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トマトジュースを継続して飲むことで、紫外線を浴びることにより暗くなった肌の色調の回復が早まる可能性がある

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■トマトジュースを継続して飲むことで、紫外線を浴びることにより暗くなった肌の色調の回復が早まる可能性がある

Tomato Juice

by Ricardo Liberato(画像:Creative Commons)

トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認|PDF

(2016/7/11、カゴメニュースリリース)

カゴメは、トマトジュースを継続して飲むことで、紫外線を浴びることにより暗くなった肌の色調の回復が早まる可能性があることを、ヒト試験により明らかにしたそうです。

肌は、紫外線を浴びると、炎症による赤みを帯び、これを「紅斑(こうはん)」と呼びます。

トマトは、リコピンなど強い抗酸化作用をもつ成分を多く含んでおり、紫外線を浴びることにより皮膚で発生する活性酸素を消去することで、肌の赤みやその後の色素沈着などの皮膚のダメージを予防・軽減する効果が期待されています。

実際に、海外の研究機関による試験においては、トマトペーストの摂取が、紫外線によって生じる肌の赤みを抑制することが報告されているそうです。

今回の試験では、海外の先行研究から期待された、紫外線を浴びることで生じる肌の赤みをトマトジュースの摂取が抑制する効果は認められなかったものの、紫外線照射後に低下した明度の改善が確認されたことから、トマトジュースの継続飲用(12 週間)は、紫外線により暗くなった肌の色調の回復を早める可能性があると考えられるそうです。




■紫外線照射後の肌の色調の低下に与える影響

トマトジュース(トマトジュース、高リコピントマトジュース)を飲んだ方は、対照群であるトマト漿液飲料を飲んだ方に比べて紫外線を浴びることにより暗くなった肌の色調の回復が促進されるという結果が出たそうです。

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参考画像:トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認|(2016/7/11、カゴメニュースリリースPDF)

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参考画像:トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認|(2016/7/11、カゴメニュースリリースPDF)

シミの明るさ(L値)はメラニン量(メラニン・インデックス)と逆相関を示しますが、今回の研究において、紫外線照射28日後のL値とメラニン量には、有意に高い逆相関が見られ、L値の変化はメラニンの生成と関与していることが示唆されました。

このことを踏まえると、トマトジュースの飲用によるL値の回復は、肌のメラニン量の減少によるものであると推察できるそうです。

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参考画像:トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認|(2016/7/11、カゴメニュースリリースPDF)

■トマトジュースの飲用による肌の色調の回復を改善するメカニズム

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参考画像:トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認|(2016/7/11、カゴメニュースリリースPDF)

本試験において、紫外線により低下したL値の回復が改善したメカニズムとして、1.メラニンの生成が抑制されたことと、2.ターンオーバーが促進されたことが考えられます。

1.メラニンの生成抑制

紫外線を浴びるとメラニンが肌の内部で生成され、表皮に移行することで肌の色が決まる。

トマトジュースに含まれる成分により、メラニンの生成が抑制された可能性が考えられる。

2.ターンオーバー(新陳代謝)の促進

メラニンは肌のターンオーバーに伴い肌表面に押し出され、排出されると言われており、ターンオーバーが促進されたことでメラニンの滞留が減少したことが考えられる。

■トマトの美肌効果

日焼けに、トマトの力|リコピンがシミ・シワを防ぎ、日焼け後に肌が硬くなるのを防ぐによれば、トマトに含まれる抗酸化作用の高いリコピンは、紫外線によって生じる活性酸素を消去し、肌のシミシワを防ぐ効果や日焼け後に肌が硬くなるのを防ぐ効果があるそうです。

また、トマトには美肌に良い成分としては「リコピン」だけでなく、抗酸化力のあるビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCが紫外線による酸化を防止してくれ、またコラーゲンを生成し、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制してくれるそうです。

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■まとめ

トマトジュースを継続(12 週間)して飲むことは、紫外線により暗くなった肌の色調の回復を早める可能性があることを確認しました。

今後は、肌の色調の回復を促進する有効成分についての研究が進んでいくのではないでしょうか。







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夏は紫外線と加齢によるコラーゲン破壊でシワが増えやすくなってしまう!?

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■夏は紫外線と加齢によるコラーゲン破壊でシワが増えやすくなってしまう!?

Beauty summer

by Alberto Do Val(画像:Creative Commons)

新事実!紫外線と加齢によるコラーゲン破壊で“夏はシワが増えやすい”!

