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食品3Dプリンタで見た目も食感も楽しい介護食の開発|山形大学




【目次】

■食品3Dプリンタで見た目も食感も楽しい介護食の開発|山形大学

楽しい介護食 3Dプリンターで(2019/2/4、Yahooニュース)によれば、山形大学工学部は食べ物を噛む力や飲み込む力が弱くなった人にも、食べ物の形や食感を楽しんでもらおうと3Dプリンタで作った介護食の開発に取り組んでいるそうです。

お湯で変身する3Dトランスフォーム食品「3D恋鯉ゼリー」
お湯で変身する3Dトランスフォーム食品「3D恋鯉ゼリー」

参考画像:未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へ|スクリーンショット

未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へによれば、山形大学の宮瑾(ぐんじん)助教、古川英光教授らは食品3Dゲルプリンタの技術を開発し、その一つの例として、お湯をかけるとゼリーが溶けてスープに変わり、見た目も鯉から恋(ハート)に変わる3Dトランスフォーム食品「3D恋鯉ゼリー」を開発しています。

見た目が変わるだけでなく、スープに変わったときにとろみがつくことにより、誤嚥を防ぐという機能性も持ち合わせたものになっています。

未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へ
未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へ

参考画像:未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へ|スクリーンショット

未来の食事を3Dプリンタでつくる―食品3DプリンタE-CHEF活用で、見た目も美しいゼリー食品の開発へにも書かれていますが、従来の高齢者向けの食べ物を小さく刻んだ「きざみ食」、ミキサーにかけてドロドロにした「ミキサー食」は見た目が悪く、またまとまりが悪いために帰って誤嚥を引き起こしやすいものであるという問題があります。

この技術がさらに進めば、個人個人の体調や好みに合わせた食事(硬さ・食感・形など)を作れることで、将来的に介護福祉施設・病院の給食システムとしての利用が期待されます。

■「食べる」という行為が人間にとっての喜びにつながっている

食品3Dプリンタで見た目も食感も楽しい介護食の開発|山形大学
食品3Dプリンタで見た目も食感も楽しい介護食の開発|山形大学

unsplash-logoBrooke Lark

普段健康に過ごしている人にとっては、食事をすることは特別なことではなく、人によっては食事しないで生きていければと考えている人もいるのではないでしょうか?

しかし、先日介護に携わる方に話を聞いた際に驚いたのは、「食べる」という行為が人間にとっての喜びにつながっているという視点でした。

高齢者の介護では3分炊き、5分炊きといったように介助レベルに応じて食事を作り、提供するのですが、本当に食事が難しくなると、おかゆの液体部分をすくったようなものを食事として提供するそうです。

そこまでいくと、腹部に穴を開けて胃に直接水分や栄養を送る「胃ろう」を選択してはどうかと考えることもあるそうです。

ただ、大事なのは、食事における噛んだり、飲み込んだりすることの大事さであり、そのことが食べることへの喜びにつながるため、その選択をするのは難しいとのことでした。

【参考リンク】

高齢者でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発|高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題を解決する|ゆめカステラプロジェクトのように、高齢者や嚥下障害をもつ方でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」は食べる喜びを守る食べ物の開発が行われています。

食べる楽しみを最後まで残していけるように、今回紹介したような技術が活用されるようになっていくといいですね。







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【ガッテン】だるさ・スタミナ切れ・乾燥肌の原因は貧血?|酸素不足で体調不良|ラグビー選手と貧血の関係|鉄分補給のコツ

> 健康・美容チェック > 貧血 > 鉄分 > 鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある

2018年4月25日放送の「ガッテン」(NHK)は「だるさ スタミナ切れ 乾燥肌・・・体調不良の原因判明SP」がテーマでした。

「体がだるい」「スタミナがない」「肌が乾燥する」「抜け毛が多い」といった悩みは貧血が原因かもしれないそうです。




【目次】

■貧血が原因で「体がだるい」「スタミナがない」「肌が乾燥する」「抜け毛が多い」という症状が現れることがある!?

