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Eyemate|緑内障患者がインプラントとデバイスで眼圧を簡単に測ることができるシステム

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■Eyemate|緑内障患者がインプラントとデバイスで眼圧を簡単に測ることができるシステム

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by PACAF(画像:Creative Commons)

眼圧を簡単に測定できるようになる緑内障向けインプラント「Eyemate」が欧州で商品化(2018/8/6、Techable)で紹介されている「Eyemate」は、虹彩の後ろにリング状のインプラントを埋め込み、デバイスで眼圧を測るというシステムです。

眼圧を自分で測り、そのデータを医師と共有できることでその後の治療に活かせることが期待されます。

EYEMATE for improved management of glaucoma

Eyemate von Implandata: Imagevideo

インプラントと聞くと「歯」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、眼にも利用されています。

現在白内障の手術では、日常生活に支障が出るほど視力が低下すると、水晶体を取り除き、代わりに、眼内レンズをはめ込む手術が行われています。

目のインプラントが珍しくない世の中になってきたように感じます。

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■緑内障治療の現状

緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気です。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

緑内障の原因としては、前房内の房水が隅角からうまく排出されず、眼球内の圧力が高くなることにあります。

緑内障は視神経の障害により、徐々に視野が狭くなっていく疾患で、眼圧上昇が主な原因とされ、治療には眼圧を下げるための薬剤や手術が用いられる。角膜を切開し、房水を外に出す「線維柱帯切除術」は、侵襲性が高いうえ、術後管理に時間がかかるといわれる。

緑内障の治療にあたっては、目薬で眼圧を下げる方法(プロスタグランジン関連薬・交感神経β受容体遮断薬)によって緑内障の進行を抑える方法や手術によって治療する方法がありますが、まだ確実な治療法はでてきていません。

線維柱帯切除術には、緑内障用デバイス”MicroShunt”を開発する米国InnFocus社の買収について(2016/8/2、参天製薬)によれば、侵襲性が高い、患者さんの50%は短期もしくは長期にわたる重篤な術後合併症を患う、線維柱帯切除術の30%は術後24ヶ月以内に十分な効果が得られなくなる、患者の術後管理に10 – 20時間を費やすというような課題があり、限定的な利用にとどまっていたそうです。

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■緑内障市場の成長

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参考画像:緑内障用デバイス”MicroShunt”を開発する米国InnFocus社の買収について|参天製薬スクリーンショット

緑内障の発症リスクを高める要因|2050年までに緑内障を発症する米国人が約2倍になるで紹介した米国眼科学会(AAO)によれば、米国の緑内障患者は約270万人で、2050年までに630万人の米国人が緑内障を発症する、つまり、2050年までに緑内障を発症するアメリカ人が約2倍になると予測しています。

緑内障の原因によれば、緑内障のリスク要因はいくつか挙げられます。

●血縁者に緑内障の人がいる。(遺伝性要因)

家族歴:ある研究によると、親または兄弟に緑内障患者がいると、発症リスクは9倍高い。

緑内障には遺伝的要因があると考えられます。

●加齢

岐阜県多治見市で行われた疫学調査によれば、40歳以上の20人に1人が緑内障だったそうです。

そのため、40歳ごろから定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。

●強度の近視

近視はその程度が高いほど、緑内障になるリスクが高いといわれます。

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

→ 近視 について詳しくはこちら

近視になると緑内障になるリスクが高く、これから近視になる人が増加するという予想が立てられていることから、ますます緑内障の患者が増加することが予想されます。

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●糖尿病

米国眼科学会(AAO)のアドバイスによれば、糖尿病によって、糖尿病網膜症、緑内障、白内障といった目の病気になりやすく、失明を予防するためにも血糖値コントロールと定期的な眼科検診が重要なのだそうです。

世界の糖尿病患者4億2200万人 成人の8・5%|WHOで紹介したWHOの報告書によれば、2014年の世界糖尿病患者は4億2200万人になっています。

また、糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも(2014/9/3)で紹介した国際糖尿病連合(IDF)によれば、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人となっており、35年には5億9200万人に達する見込みなのだそうです。

糖尿病が緑内障のリスク要因であり、糖尿病人口がこれからも増加する傾向にあることから、緑内障患者が増加することが予想されます。

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つまり、緑内障の治療法を確立することは、失明になる人を少なくするためにも世界が取り組まなくてはならない問題なのです。

■まとめ

緑内障の治療に関しては、緑内障の診断を助ける緑内障のリスク要因に応じて自動で分類する機器や治療用デバイス、再生医療などの様々な分野で研究が進んでいます。

緑内障で失明してしまうというようなことも近い将来なくなっていく期待感がありますね。

ただ、緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコンによれば、緑内障のリスク要因としては、眼圧の上昇による視神経の障害が主な要因ですが、その他にも、血流障害、近視、血管の痙攣(スパスム)なども緑内障の悪化に関わっており、どの要因が影響しているかによって治療法も異なってきますので、まだまだ解決すべきことはありそうです。







緑内障の症状 について詳しくはこちら

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【ヒアラブル】ウェアラブルデバイス、次に注目されるのは「耳の中」!?|耳の中から生体情報が取得可能|耳の穴で反響した音の違いによって個人認証




■ウェアラブルデバイス、次に注目されるのは「耳の中」!?