(2015/8/13、産経ニュース)

紫外線によりコラーゲンを分解する(=コラーゲンを破壊してしまう)酵素が2.3倍に増加するという調査結果(ポーラ研究所調べ)から、紫外線の強い夏の時期は、エイジングに重要なコラーゲンが減少してしまう危険性があることを明らかにしました。

株式会社decenciaによれば、紫外線の強い夏の時期には、紫外線によりコラーゲンを分解する(=コラーゲンを破壊してしまう)酵素が2.3倍に増加することにより、コラーゲンが減少してしまう危険性があるそうです。

コラーゲンの減少はシワの原因となるのですが、夏の時期には、紫外線によるシミ対策に集中しがちで、コラーゲンの減少によるシワ対策が怠りがちにならないように気を付けましょう。

日焼けに、トマトの力|リコピンがシミ・シワを防ぎ、日焼け後に肌が硬くなるのを防ぐによれば、トマトには美肌に良い成分としては「リコピン」だけでなく、抗酸化力のあるビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCが紫外線による酸化を防止してくれ、またコラーゲンを生成し、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制してくれるそうです。

→ シワ(目元のシワ・目の下のシワ・顔のシワ)の原因・予防 について詳しくはこちら







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あなたも勘違いしている!?間違った日焼け対策とは?




■あなたも勘違いしている!?間違った日焼け対策とは?

take it easy

by Filip Mishevski(画像:Creative Commons)

今回の記事では、間違った日焼け対策が紹介されていますが、その中から特に大事にしたいポイントを紹介したいと思います。

せっかくしている日焼け対策が間違っているかもしれません。

あなたも勘違いしてる!? 間違いだらけのNG日焼け対策6つ

(2013/3/25、美レンジャー)

■出かける直前に日焼け止めを塗っている

日焼け止めは、出かける30分前に塗りましょう。

日焼け止めが皮膚に浸透して馴染むまでには時間が必要なようです。

■日焼け止めを薄く伸ばして使っている

日焼け止めは、惜しみなく肌全体につけるようにしましょう。

薄くのばすようにつけると、ムラになっていたり肌に浸透せず、十分な日焼け止め効果を発揮できません。

日焼け止めを塗る量にも注意が必要です。

使用方法に書かれた量よりも少なく塗る人も多く、それでは日焼け止めの目的を果たすことができません。

しっかりと使い方・使用量を読んで使うようにしましょう。

もう一つ、以前使った日焼け止めクリームを使う場合には注意が必要です。

使っちゃダメ!去年の日焼け止めが危険な理由|モデルプレス

日焼け止めに限らず、化粧品は開封して空気に触れた瞬間から酸化などの成分劣化が始まります。

日焼け止めを使わない間に酸化などの劣化が進み、酸化した成分が肌への刺激になってしまうことがあるそうです。

→ 酸化(日焼け止めで紫外線ケア) について詳しくはこちら







【目次】

続きを読む あなたも勘違いしている!?間違った日焼け対策とは?

紫外線から肌を守る!日焼け止めの効果的な塗り方(量・時間)・選び方(SPF・PA)

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紫外線が強くなるこれからの季節は肌を守るためにも日焼け止めによるUV対策が重要です。

そこで、日焼け止めの効果的な塗り方(量・時間)・選び方(SPF・PA)についてまとめました。

【目次】




■日焼け止めの選び方

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by Amir Illusion(画像:Creative Commons)

SPFF(Sun Protection Factor)値は数字が大きいほど、PA(Protection grade of UV-A)値は+の数が多いほど防止効果が高く、生活場面によって使い分けるといいそうです。

日本化粧品工業連合会の目安によると、散歩や買い物などではSPF20以下でPA+、炎天下でのレジャーやスポーツではSPF40~50でPA++~+++が適当なのだそうです。

■日焼け止めの塗り方

  1. クリーム状に出るタイプの日焼け止めの場合にはパール粒一個分、液状に出るタイプの場合には手の平に1円玉大の日焼け止めをとります。
  2. 額、鼻、あご、両ほおの5カ所に分けて日焼け止めを置き、そこから周囲に伸ばします。
  3. 少し乾いたら、これをもう一度繰り返します。

【参考リンク】

■日焼け止めを塗る量

日焼け止めを塗っているという人の中には、実は、日焼け止めの量が足りない人も多いそうです。

SPF値やPA値は、皮膚1平方センチ当たり2ミリグラムの薬剤を塗った場合の目安です。

■日焼け止めを塗る時間(タイミング)

日焼け止めを塗るタイミングも重要です。

日焼け止めが皮膚に浸透して馴染むまでには時間が必要なため、日焼け止めは、出かける30分前に塗りましょう。

また、使用方法に書かれた量よりも少なく塗る人も多く、それでは日焼け止めの目的を果たすことができません。

しっかりと使い方・使用量を読んで使うようにしましょう。

■去年の日焼け止めの使用は避ける方がおススメ

もう一つ、以前使った日焼け止めクリームを使う場合には注意が必要です。

使っちゃダメ!去年の日焼け止めが危険な理由|モデルプレス

日焼け止めに限らず、化粧品は開封して空気に触れた瞬間から酸化などの成分劣化が始まります。

日焼け止めを使わない間に酸化などの劣化が進み、酸化した成分が肌への刺激になってしまうことがあるそうです。

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■UVインデックスをチェック

UVインデックスとは|気象庁

近年、紫外線を浴びすぎると皮膚がんや白内障になりやすいことが明らかになっています。 さらに「オゾン層破壊」によって地上に到達する紫外線が増加していることから、世界保健機関(WHO)ではUVインデックス(UV指数)を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。

UVインデックスとは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したものです。

日々の紫外線対策を効果的に行なうためにも、UVインデックス(紫外線情報)をチェックしましょう。

【参考リンク】

→ シワ(目元のシワ・目の下のシワ・顔のシワ)の原因・予防 について詳しくはこちら

→ シミの原因・予防・シミを消す方法 について詳しくはこちら







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夏に「大人ニキビ」ができる3つの原因とは?