夏バテ? 実は貧血かも 食べ方工夫で「鉄分」補う

(2017/6/17、NIKKEIプラス1)

体の中の貯蔵鉄の量は「フェリチン」の血中濃度が指標となりますが、厚生労働省の国民健康・栄養調査(2008年)によれば、鉄欠乏にあたる血清フェリチン値25ナノグラム(1ミリリットル当たり)未満の人は女性で60%を超えているそうです。

約8割の女性が貧血を感じたことがある|貧血が女性に多い理由で取り上げた『ルナルナ』がユーザーに行なったアンケート調査によれば、約8割の女性が貧血を感じたことがあると回答しています。

貧血の症状には、不眠、息切れ、だるさ、口内炎、乾燥肌、抜け毛、爪の変形、氷食症、嚥下障害などがあるそうです。

新型鉄不足(フェリチン不足)で肌荒れ、不眠、うつ状態、疲労感?|#あさイチ ・ためしてガッテン(NHK)によれば、フェリチンが不足すると、うつや睡眠障害だけでなく、肌荒れ、イライラ、疲労感などが起こることがあるそうです。

鉄分が体に吸収されると、身体の中の様々なところでフェリチン(鉄入りの倉庫をイメージ)に貯蔵されるのですが、フェリチンの鉄が不足していると、細胞増殖などの身体における様々な反応を手助けすることができずに、肌荒れしても新しい細胞に入れ変わらなかったり、免疫細胞が減少してしまったり、脳の働きに欠かせないセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が不足してしまったりするそうです。

貧血の症状・原因・数値・改善・食事(食べ物) について詳しくはこちら

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■鉄分不足=酸素不足で体調不良に!?

普段は赤血球についている鉄分が酸素をくっつけて全身の細胞に酸素を届けているのですが、貧血になる=赤血球の鉄が少ないと、酸素を運ぶ量が少なくなり、細胞内のミトコンドリアに酸素が行き渡らなくなります。

ミトコンドリアは酸素を受け取りエネルギーを作っているのですが、酸素不足になるとミトコンドリアが働かずエネルギーを作りことができずに、体がだるいといった不調が現れてしまうのです。

■貧血外来

最近では「貧血外来」のある病院もあり、貧血と診断されると市販のサプリの10倍ほどの鉄を含んだ「鉄剤」が処方されるそうです。

■アスリート(スポーツ選手)と貧血の関係

Rugby

by Mariana Amaro(画像:Creative Commons)

今回番組で取り上げたのが、屈強なイメージのあるラグビー選手に貧血の選手がいたこと!

献血が日本のスポーツを強くする 駅伝の東洋大学、ラグビーの帝京大学に続け

(2014/1/16、JBPress)

献血では血液データで自身の身体の状態を把握することができ、例えば、ヘモグロビン値が少ない選手には鉄を多く摂るように指導を行なったり、有酸素運動の能力は赤血球の数を目安にすることができるそうです。

東洋大学陸上部と帝京大学ラグビー部を栄養面で支えていた管理栄養士の虎石真弥さんの提案で帝京大学のラグビー部の選手全員が献血に行ったところ、貧血の選手が見つかったそうです。

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これまでにもこのブログでは、アスリートと栄養不足、特に鉄分不足の影響について取り上げてきました。

プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!によれば、仙台の佐々木匠(18)選手は過度の練習と鉄分不足から貧血低血圧の状態に陥り、練習に参加できないこともあったそうですが、どのように食事をとれば栄養になるのかなどの勉強をしたことで、アクシデントを乗り越えたそうです。

高木美帆選手、貧血の症状として立ちくらみに悩まされたが食事の改善で体が変わってきた実感がある!|スピードスケート女子団体パシュート金メダル、1500M銀メダル、1000M銅メダル獲得!によれば、スピードスケート女子1500mで銀メダル、1000mで銅メダルを獲得し、団体パシュートでもメダルが期待される高木美帆選手ですが、以前は貧血の症状として立ちくらみに悩まされることがあったそうです。

そこで、栄養面でのアドバイスを受け、食事やサプリメントをとるタイミングや量を調整したり、自炊の時には貧血に良いとされるシジミを味噌汁に入れるなどして体が変わってきている実感があるそうです。

血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断されたスポーツ選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会で紹介した愛媛県体育協会が行なった調査結果によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

