「病気」カテゴリーアーカイブ

吉田沙保里選手の病気は「ぜんそく」|走っても練習でも呼吸が上がる




Frustrated Woman

by amenclinicsphotos ac(画像:Creative Commons)

吉田沙保里ぜんそく発覚…五輪不安も

(2015/12/16、デイリースポーツ)

9月の世界選手権前からせきが止まらなくなることがあり、「走っても練習でも呼吸が上がる。寝ても寝られないことがあった」と栄氏。3週間前から症状が悪化し、本人が「何かがおかしい。病気かもしれない」と漏らしたため、今月10日に病院に行ったところ判明したという。

吉田沙保里選手が「ぜんそく(運動誘発性喘息)」と診断されたそうです。

フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?では、ソチオリンピック金メダリスト羽生結弦選手がオリンピックの数日前にマスクをつけて練習しているのを見た時は最後まで貪欲なんだなと思っていたところ、後でぜんそく持ちで肺の機能を強化するために行なっているということを知り、驚いたのを覚えています。

羽生選手はぜんそく持ちで、薬の吸引器を手放せないそうです。

競技は違いますが、喘息を持っていても、金メダルをとった選手はいらっしゃるので、吉田沙保里選手も大丈夫だと思います。







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西田敏行さんの病気は胆のう炎|胆のう炎の症状(腹部に激しい痛み)・原因




Lieutenant Reginald Barclay vs. Captain H.M. "Howling Mad" Murdock (177/365)

by JD Hancock(画像:Creative Commons)

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【追記(2016/8/6)】

仰天情報まで! 西田敏行激ヤセの真相を妻が語った

(2016/8/6、週刊文春)

「痩せたのは頸椎亜脱臼、胆のう摘出手術のほかにも、糖尿の傾向があったので病院の方で制限食を摂らされていたんです。それで、自然と痩せたんです。10キロぐらい痩せたので、膝への負担なども少なくなって本人は『身が軽くなった』と喜んでいます(笑)。退院後も食事は減塩食にしているんです」

西田敏行さんによれば、食事のカロリーをコントロールし、1600キロカロリーに落としたことで、12キロやせたそうです。

【追記(2016/5/14)】

胆のう炎を発症した西田敏行さんは、腹腔鏡による胆のうの摘出手術を受け、無事成功したそうです。

→ 胆のうの位置・働き(機能)・病気 について詳しくはこちら

西田敏行、今度は胆のう炎 先月は頸椎手術、6日復帰は中止

(2016/5/6、スポーツ報知)

関係者によると先月下旬、腹部に激しい痛みを感じ調べたところ、胆のう炎と診断。

4月に頸椎亜脱臼の手術を受けた西田敏行さん(68)が、腹部に激しい痛みを感じ調べたところ、今度は胆のう炎を患っていることがわかったそうです。

■胆のう炎

胆のうは、肝臓から常に送られてくる胆汁を蓄え、10倍程度に濃縮してから、腸に排出しています。

従って、胆のうの収縮が不十分だったり、長い時間収縮しない状態でいると、胆汁が濃縮されすぎてしまうため、胆石ができやすい状態が作られてしまうと考えられています。

胆石は胆のうの中にあるかぎりは、ほとんど自覚症状がないのですが、外に転がりでて、管に引っかかったときに症状が引き起こされるそうです。

胆のう炎は、胆汁の流れが悪くなるために起こるもので、慢性的な炎症や痛みが起こります。

【胆のう炎の症状】

  • 右の脇腹に激痛
  • 40度近い高熱
  • 黄疸が出る

→ 胆石の症状・痛み・原因・食事・予防 について詳しくはこちら

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E型肝炎が過去最多、豚・イノシシ・シカなどの生食で感染

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by andrew wales(画像:Creative Commons)




E型肝炎が過去最多、豚・イノシシなどの生食で感染

(2016/7/19、TBS系)

豚やイノシシ、シカなどを生で食べることで感染するE型肝炎の患者が、今年すでに227人に上り、調査を始めた2003年以降で最も多くなったことがわかりました。

 E型肝炎をめぐっては、豚の生食は危険性が高いとして、厚生労働省が去年6月、飲食店で豚を生で提供することを禁止しました。

ジビエ料理を安全に食べるための指針―厚生労働省によれば、生または過熱不十分など適切に処理されないと食中毒やE型肝炎、寄生虫などの感染症の危険性が高いそうですが、調査を始めた2003年以降でE型肝炎の患者が過去最多になっているそうです。

■ジビエ料理に関する指針

ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう|厚生労働省

●狩猟

食べても安全だと判断できない肉は破棄するのを原則にしている。食べられない獲物の例として、(1)脱毛が激しい(2)著しくやせている(3)既に死んでいる−−などを挙げた。

銃で狩猟する場合は頭や首を狙い、腹部は外すことを求めている。胃や腸の内容物が拡散し、肉が汚れる危険があるためだ。

●食肉処理

解体する食肉処理業者は、内臓に病変がないかをチェックし、腫瘍などが見つかれば、まるごと廃棄する必要がある。食中毒に備え、狩猟者の名前や狩猟場所、日時などの記録を一定期間保管することも求めた。

●調理

調理の時に大事な点は加熱で、目安は「肉の中心部が75度になる状態で1分以上」。ジビエ料理を提供する飲食店は、肉を食肉処理業者から仕入れ、生肉は決して提供しないよう定めている。







