by Robert Couse-Baker(画像:Creative Commons)
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■近い将来はインプラント型のコンタクトレンズを着けるようになる!?
「Fairy Lights in Femtoseconds」落合陽一さんインタビュー:「アートはもうテクノロジーでしかなくなる」
(2015/8/17、ギズモード)
茶目の上になんかのってるの見えますか? まだあんまりメジャーじゃないけどこれインプラント型のコンタクトレンズです。レーシックより光学収差が少ないのですごくくっきり見えるんです。
以前、加齢黄斑変性、望遠レンズのインプラントで視力回復!という記事で、目の病気である加齢黄斑変性の患者の視力回復のための望遠レンズのインプラントを紹介しました。
また、レンズを眼内に挿入して視力3.0!?効果が一生継続する視力矯正方法という記事では、白内障の眼内レンズ挿入と似た数分の無痛手術で視力を3.0にまで高められる方法について紹介しました。
今回落合陽一さんが記事の中で紹介したのは、インプラント型のコンタクトレンズです。
(インプラントレンズは)すぐズームレンズに変わるなあとも思ってるんです。目の横あたりに無線給電の電極がついてればいいだけの話ですからね。電磁誘導使って、すぐズームレンズにできるなあと。十分の厚さもあるんですよここに(眼球)。
インプラント型のコンタクトレンズをズームレンズにできるというのはすごい発想ですよね。
しかし、すでにそれが実現できるだけの想像はできているわけですから、近い将来できてくるでしょう。
人によって視力も眼球も違うけど、今は計測器が進歩したから人間の視力を数値化して、それを補うためにデジタル技術を駆使して製造したものを目に突っ込めるようになったんです。普段は電気が流れないだけで、やってることだいぶデジタルですよね。昔の計測器ってちゃんと合わせて測るのにすごくコストがかかった。だけど今はもう眼球の中にある、わずか数ミリの厚みの中にそれを閉じ込められるくらいに世界は進歩した。
よく目の構造はカメラに例えられますが、今回のような話を聞くと、目それ自体がカメラになるのもそう遠くはないかもしれません。
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【参考記事】
人工視覚システムのうち、体内にインプラントされる電極や刺激装置といったデバイスも、生体適合性材料をうまく用いて作製しなくてはなりません。しかし、人工視覚システムは、人工関節や眼内レンズとは大きく異なる要素を持っています。体内で機能するように、材料を設計・加工することが開発の大部分を占める人工関節や眼内レンズとは違い、人工視覚システムの場合、材料の開発のみならず、加えて、体内で作動する「電気刺激を行う電子装置」を開発する、ということです。
■まとめ
【追記(2015/8/21)】
攻殻機動隊の時代がやってきた!レーシックいらず、プチ義体化技術が2年後にも商品化
(2015/5/25、iphone mania)
Ocumetics Technologyは、瞳のレンズ部分を取り外し、代わりに生体工学レンズを移植することで、視力を一気に回復させる技術の開発に成功したことを明らかにしました。
瞳のレンズ部分を生体光学レンズに変えることで視力を回復することができるそうです。
手術時間は8分ということで手軽なことも注目を集める理由のようです。
アメリカ軍がズームイン・ズームアウト出来るコンタクトを開発している
技術的にはズームイン・ズームアウトできる技術もできるようですので、近い将来はインプラント型のコンタクトレンズをつけるということが主流になるかもしれませんね。
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