カロリーは摂れていても食事内容がよくなかったり、栄養バランスが悪かったり、体重制限などで食事を減らしていることによって、栄養不足になっていると考えられます。

スポーツにおいて月経について語ることはタブー?|生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響している!?で紹介した1800人以上の女性競技者を調査してきたブルインベルスさんによれば、生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響しているのではないかと考えられるそうです。

瀬戸大也選手の不調の原因は栄養不足だった!?|水泳によれば、不調の原因を栄養士に相談すると、原因は単なる栄養不足だったことが判明したそうです。

その後、朝、練習前後、練習中にサプリメントを必ず摂取したり、食事もどんぶり飯大盛りから、どんぶり飯2杯とハーフ麺と炭水化物を増やし、豆類などのミネラルも欠かさず食べるようになったことで調子が上がってきたそうです。

■鉄分不足の原因は「衝撃」!?

番組ではマラソンランナーとパーカッション奏者が一時間パフォーマンスを行なう実験をおこなったところ、貧血の度合いを示す数値が下がっていました。

マラソンランナーとパーカッション奏者とラガーマンに共通する点は「衝撃」!

鉄分は、便や尿、汗、皮膚のはがれ、月経だけでなく、衝撃(赤血球が壊れる)によっても減ってしまうそうです。

激しい運動をするアスリートは鉄分をしっかりと補給する必要があるのです。



■鉄分補給にはどうしたらいいの?

南部鉄器 Nambu Ironware

by Satoshi Yamaguchi(画像:Creative Commons)

●食事で鉄分を補給

鉄の吸収率が5から20%(だいたい10%程度と考えましょう)なので、少し多めを心がけるとよいようです。

また、激しい運動をすると鉄分が不足してしまいがちなので、多く摂取することを心がけましょう。

 border= 肉類

豚・鳥・牛など肉類のレバー・赤身の肉

 border= 魚介類

カキ・シジミ・アサリなどの貝類やイワシ・煮干し・青魚

 border= 野菜

ひじき(鉄釜)、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆製品(納豆など)

→ 鉄分の多い食品 について詳しくはこちら

【補足】

野菜や海藻の鉄分は肉や魚よりも体内での吸収が悪いので、吸収を良くするための工夫としては、食後のデザートに柑橘系の果物を食べるようにする。

野菜や海藻の鉄分は、一般的に酸素と結びついた状態であることが多いため、吸収率が低くなる傾向があります。

ビタミンCを摂ることで、ビタミンCの還元作用により、鉄が体内で吸収されやすい状態に変わります。

食品成分表、5年ぶり改訂|干しひじきの記載を見直しによれば、鉄製の釜で蒸し煮にしていたため鉄分が多かったそうですが、現在の主流であるステンレス釜で作った製品では鉄分が減っているそうです。

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!|#たけしの家庭の医学によれば、鉄分の中には、食べて吸収されやすい鉄と吸収されにくい鉄があります。

吸収されやすい鉄とは、マグロの赤身や豚レバー、牛肉、鶏レバーなど動物や魚に含まれる鉄分である「ヘム鉄」です。

吸収されにくい鉄とは、切り干し大根や小松菜、ほうれん草、ひじきなど野菜や改装に含まれる鉄分である「非ヘム鉄」です。

ヘム鉄と非ヘム鉄では食べた時の吸収率が異なり、ヘム鉄10~30%であるのに対して、非ヘム鉄は1~8%なのだそうです。

※「鉄剤の適正利用による貧血治療指針」(響文社刊)

日本人が食事から摂る鉄分は約85%以上が吸収されにくい鉄である「非ヘム鉄」なのだそうです。

※妊産婦のための食生活指針(厚生労働省)

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●鉄製の調理器具を使う

スキレット鍋や中華鍋などの鉄鍋で料理をしたり、南部鉄器に代表される鉄器でお湯を沸かしたりすると、鉄が溶けだすことで鉄分補給ができます。

番組でおすすめしていたのは、鉄鍋や中華鍋で味噌汁を作る方法。

水をじっくりと(10分ほど)加熱してから味噌汁を作ると、鉄分が溶けだして、鉄分補給ができるそうです。

デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」によれば、カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったのですが、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

そこで、「Lucky Iron Fish」という鉄の塊を鍋に入れることにより、摂取する鉄分を増やすことができたそうです。

日本でも昔は南部鉄器などに代表される鉄瓶や鉄鍋を使っていましたので、料理を作る際に鉄瓶や鉄鍋から溶け出した鉄分から補給するとよいのではないでしょうか?

