「肥満」カテゴリーアーカイブ

魅力的になるには「くびれ」より「肥満度」が重要|ニューキャッスル大学

All Women Lifeguard Tournament 2013

by Hypnotica Studios Infinite(画像:Creative Commons)




男が本能的に惹かれる部位は「胸」ではなく「くびれ」!によれば、テキサス大学の進化生物学者であるテファンドラ・シン博士によれば、男が本能的に最も惹かれる女性の体の部位は、「胸」ではなく「くびれ」なのだそうです。

しかし、今回の研究によれば、女性の身体的魅力は「くびれ」よりも「肥満度」が重要であるという研究結果が出ているそうです。

魅力的になるには「くびれ」より「肥満度」が重要

(2009/12/13、アメーバニュース)

英国ニューキャッスル大学の研究チームが、専門誌『進化と人間行動』に報告した調査結果によると、女性の身体的魅力が評価される際、「くびれ」の有無よりも、「肥満度」のほうが重要である可能性があるというのだ。

英国ニューキャッスル大学の研究チームによれば、女性の身体的魅力は、くびれよりも肥満度が重要なのだそうです。

以前、男性の8割は女性の胸に惹かれる?という記事を取り上げましたが、男か女かを見分ける基準を胸とした場合、もし男が女を背後から見た場合、胸のふくらみという目印が役に立たず、女が後ろを向いていても男か女を見極められる部位、それが、「くびれ」だということです。

そこで、大事なポイントは、ウエストのサイズではなく、ウエストとヒップの比率なのだそうです。

しかし、今回はくびれではなく、肥満度のほうが重要であるという結果が出ています。

どのような調査を行ったのでしょうか。

研究チームは、46人のボランティアの女性に集まってもらい、全身写真を撮影するとともに、肥満度の指標である『BMI』と、くびれ度の指標である『WHR (ウエスト・ヒップ比)』を測定した。

調査対象の女性を評価してもらい、その評価がBMIとWHRとどのくらい相関するかを検証したそうです。

その結果、BMIは、女性の身体的魅力の評価と強い相関があったが、WHRと魅力には全く相関関係がなかったというのだ。

このことから、女性の身体的魅力が評価されるとき、「くびれ」の有無ではなく、「肥満度」が重要な要素になっていることが示唆されよう。

この評価は男性でも女性でも同じ結果が得られたそうで、つまり、評価する上での男女差はなかったということです。

ただし、観察する部分は男女差があったそうです。

しかし、評価者の眼球運動を、専門ソフトを用いて解析した結果、女性が腹部をよく観察していたのに対し、男性の評価者は、胸部をより長く観察する傾向にあったというのだ。

女性が腹部をチェックしていたのに対して、男性は胸部をより長くチェックする傾向になったそうです。

ただ、見る場所が違っても、評価に違いがないということですので、魅力度を高めたい人は、BMI=肥満度に注意をしたほうがよいようですね。

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社員割引でダイエット応援|従業員が健康を改善することで企業の医療費の削減につながる|米Whole Foods Market

New Whole Foods Market - North Miami

by Ines Hegedus-Garcia(画像:Creative Commons)




社員割引でダイエット応援 米大手流通業

(2009/12/3、MSN産経)

自然食品小売り最大手の米ホール・フーズ・マーケット社は、減量や大幅な健康改善に成功した従業員に対し、報酬として社内販売の割引率をアップする計画だ。

米流通大手のホール・フーズ・マーケットは、従業員へのダイエット支援を行うことを決めたそうです。

ダイエットや健康の改善に成功すると、どのような報酬を得られるのでしょうか。

同社のマッケイ最高経営責任者(CEO)によると、血圧、コレステロール値、体格指数(BMI)、喫煙の有無に応じて20%から最大30%までの割引を受けることができるという。

2010年1月から開始し、希望者だけに適用する。

では、どのような支援を行うのでしょうか。

制度開始にあたり1月から移動診療所が各店舗を回って健康チェックを行う。店舗間や地域間の競争で従業員のやる気の持続を図る。

また参加の動機付けのため20%までの割引は簡単に得られるように配慮されているという。

今回、同社がこのような取り組みを行ったのは、次のような狙いがあるからのようです。

同社は従業員を対象とした自社運営の健康保険に2008年で1億5000万ドル(約130億円)を費やしている。今回の計画は医療費の給付節減を狙ったものだ。

<中略>

すでに同社は、肥満や2型糖尿病など危険度の高い健康問題を抱えている従業員に対し、療養所での治療制度を提供している。

具体的な数字は挙げられなかったが、マッケイ氏によると5~10日間の治療で1人当たり数千ドルの経費がかかっているという。

すでに100人以上に適用されたといい、「大勢がこのプログラムで命拾いしたと述べている」。

広報担当のケイト・ロウワリー氏によると、ホール・フーズ・マーケットは全従業員の75%にあたる4万人分の医療保険料を負担しているという。

パート従業員に関しては、各個人が保険料を支払っている。

多額の医療費(医療保険料)を企業が負担しているそうで、今回の取り組みにより、従業員が健康を改善してくれることで、企業の医療費の削減するのが目的だということです。

これは、企業にとっても、従業員にとっても、大変良いことなのではないでしょうか。

また、自然食品大手だけに従業員が健康であることはセールスポイントにもなりそうです。

マッケイ氏はかねてより「健康上の問題の大部分は各個人の責任。適切な食事、運動などの生活習慣の改善により予防できる」と主張しており、それが今回の制度にも反映されている。