Portrait in Florence

by Dan Cook(画像:Creative Commons)

ウエアラブル、次の狙い目は「耳」

(2014/11/30、日経デジタルヘルス)

杤久保修氏(横浜市立大学 医学部 社会予防医学 寄附講座・特任教授)は、ウェアラブルデバイスを装着し生体情報の取得場所として「耳」に着目しているそうです。

その理由は2つ。

1.ながら作業が可能

眼鏡型の場合は視界が遮られることによりうっとおしさを感じる可能性がありますが、耳の中ではながら作業ができます。

2.耳の中は様々な生体情報が取得可能

耳の中の温度(耳孔温度)は脳の温度に近く、耳孔温度が脈拍数と同期して変動するような時は体調が良く、リズムが狂うと体調が崩れやすいそうです。

音楽を聞きながらでも健康に関するデータを取得できれば面倒くささもありませんよね。

また、耳の中の温度は脳の温度に近く、脳のリズムを反映するということですので、耳につけるからこそわかる情報もありそうです。

■ヒアラブル端末とは?

耳に“秘書”が住み込み、同時通訳から決済までこなす

(2017/5/19、日経テクノロジー)

ヒアラブル(Hearables)端末は、ヘッドホン(headphone)とウエアラブル(wearable)を合わせた造語で、主にBluetoothを用いたワイヤレスのヘッドホンやイヤホン、補聴器などを指します。

ウェアラブルデバイスの中でも、耳に関連したものを「ヒアラブル」というふうに考えるとよいのではないでしょうか。

■耳の穴で反響した音の違いによって個人認証

NEC、人によって異なる耳穴の形状を音で識別する生体認証技術を開発
NEC、人によって異なる耳穴の形状を音で識別する生体認証技術を開発

参考画像:NEC、人によって異なる耳穴の形状を音で識別する生体認証技術を開発(2016/3/7、NEC)|スクリーンショット

NEC、人によって異なる耳穴の形状を音で識別する生体認証技術を開発

(2016/3/7、NEC)

耳の各部のサイズや形状は人によって異なるため、個人の判別に有効です。一般に音響信号は外耳道から鼓膜に達し、さらに中耳、内耳へと進みます。特に、外耳道を通って鼓膜で反射して返ってくる信号成分と、鼓膜を通過してさらに奥で反射して返ってくる信号成分が重要であることが実験の結果分かりました。本技術は、これら2種類の信号成分に対応する周波数帯を含む少数の特徴量を抽出します。本特徴量により、少ない計算量での動作が可能になるとともに、外的環境の影響を排除することで、安定して高精度な認証(99%以上)を実現します。

NECは、長岡技術科学大学と協力して、耳の穴で反響した音の違いによって、個人を判別する生体認証技術を開発したそうです。

【ピースサインに要注意!?】ネット上に投稿された手の画像から指紋が読み取られてしまう!?によれば、生体認証として、指紋認証や虹彩認証(目)、歩容認証(歩き方)などの個人認証システムが開発されていますが、耳の穴の形状で生体認証する技術も今後注目を集めるのではないでしょうか。

→ NEC、人間の耳には聴こえない音で個人を識別する耳音響認証技術を開発|なりすまし防止、医療現場やコールセンターなどでのハンズフリー認証による業務効率化、スマートイヤホンへの応用に期待 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■耳の穴にセンサーを接触させて体温を計測するウェアラブル体温計「degree°」

degree° – continuous thermometer for children

degree°(indiegogoのサイトに移ります)」は、接触型センサー部分を耳の中に入れて体温を常に計測するウェアラブル体温計です。

先ほどの記事で紹介した杤久保修さん(横浜市立大学 医学部 社会予防医学 寄附講座・特任教授)によれば、耳の中の温度(耳孔温度)は「脳の温度に近く、脳が生み出す(生体)リズムを反映する。耳孔温度が脈拍数と同期して変動するような時は体調が良く、両者のリズムが狂うと体調が崩れやすい」とコメントしていましたから、体調管理をするウェアラブルデバイスの装着場所として「耳」を選ぶというのは自然なのかもしれません。

【参考リンク】

■まとめ

耳をウェアラブルデバイスの装着場所として活用することは、1.ながら作業が可能、2.耳の中は生体情報が取得可能であるため、視界が遮られないため、うっとうしさがないため、注目していきたいですね。

また、耳の穴の形状や耳の穴で反響した音は人それぞれ違うため、例えば、個人認証が必要とされるときにも、全てをビデオで録画されることには抵抗がある人もいるかもしれませんが、音によって個人認証ができるようなことができれば、音の記録だけで映像は必要がないため、プライバシーを守りながら、セキュリティ対策ができる可能性がありそうです。







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