→ 貧血によい食べ物・食事 について詳しくはこちら

ただ、サプリメントをとる際には一日の摂取目安量を守るようにしてくださいというアドバイスがありました。







【補足】
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水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」|介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!|使い方動画・レビュー




■介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」

介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」
介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」

参考画像:switle(スイトル)|世界初の水洗いクリーナーヘッド|YouTubeスクリーンショット

2017年8月7日放送の「有吉ゼミ」で紹介された「switle(スイトル)」は家庭用掃除機(キャニスター型掃除機)の先に取り付けるだけで 水洗い掃除機に早変わりする、世界初のクリーナーヘッドです。

※キャニスター型掃除機とは、スティック型掃除機やロボット型掃除機ではなく、ごく一般的な形状の掃除機です。

switle(スイトル)|世界初の水洗いクリーナーヘッド

スイトルには動力がなく、「switle(スイトル)」と掃除機を組み合わせることで、掃除機の吸引力を使って、『水の噴射』と『吸い取る』という2つのことを行なうことができます。

この商品がいいなと感じたのは、この部分。

ペット、子育て、介護などの飲みこぼし、食べこぼし、粗相などの液体汚れのお掃除に効果的です。

■ペットの粗相

以前ペット(ワンちゃん)を飼っていた時の悩みとしては、しつけができていなかったとき(新しい家で不安な時)に家の中をマーキングして回ったことがありました。

また、ペットの高齢化も進んでいることが話題になっていますが、少しずつ我慢ができなくなり、おもらしをしてしまうこともあります。

そんな時にこのスイトルがあればカーペット(じゅうたん)をきれいに掃除することができます。

■子育て・介護での飲みこぼし、食べこぼし

お子さんを育てていらっしゃる方はわかると思いますが、飲みこぼしや食べこぼしをするだけでなく、目を離したすきに、ぶつかったりしたはずみでコップに入った飲み物をこぼしたりしてしまった経験があると思います。

また、高齢者になると、口や手の機能が衰えるために、食事の際に食べこぼし・飲みこぼしをしてしまうことが増えがちです。

食べこぼし対策にエプロンをつけることもあると思いますが、本人の尊厳を考えると、できれば避けたい方法です。

【参考リンク】

そこで、食事中の姿勢を安定させたり、皿と口の距離が近づくようにしたり、口の周りや舌を動かす体操をしたり、持ちやすいスプーンやすくいやすい形状の器を選んだりするなどの対策がありますが、どうしてもこぼしてしまうこともあるでしょう。

在宅介護をおこなっていると、食べこぼしに関してストレスを感じる人がいると思いますが、そのストレスの原因の一つとして、食べこぼしをしてしまった後の片づけがあると思います。

スイトルがあれば、お子さんが食べこぼしをしても、高齢者や要介護者が食べこぼしをしても、きれいに掃除をすることができるため、ストレスを少しでも減らしてくれるのではないでしょうか。

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■「switle(スイトル)」の使い方・動画

掃除機用水洗いヘッド「スイトル」がカーペットの粗相を解決。子どもやペットの「やりやがったな!」に対応

スイトル使い方ガイド

■使ってみた感想

「switle(スイトル)」を実際に何十年も使っている絨毯(カーペット)で試してみました。

「水の噴射」と「吸い取る」の機能の使い分けが最初はわからず、ずっと水の噴射をしていてカーペットが思ったよりも濡れてしまいどうしたらよいのか困りましたが、「吸い取る」に切り替えると、しっかりと水を吸引してくれました。

同時に、何十年も使っているじゅうたんで試したからでしょうか、絨毯の中にたまっていたであろう「汚れ(のようなもの)」がたくさん取れました。

何十年も使っているじゅうたんのため、汚れだけではなくて、絨毯に詰まっていたものや絨毯の毛先も一緒にとれてしまった可能性もあります。

気になったのは説明書です。

説明書の書き方は少しわかりづらかったので、「スイトル使い方ガイド」を参考にしました。

水をどこから入れたらいいのか、つけ方があっているのか不安になる場面もあり、そのたびに説明書を見るのですが、文章が多くまた今まで見たことがない言葉で書かれていて、大事なポイントはできればもっと簡単なイラストにして直感的にわかるようにしたほうがいいように感じます。