健康問題は個人の責任も大きいとは思いますが、世界的には、糖尿病など社会的な問題にもなりつつあり、社会全体として取り組む必要があると思います。

【追記(2016/12/9)】

「アンダーマイニング効果(面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下する)」を脳科学実験で確認|玉川大などで紹介した玉川大の松元健二准教授やドイツ・ミュンヘン大の村山航研究員らが行なった脳科学実験によれば、面白いことでもお金稼ぎが目的になると楽しめなくなり、自発的なやる気が低下することが、脳活動の変化として表れたそうです。

元々自発的に進んで行動していた(内発的動機づけに基づく行動)のに、その行動に対して報酬を与えられる(外発的動機づけ)と、やる気が減少してしまうということを「アンダーマイニング効果」というそうです。

社員割引でダイエットを応援するというのは、自発的に健康になろうと進んで行動していた人にとっては、報酬を与えられることによって、やる気が減少してしまうということはないのかどうか心配です。







【関連記事】

やせているイメージのフランス女性、26%が過体重 都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因?|調査

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by matthew Hunt(画像:Creative Commons)




痩身イメージのフランス女性、26%が過体重=調査

(2009/11/11、ロイター)

フランス人女性は一般的にスリムなイメージを持たれるが、その4分の1は過体重であることが、10日に発表された最新の調査で分かった。

フランス人女性の26%が過体重なのだそうです。

肥満が進んだ原因は何なのでしょうか。

調査にかかわったマリー・アリーヌ・シャルル博士は、都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因だと指摘。

ロイターとの電話インタビューで「肥満率は都市部で急上昇している。座りがちな仕事が多く、交通機関が発達していることから歩く機会が少ない上、食べ物もすぐに入手できる」と話した。

都市型の生活様式によって、運動する機会が少ないことが原因だと考えられるそうです。

自動車を利用せずに徒歩や自転車で移動すると肥満の予防になるによれば、欧州の都市は建物や施設が密集し、交通網が高度に発達していることが多く、アメリカの都市はスプロール化(都市が無秩序に拡大していくこと)が進み、公共交通機関のインフラは一般にそれほど整備されていないので、車を使わずに徒歩や自転車で移動するのが難しい場合があるそうです。

欧州人は年平均約381キロメートル歩き、約187キロメートル自転車で移動しているのに対し、米国人の徒歩での移動距離は年平均約140キロメートル、自転車での移動距離は約39キロメートルだ。

こうした運動量の差を体重に換算すると、欧州人は、米国人よりも約2.3〜4.1キログラム分余計にカロリーを消費していることになる。

ある研究によれば、欧州人は米国人の3倍の距離を歩き、5倍の距離を自転車で移動していることがわかっているそうです。

交通機関の発達していることが最大の要因というよりも、座りがちな仕事にポイントがあるのではないでしょうか。

【追記(2016/11/20)】

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

長時間座り続けることがなぜ健康に良くないのかということについて、これまでは体を動かす時間が少なくなることでエネルギー消費が減ってしまうためとか、座ることによって代謝に必要な仕組みがストップしてしまうためなどと考えていましたが、【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

【関連記事】

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。







体内時計活用術|体内時計の5つのタイプ・体内時計調整法|たけしの本当は怖い家庭の医学




Still unconnected

by Denis Bourez(画像:Creative Commons)

■体内時計の5つのタイプ

  1. 超朝型
  2. 朝型
  3. 中間型
  4. 夜型
  5. 超夜型

※朝型傾向の人は、1日が23時間に近く設定されているため、寝付くのも起きるのも早い時間になる傾向があるそうです。

※夜型傾向の人は、1日が25時間に近く設定されているため、就寝・起床時間が遅くなる傾向が強いそうです。

<メモ>

時計遺伝子は、脳内の視交叉上核の細胞に存在している遺伝子で、時間を刻む遺伝子。

時計遺伝子にも24時間を計る仕組みがある。

どのようにして、時間を計っているのか。

まず時計遺伝子は、細胞内にたんぱく質を分泌させる指令を出します。

このたんぱく質が砂時計で言う砂の役割で、そのたんぱく質が細胞質にたまる時間が約12時間。

そして、次に細胞内のタンパク質を減らす指令を出します。これが約12時間かかります。

このようにして、睡眠・血圧・体温のリズムを司っているそうです。

超夜型の人で朝起きれなくて悩んでいた方は、睡眠を促すホルモンのメラトニンを利用することや朝日を浴びることでその生活リズムを調整していました。

※毎日同じ時間に朝日を浴びれば朝型の生活パターンに調整できるため。

■体内時計調整法

1.朝の光を浴びる(強い自然光を浴びる)

