「病気」カテゴリーアーカイブ

自動車の中で避難生活をしている人はエコノミークラス症候群になる恐れがある!?予防法とは?

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by Jurgen(画像:Creative Commons)




東日本大震災:サポート情報…エコノミー症候群の対策は

(2011/3/14、毎日新聞)

自動車の中で避難生活を送っている人は、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓(そくせん)症)に注意が必要だ。

長時間動かずにいた時などにできる血の塊(血栓)が肺の血管に詰まり呼吸困難を起こす病気で、重度になれば死亡することもある。

自動車の中で避難生活をしている人は、エコノミークラス症候群に注意が必要なのだそうです。

飛行機のエコノミークラスの座席など狭い場所で椅子に座った姿勢で長時間足を動かさずにいると、足の静脈の血流が悪くなり、血液がたまる。

その結果、足に血栓ができ、血流に乗って肺の血管を塞いでしまう危険がある。

厚生労働省によると、初期症状で足が赤くなったり、むくんだりするといい、すぐに医療機関を受診する必要がある。

症状が進むと胸の痛みや息切れ、失神などの症状が出て、最悪の場合死亡する。

中高年の女性に多いというデータもある。

エコノミークラス症候群とは、文字通り飛行機のエコノミークラスのような狭い座席に長時間足を動かさずにいると血流が悪くなり、その結果足に血栓ができ、その血栓が血流に乗って、肺の血管に詰まる可能性のある病気です。

記事によれば、04年の新潟県中越地震や07年の新潟県中越沖地震で避難生活を送っていた被災者に症状が確認されていたそうです。

 

■エコノミークラス症候群の予防法

厚労省が勧める予防法は、

▽長時間同じ姿勢を取らない

▽1時間に1度はかかとの上下運動(20~30回)をする、歩く(3~5分)などの足の運動をする

▽血液が濃縮されないよう定期的に水分補給する

▽時々、深呼吸する

--などを挙げている。

やむを得ず車中泊をする場合は、できるだけゆったりとした服装にする、足を何かの上に上げた状態で寝るのが効果的とされる。

エコノミークラス症候群を予防するためには、長時間同じ姿勢を取らないようにして、少し動くようにすること、そして水分補給を定期的に行うことが大事だということです。

被災者の方にぜひ届いてほしい情報です。







子ども40%に花粉症の疑い?

日本の子ども40%に花粉症の疑い?発症は9歳までが8割

(2011/3/1、サーチナ)

大王製紙株式会社は、15歳以下の子どもを持つ全国の母親1000人を対象に、「子どもの花粉症に関する意識調査」を実施、15歳以下の40.6%に花粉症の症状が見られ、そのうち81.3%は9歳までに発症しているとの結果が出た。

記事の中で紹介されている調査によれば、15歳以下の子供の約40%に花粉症の症状が見られるそうです。

以前取り上げた記事(子供の花粉症|小児花粉症)でも、子どもの花粉症は増加傾向にあると紹介しましたが、子供の4割が花粉症らしき症状がでているとは驚きです。

子供のうちから花粉症になると、長い間花粉症の症状に悩まされることが予想されるので、花粉症にならないよう、花粉症対策・予防を行う必要がありそうです。

花粉症の症状について詳しくはコチラ。

【関連ワード】

目がかゆい|目のかゆみの原因・対策・対処法 について詳しくはコチラ。

目の充血 について詳しくはコチラ。

食べ過ぎ判定「ダイエットチェッカー」-タニタ

食べすぎたかも…判定します 尿中糖分の測定機

(2011/2/24、朝日新聞)

計量器メーカーのタニタは、食後に食べ過ぎかどうかを手軽に判定できる機器の試作機を公開した。

尿中の微量な糖分を計測する仕組み。

ダイエットや食生活の改善をしたい男女の利用を見込み、2年以内に商品化する考えだ。

食事でとった糖質は、一定水準を超えると脂肪として体内に蓄積され、太る原因になる。

タニタは、糖質をとりすぎた場合、尿中に排出される糖分の値がわずかに変化する点に着目した。

試作機は小さいバッグに入る大きさ。

食事から約2時間後、センサー部分に尿をかけると、タニタが考案した独自の数値指標に基づき、5段階区分で「食べ過ぎ」かどうかを判定できる。

タニタが食べ過ぎかどうかを手軽に判定できる食べ過ぎ判定機「ダイエットチェッカー」を開発したそうです。

食事でとった糖質は、一定水準を超えると脂肪として体内に蓄積され、太る原因になると考えられますが、この測定器を使えば、尿中の微量な糖分を計測することで、食べ過ぎを判定できるということみたいです。