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ジカ熱検査法を開発|20分程度で感染の有無を診断できる方法|長崎大熱帯医学研究所 #Zika

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by coniferconifer(画像:Creative Commons)




熱研がジカ熱検査法を開発

(2016/7/7、長崎新聞)

熱研が昨年開発し、西アフリカで成果を上げているエボラ出血熱の迅速検査法を応用。蓄電池内蔵の携帯型小型機器を用いて患者の検体を調べる手法で、既存の一般的な検査法の約6分の1の20分程度で感染の有無を診断できるという。

長崎大熱帯医学研究所は、中南米で感染が広がっている蚊が媒介する感染症「ジカ熱」のウイルスに感染しているかどうか素早く診断する検査法を開発し、実用化に向け20日からブラジルで評価試験を行なうそうです。

迅速に診断できれば感染の拡大を防げると同時に、患者に妊娠を避けるようアドバイスをすることもできるそうです。

じかウイルスの感染を検出する技術はMITも開発を行なっています。

[vimeo]https://vimeo.com/165325893[/vimeo]

Detecting Zika: A platform for rapid, low-cost diagnostics

わずか1ドルの紙の上で約2時間でジカウィルス感染を検出できる合成生物学的技術をMITが開発

(2016/5/7、TechCrunch)

患者から得た一滴の血液を沸騰させてウィルスからRNAゲノムを取り出す。その後のちょっとした処理において、紙を使用する。

“われわれが作ったのは、紙製の本当に上出来な合成生物学プラットホームだ”、とCollinsは語る。“われわれがやったのは、細胞の内部的な機構に着目すること。数十種類の酵素を使うこと。そうすると、紙の上で結果が分かる。それらをフリーズドライし、室温で保存し配布しても、活性の喪失がほとんどない。これこそが、このプラットホームのイノベーションの中核だ”。

上記の全過程に要する時間は約2時間で、安い機材しかない現場でも完全にできる。

MITの生物医学工学の教授Dr. James CollinsのチームがハーバードのWyss Institute(ヴィース研究所)で開発した技術を使って、資源の乏しい地域でも利用できる、紙を使う簡単な検査方法を作り出したそうです。

これまでのやり方の数十〜数百分の一の時間(約2時間)と費用(一検査あたり1ドル未満)なのだそうです。

単純に数字(時間)だけを比べると、熱帯医学研究所による検査方法は約20分で、MITのチームによる検査方法は約2時間ですので、熱帯医学研究所による検査方法のほうが良いように感じます。

■ジカ熱とは

【ジカ熱】 WHOが緊急事態宣言|ジカ熱と小頭症との関係が強く疑われるため

  • ジカ熱は「ジカウイルス」を持つ蚊に刺されることで発症するウイルス性の感染症
  • 感染すると3日から12日間ほどの潜伏期間の後、発熱や頭痛、それに関節痛などの症状を引き起こす
  • ワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心となりますが、同じように蚊がウイルスを媒介とする「デング熱」と比べると比較的症状は軽く、多くの場合1週間ほどで回復する
  • ジカ熱に対してWHOが緊急事態と宣言している理由としては、ブラジルで先天的に頭の小さく脳の発達に遅れが見られる「小頭症」の新生児が増えており、ジカ熱が妊婦に感染することによって小頭症に何らかの影響を与えているのではないかという疑いがある
  • ブラジルのカストロ保健相によれば、ジカ熱の症状は発熱等ですが、ジカ熱感染者の80%は目立った症状がないまま感染している
■ジカ熱を予防するには?
  • 妊娠中の女性はジカ熱の流行地域への渡航を慎重に検討する
  • ジカ熱は蚊が媒介する感染症であるため、蚊に刺されないように長袖や長ズボンの着用や虫よけスプレーの使用などで対処する







流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)流行、今夏にかけて患者が多い状態が続くと予想|国立感染症研究所

今宮 えべっさん 福娘 2012 21

by MIXTRIBE(画像:Creative Commons)




おたふくかぜ流行、今夏にかけて多いと予想-感染研

(2016/6/27、医療介護CBニュース)

患者報告数が高止まりしている流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)について、国立感染症研究所は27日までに、前回の流行(2010-11年)に次ぐ流行状態となっているとの見解を明らかにした。同研究所は今夏にかけて患者が多い状態が続くと予想。

おたふく風邪(流行性耳下腺炎・ムンプス)、4年半ぶりに全国的な流行の兆し(2016/1/20)によれば、おたふく風邪が4年半ぶりに全国的な流行の兆しを見せているとお伝えしましたが、国立感染症研究所は、前回の流行(2010-11年)に次ぐ流行状態となっており、今夏にかけて患者が多い状態が続くと予想しています。

■流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)とは?

流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスの感染によって耳下腺が腫れる感染症。気道を介して飛沫感染する。潜伏期は2-3週間。物をかむ時にあごが痛むことが多い。合併症としては、髄膜炎や脳炎、膵炎、難聴などがある。発熱には鎮痛解熱剤の投与を行うなど、治療は基本的に対症療法で、ワクチンの接種が有効な予防方法とされている。4-5年間隔で大きな流行を繰り返す傾向がある。

流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)の原因はムンプスウイルスの感染で、2~3週間の潜伏期間を経て発症するそうです。

おたふくかぜの症状としては、耳の下が腫れる、発熱する、という症状があり、通常は1~2週間で治ります。