毎日朝5時から昼12時を浴びることが重要。

■体内時計活用法

1.体力を最大限に引き出す時間

午前7時起床の場合、午後5時~午後9時が体力を最大限に引き出す時間なのだそうです。

※体温のピークと競技成績が同じになる傾向にあるので、体温のピークと競技時間を合わせることが、良い成績を出す方法なのだそうです。

2.知力を最大限に引き出す時間

スイスで行われた計算・記憶力の大規模な実験データによると、夕方5時から夜9時(午前7時起床の場合)の間に計算力・記憶力が最大になるそうです。

脳の温度=脳温が上昇すると、脳の代謝や血流量が上がり、考える力が上がるからだそうです。

3.食べても太りにくい時間

BMAL1は、肥満の原因物質。

BMAL1は数が多いと脂肪をためやすく、数が少ないと脂肪をためにくい。

BMAL1は時間帯によって数が変わる。最大で50倍もあるのだとか。

BMAL1が多い時に食事をすると、太りやすく、BMAL1が少ない時に食事をすると、太りにくいということなのだそうです。

食べても太りにくい時間は、午後2時~3時。(太りやすい時間午後10時~深夜2時)

11月17日放送のたけしの本当は怖い家庭の医学では、「体内時計」取り上げるそうです。

番組予告によれば、

人間に備わる体内時計・・・実は遺伝子によって生まれつき5つのタイプに決められている!

そうです。

体内時計が遺伝子によって5つのタイプに決められているというのは、はじめて聞く話なので、興味深いです。

今回一番興味があるのが、体内時計活用術。

「あなたの本当の能力を引き出す!体内時計活用術」

睡眠リズムだけでなく、様々な身体活動のサイクルを司っている体内時計。

これを上手に利用すれば、あなたが気付いていない「本当の能力」を引き出せる可能性があるのです。

体内時計をうまく活用し12年ぶりに新記録を樹立した、あるオリンピック選手に注目。

果たして彼が世界大会に向けて実践していた、体内時計調整法とは!?

さらに、体内時計を活用して、知力を最大限に引き出す時間帯も検証。

学習塾に通う中学生たちで実証された、計算力や記憶力がピークを迎える時間帯は・・・?

このほか、体内時計は肥満にも大きく影響しているというマウスによる最新研究も紹介。

第一人者が明かす「食べても太らない時間帯」とは一体?

体内時計と運動能力の向上、体内時計と学習能力の向上、体内時計と肥満との関係など興味深いですね。

興味がある方は、ぜひご覧ください。

ところで、食べても太りにくい時間については、以前このブログでも取り上げています。

同じ内容かもしれませんので、ご紹介しておきます。

3分57秒でわかる体脂肪|食べても太りにくい魔法の時間帯とは?「BMAL1」がカギ!?

食べても太らない魔法の時間帯とは、「午後3時」。

BMAL1という脂肪をため込むホルモンは、太陽の光と関係が深く、時間でその量が増減しているそうです。

BMAL1は、日が出ている昼間は少なくなり、日が出ていない時間帯が多くなるそうです。

そして、そのBMAL1が最も少なくなるのが、「午後3時」なのだそうです。

つまり、午後3時は、食べても太りにくい時間帯だということ。

さらに、午後3時は、最も体脂肪を燃焼しやすい時間だということは、ダイエットにも最適かもしれません。







【関連記事】
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メタボな小皇帝 肥満児の急増|世界の肥満児の13人に1人が中国人!?

"Who The Hell Do You Think You Are?!"

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)




メタボな小皇帝

(2009/7/19、東京新聞)

中国で最近、肥満児が急増し、社会問題となりつつある。

「一人っ子政策」によって過保護に育てられた子どもは皮肉を込めて「小皇帝」と呼ばれるが、都市部を中心にした肥満児の増加とも無関係ではなさそうだ。

中国学生栄養・健康促進会によると、中国の肥満児は約千二百万人。

世界中の肥満児の十三人に一人が中国人という計算だ。

中国では、肥満児が急増しているそうで、世界の肥満児の13人に一人が中国人というのは、驚きです。

肥満児が急増している原因として次のことが挙げられています。

同促進会は、太り過ぎの原因として朝食を食べないことを挙げる。

朝食を抜くと、空腹のため昼食を食べ過ぎて体内に脂肪が蓄積しやすいといい、朝食を食べない子どもの肥満率は、食べる子どもの一・七倍に上る。

朝食を抜いていることが、肥満の原因なのだそうです。

ファストフードや清涼飲料水の食べ過ぎ、飲み過ぎも原因。

中国では、一・五リットル入りの炭酸飲料を飲みながら食事をする例も少なくない。

また、運動不足も顕著だという。

その他の原因としては、ファストフードの食べ過ぎや清涼飲料水の飲みすぎ、運動不足なども挙げられます。

肥満を改善するためにも、食習慣の改善や運動不足の解消が重要ですね。