ただ、この測定機を一般の方がわざわざ使うようになるのかは疑問です。

尿から測定するわけですから、使用後の管理も大変だと思いますし、忙しい一日の中でその測定する時間を作るというのも難しいのではないでしょうか。

また、高血圧の方の血圧測定や糖尿病の方の血糖値管理のように、この測定をやらないとコントロール出来ないというものでもないので、あまり一般受けしないかもしれません。

 

しかし、この測定機の仕組みには大変期待ができるのではないでしょうか。

以前、このブログで提案したトイレ活用型健康管理システムに取り入れれば、爆発しそうな予感です。

トイレを活用した健康管理システム

■トイレ型健康管理システム

●このトイレ型健康管理システムの特徴は、1日の生活で必ず使うもので健康管理ができるという点にあります。

現在考えられているのが、体重計や携帯電話を活用した健康管理システムのようですが、もっとも活用してほしい高齢者の方を中心に考えられていないと思います。

健康管理をする上で、その管理をすることが負担になってはいけません。

健康管理することが負担となり、ストレスのもとになっては意味がありません。

健康管理システムは、操作が簡単である必要があります。

私が提案するトイレ型健康管理システムは、トイレの便器に座った際に、体重・血圧・尿などを計測して、その日の健康状態をデータ化し、そのデータをインターネット上で管理するというものです。

そして、明らかに数値に異常があった場合に、その人に連絡があるというシステムを作れば、より簡単に健康管理ができるようになります。

もちろん自分自身でデータを管理することもできます。

海外でも日本のトイレは人気だと聞いてますので、海外のセレブリティから火が付きそうな予感がするのですが、いかがでしょうか。

携帯電話で世界を目指すよりもトイレで世界を目指した方がよりインパクトがありそうな気がするのですが、どうでしょうか。

 

おそらくすでにトイレ型健康管理システムはトイレ製造メーカー(このような言い方で良いのでしょうか?)が作っているかと思いますので、注目してみていきたいです。

体内時計、体のすべての細胞に存在

Timer at 0

by numb3r(画像:Creative Commons)




体内時計、体のすべての細胞に存在

(2011/2/27、日本経済新聞)

これまで時計遺伝子は、「脳内の視交叉上核の細胞に存在している遺伝子」や「体内の様々な臓器の細胞に存在している遺伝子」と紹介されてきましたが、この記事によれば、体内時計は、体のすべての細胞に存在することがわかったそうです。

体内時計は光によって常にリセットされているが、不規則な生活などにより体内時計に乱れが生じると、睡眠障害や高血圧糖尿病がんなどにかかるリスクが高くなるとされる。

体のすべての細胞に存在するということは、様々な病気が体内時計の乱れが原因でなっているとも考えられるのかもしれません。

今後の研究に注目です。







ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加|米研究

Summer Refreshment

by PROfrankieleon(画像:Creative Commons)




ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加、米研究

(2011/2/11、AFPBB)

ダイエット炭酸飲料は心臓発作や脳卒中リスクを通常より高めるとする研究結果が9日、ロサンゼルス(Los Angeles)で開催中の国際脳卒中学会議(International Stroke Conference)で発表された。

同時に、塩分の高い食品摂取も脳卒中リスクを高めることも明らかにされた。

国際脳卒中学会議で発表された研究結果によれば、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、心臓発作や脳卒中などの血管性病気の発症リスクが61%高いことがわかったそうです。

ダイエット炭酸飲料に関する研究は、米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の住人2564人を対象に行われたもので、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、血管性イベントの発症リスクが61%高かいことがわかった。

<中略>

研究の主著者、マイアミ大学ミラー医学部(University Of Miami Miller School Of Medicine)のハナ・ガーデナー(Hannah Gardener)氏は「今回の研究結果が今後の研究で裏付けられれば、ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替にはならないと言えるだろう」と述べた。

ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替品に期待されていたと思いますが、この研究によれば、期待はできなさそうです。

ということは、砂糖が血管性疾患のリスクを高めるものではなく、その他のものがそのリスクを高めていると考えられるのではないでしょうか。

また、今回の研究によれば、塩分の過剰摂取が脳卒中リスクを高めることもわかったそうです。

その結果、塩分の過剰摂取は、血栓が脳への血液の流れを阻害する虚血性脳梗塞のリスクの劇的な増加と関連があることが分かった。

研究によると、日常的に塩分4000ミリグラムほどを摂取する人は、1日当たりの摂取量が1500ミリグラム未満の人に比べ、心臓発作の発症リスクが倍増するという。

4000ミリグラムの塩分は、フライドポテトのLサイズ4個分に含まれる塩分に相当する量だ。

また、年齢や性別、人種、飲酒習慣、運動、血圧、心臓疾患の既往症などの諸条件を考慮しても、塩分の日摂取量が500ミリグラム増加するごとに脳卒中リスクは16%高まるという。

塩分の過剰摂取には気をつけたほうが良さそうです。