■購入前の注意事項

スイトルは吸い込み仕事率が170W以上600W未満のキャニスタータイプの掃除機を対象とした商品であるため、ハンディータイプやスティックタイプの掃除機では使用はできません。

ちなみに、ダイソン(Dyson)DC26では使用できましたよ。




■まとめ

日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省
日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省

参考画像:少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省スクリーンショット

少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省

総務省の国勢調査によると、2015年の人口は1億2,520万人、生産年齢人口は7,592万人である。。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(出生中位・死亡中位推計)によると、総人口は2048年に1億人を割り、2060年には8,674万人にまで減少すると推計されている

総務省の国勢調査によれば、日本では少子高齢化が進んでおり、生産人口が減少し、総人口も減少を始めています。

75歳以上同士の「老老介護」初の30%超|65歳以上同士の「老老介護」は過去最高54%に|平成28年国民生活基礎調査によれば、介護をする側と介護を受ける側の両方が高齢者の組み合わせである「老老介護」が話題になっていますが、平成28年国民生活基礎調査で発表された、同居の主な介護者と要介護者等の組合せを年齢階級別にみると、60歳以上同士70.3%、65歳以上同士54.7%、75歳以上同士30.2%となっており、また年次推移でみると、上昇傾向にあるのがわかります。

これからの高齢化社会のためには、1.いかに健康な高齢者を増やしていくか(健康でいる期間を長くする)、2.いかに介護の負担を軽くしていくか、というのは大事なポイントです。

そのためにも様々な取り組みが行なわれています。

「switle(スイトル)」は、「2.いかに介護の負担・ストレスを軽くしていくか」に当てはまるものであり、こうした製品がもっと増えていくことで、介護負担が軽くなっていくといいですね。







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高齢者でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発|高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題を解決する|ゆめカステラプロジェクト




■高齢者でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発|高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題を解決する|ゆめカステラプロジェクト

高齢者でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発|高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題を解決する|ゆめカステラプロジェクト
高齢者でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発|高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題を解決する|ゆめカステラプロジェクト

だれもが安心安全に伝統食を味わう「なめらかすてら」試食会を開催

(2018/7/6、長崎大学病院プレスリリース)

このプロジェクトは2016年に開かれた「2025年問題」を話し合う医療および介護関係者のグループワークで、嚥下困難な食べ物として「カステラ」が挙げられたことをきっかけに 2017 年 1 月より発足した。高齢者や摂食嚥下障害のある要介護者にとっても食べやすく、安心で安全な長崎の伝統食品を製造し、摂食嚥下障害に関する知識と理解を深めることを目的としている。プロジェクトには大学病院の歯科医師を始め、医療、介護の多職種のみならず、洋菓子職人やデザイナー、学生などなど地域の様々な人々が積極的に参加し、交流をしながら進められている。

大学病院の歯科医師を始め、医療、介護、洋菓子職人、デザイナー、学生などが参加している「ゆめカステラプロジェクト」では、高齢者や嚥下障害をもつ方でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」の開発が進められています。

カステラはエネルギー量が高いため、栄養量やタンパク量が不足しがちな高齢者にとって理想的な食品なのですが、比較的水分含有量が少なくスポンジ状のため、口の中が乾燥しやすい高齢者や摂食嚥下障害をもつ患者さんには不向きな食品の一つです。

今回のポイントは、高齢者の低栄養の問題と嚥下障害の問題の2つが背景にあります。

1.高齢者の低栄養の問題

要介護者の4割が低栄養傾向|家族の7割は「低栄養」の意味知らないで紹介した日清オイリオグループが60歳以上の要介護者(要介護度1~3)を在宅で介護しており、介護食を作っている100名を対象に実施した「低栄養に関する実態調査」によれば、要介護者の4割が低栄養傾向にあることがわかったそうです。

これまでにも要介護者の中にはたんぱく質が不足する低栄養の人が多いということを紹介してきました。

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

今回紹介した厚生労働省のまとめによれば、高齢者はたんぱく質の摂取量が少ないと、フレイルティの出現リスクが増加するそうです。

なぜ高齢者になるとタンパク質が不足しがちなのでしょうか?