> 健康・美容チェック > ニキビ > 夏に「大人ニキビ」ができる3つの原因とは?




■夏に「大人ニキビ」ができる3つの原因とは?

Sun

by Loredana Lavino(画像:Creative Commons)

洗いすぎが原因!?夏のニキビが悪化する原因3つ

(2015/7/6、Life & Beauty Report)

夏の時期に大人ニキビができる原因は、

「汗による肌のpHの変化」「肌のバリア機能の低下」「過剰な洗顔」

の3つなのだそうです。

1.汗による肌のpHの変化

汗をかくと肌のpHが崩れ、正常な弱酸性からアルカリ性に傾きます。そのため、肌の殺菌力が低下し、ニキビの原因菌となるアクネ菌やブドウ菌が発生しやすい環境に。過剰な皮脂も原因菌のエサになり、夏はニキビができやすい環境下にあります。

汗そのものがアトピー性皮膚炎の症状悪化の原因ではない!汗をかいて洗い流すことで症状改善によれば、汗自体には体温調節機能、防御機能、保湿といった良い面があるのですが、汗をかくと、弱酸性からアルカリ性に肌のpH値が変化し、ニキビの原因となるアクネ菌などが発生しやすい肌環境になってしまうそうです。

また、過剰な皮脂もニキビの原因菌のエサとなるため、夏はニキビができやすい環境といえそうです。

2.肌のバリア機能の低下

夏の強い紫外線や、クーラーなどの外的ストレスを受けることで、肌のバリア機能は低下してしまいます。

紫外線を浴びたり、クーラーで乾燥してしまうことで、肌のバリア機能が低下してしまうそうです。

皮膚のバリアーを高めてアトピー予防|アレルギーマーチを防ぐには?によれば、都市部の湿度が減少していることで、皮膚が乾燥しやすくなっており、また清潔にしようとして洗いすぎていることも皮膚のバリアーを失わせる原因になっているようです。

乾燥がひどくなることで皮膚にとっては厳しい環境になってきているということですから、しっかりと保湿をして皮膚のバリアーを高めていきたいですね。

また、冷えや暑さ、睡眠不足など自律神経を乱しがちな要素も夏には多く、肌の免疫力が低下し、肌荒れもしやすくなります。

夏になると、クーラーが効いた部屋で体調を崩す方がいます。

冷房の強い環境により、自律神経の機能が乱れる病気を通称冷房病と呼びますが、自律神経の乱れに伴って、肌の免疫力が低下し、肌荒れを起こす人もいるようです。

【参考記事】

オフィス内での冷えによる体の不調

オフィスでできる体温を上げる方法5つ

1.ストレスを軽減する

2.ストレッチ

3.ひざ掛け

4.温かい飲み物

5.こまめに動く

3.過剰な洗顔

肌のベタつきが気になって過剰な洗顔をしてしまうと、かえって乾燥しやすくインナードライになってしまいます。

ニキビは雑菌が繁殖して炎症を引き起こすからといって、一日に何度も洗顔をしては肌に負担がかかってしまいます。

ニキビ・毛穴ケア・角栓の原因・予防

皮膚には、皮脂腺から分泌された脂分と汗腺からの水分が混じりあって皮脂膜が作られ、それが微生物の侵入や水分の蒸発を防いでいるのですが、洗顔をし過ぎると、特にほほや目の周りでは皮脂膜が作られず、皮膚の保護機能が失われてしまいます。

また、洗いすぎるとクレンジングフォームの脱脂力(油を取り除く力)で、皮膚が敏感になり、炎症が悪化することがあります。

■大人ニキビ対策

大事なことは、思春期にできるニキビと大人ニキビの原因は違うため、それぞれ対策が違ってくるということです。

思春期にできるニキビの原因は「未成熟な毛穴に詰まった過剰な皮脂」なのに対し、大人のニキビは「角質の乾燥」と「ホルモンバランスの乱れ」が主な原因です。

大人ニキビ対策のポイントは3つ。

1.汗の拭きとり方

汗を拭きとるときはこするのではなく、汗を抑えるようにして拭き取ること。

2.洗顔

過剰な洗顔は大人ニキビの原因となるので、洗顔回数は少なめにすること。

そして、しっかりと保湿すること。

3.夏の温度差に気を付ける

自律神経の乱れによって、免疫力が低下するので、クーラーの温度設定に気を付けたり、体が冷えるときには、体を温めるように気を付けたり、お風呂で体を休めるなど自分の体を守るようにしましょう。

→ ニキビ・毛穴ケア・角栓の原因・予防 について詳しくはこちら







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