因ははっきりとわかっていないようですが、柔らかい食べ物を好む食生活の変化で、かむ力や回数が減ったことがその原因の一つと考えられるそうです。

【追記(2016/4/25)】

■顎関節症のチェック方法

女性に多い顎関節症 ストレス原因、マッサージで改善(2013/12/21、日本経済新聞)から顎関節症のチェック方法をまとめてみます。

  • 人差し指・中指・薬指を縦にそろえて、口の中に入らなくなった
    (顔や口の小さな人の場合は、人差し指・中指でチェックする)
  • 食事をするときに、アゴが痛くて噛みきれない
  • 起床時にアゴがスムーズに動かない
  • 耳の前やこめかみに痛みを感じる
  • アゴが引っ掛かり、たまに動かなくなる
  • 口を大きく開いたとき、左右で開けにくいところがある
  • 口を開け閉めした時に痛みとともにアゴが「カク」などの音がする。

■顎関節症の治療法

女性に多い顎関節症 ストレス原因、マッサージで改善

(2013/12/21、日本経済新聞)

日本歯科大学病院の原節宏・顎関節症診療センター長によれば、マッサージや運動を積極的に治療に取り入れる考えが広まっているそうです。

原センター長は顎周辺の筋肉を覆う組織「筋膜」に着目し、マッサージでほぐす治療を提唱していますが、「筋膜」について一般での関心が高まったのは2015年ですので、早い段階から筋膜に着目していたようです。

最近の研究によれば、肩こりや腰痛の原因となる「トリガーポイント(痛みを引き起こす箇所)」は筋膜にあることがわかり、筋膜が厚く重なっている部分に存在している確率が高いそうです。

【関連記事】

そこで、筋膜リリースによって、筋膜のシワを伸ばすことにより、痛みを解消する方法が注目されています。

●自宅で簡単にできるマッサージのやり方

  1. 指に力を入れて首の後ろからゆっくりと前に移動する。
  2. こめかみを指で押して小さな円を描くようにする。
  3. 頭頂部からゆっくりと指を耳の上まで移動して、円を描くようにほぐす。

●重症の場合は手術が必要な場合も

マッサージでも痛みが引かなかったり、口があかなくなった場合には、鎮痛剤などによる治療が始まり、顎関節症の症状がひどい場合には手術になることもあるそうです。

そのため、顎関節症の原因となる生活習慣・クセに気を付け、マッサージで筋膜を伸ばすようにしましょう。

→ 顎関節症の症状・原因・マッサージ・治療法 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む あごが痛い!顎関節症は国民の2人に1人になる病気!?子どもの患者も増加中

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 紫外線と目の病気 > 瞼裂斑 > 中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学




【目次】

■中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症

ringdingdong

by inna dee(画像:Creative Commons)

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症~ジョンソン・エンド・ジョンション発表

(2012/4/23、オリコン)

金沢医科大学が行った調査によれば、中学生の約4割が瞼裂斑の初期変化を発症していることがわかったそうです。

→ 瞼裂斑 について詳しくはこちら




■今回の調査のポイント

今回の調査結果で興味深い点を抜き出してみたいと思います。

学年別にみると1年生は25.9%だったが、2年生は41.4%、3年生41.9%となり、学年が上がるほど有所見率が高くなった。
また、所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長く、眼部の紫外線総被ばく量が多かったという。また、メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かったという。

●学年が上がるほど有所見率が高くなった。

●所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長い。

●メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かった。

こうしたことから、メガネを使うことが目の紫外線対策として効果的だと考えられます。

■瞼裂斑とは?

金沢医科大学眼科学・佐々木洋教授によれば、

「瞼裂斑は失明につながる疾患ではなく自覚症状がないことも多いため、あまり知られていないものの、見た目の問題だけではなく、進行すると充血ドライアイの原因になることも少なくない」

そうです。

瞼裂斑は、たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気です。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもので、肉眼では良く見えません。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血・ドライアイなどの症状が出るそうです。

瞼裂斑は一度出来るとなくならないため、紫外線対策をして、進行しないようにすることが大事です。

→ 瞼裂斑 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学