肉料理が苦手だったり、以前は、家族のために栄養を考えて、肉や卵などを使って料理をしていた人が、一人暮らしになってから、自分が好きなものだけを食べることで食が偏るようになって、肉や卵を使った料理を食べなくなってしまったり、食事の量自体が減ってしまったり、中高年の頃からのメタボ対策のための粗食を継続してしまったりすることで、たんぱく質が不足してしまうということがあるようです。

つまり、たんぱく質を摂るという面でみると、卵が原材料として使われているカステラはたんぱく質を補給するお菓子としておススメできるというわけですね。

2.嚥下障害の問題

要介護者の約6割に咀嚼や嚥下に問題がある|嚥下障害チェックテスト・嚥下障害対策(健口体操・嚥下体操)で紹介した日清オイリオグループが60歳以上の要介護者(要介護度1~3)を在宅で介護しており、介護食を作っている100名を対象に実施した「低栄養に関する実態調査」によれば、要介護者の約6割に咀嚼(そしゃく。かむこと)や嚥下(えんげ。飲み込むこと)に問題があるそうです。

高齢者は注意したい!誤嚥性肺炎の気づきにくい症状のサインとは?によれば、厚生労働省の人口動態統計の死因別統計によれば、「肺炎」で亡くなる人が年間12万人を超え、肺炎は「がん」「心臓病」に次ぐ第3位となっています。

高齢者にとって肺炎は怖い病気であり、肺炎を引き起こす原因としては、「嚥下障害(えんげしょうがい)」によって起こる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」が挙げられます。

誤嚥性肺炎の原因は、食べ物や飲み物、唾液に含まれた細菌が気管から入り込むことですが、眠っている間に細菌を含む唾液を少しずつ誤嚥することがあるため、気づきにくいです。

寝たきりや脳血管障害、認知症の患者の場合は、嚥下反射やせき反射が低下し、細菌が気道を通じて肺に入り込みやすくなるため、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるそうです。

誤嚥性肺炎の予防は、細菌を含む食べ物や唾液の誤嚥を防ぐことが重要となります。

単純に誤嚥を防ぐためには嚥下が難しい食品を食べないようにすると考えてしまいそうですが、そうしてしまうと、好きなものを食べる楽しみを奪ってしまう可能性があります。

「#口腔力」を鍛えよう!高齢者の介護から口から食べる楽しみを理解し嚥下障害対策を行おう!|#健康寿命では、先日介護に携わる方に話を聞いた際に驚いたのは、「食べる」という行為が人間にとっての喜びにつながっているという視点でした。

高齢者の介護では3分炊き、5分炊きといったように介助レベルに応じて食事を作り、提供するのですが、本当に食事が難しくなると、おかゆの液体部分をすくったようなものを食事として提供するそうです。

そこまでいくと、腹部に穴を開けて胃に直接水分や栄養を送る「胃ろう」を選択してはどうかと考えることもあるそうです。

ただ、大事なのは、食事における噛んだり、飲み込んだりすることの大事さであり、そのことが食べることへの喜びにつながるため、その選択をするのは難しいとのことでした。

つまり、高齢者や嚥下障害をもつ方でも食べやすいカステラ「なめらかすてら」は食べる喜びを守る食べ物ともいえるのです。




■まとめ

多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥る|厚生労働省
多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥ります。加齢に伴う変化(食欲の低下・活動量の低下・社会交流の低下・筋力低下・認知機能低下・多くの病気をかかえている)→危険な加齢の兆候(低栄養・転倒・サルコペニア・尿失禁・軽度認知障害(MCI))

参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット

「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!で紹介した厚生労働省によれば、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て徐々に要介護状態に陥るそうです。

食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れますが、このタイミングで適切な介入・支援を行うことができれば、要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できると考えられます。

低栄養になる理由の一つとして、メタボ対策からフレイル対応への移行ができていないことが考えられます。

要介護者を減らしていくためにも、フレイルという考え方を知って生活習慣を変えること、そして、「なめらかすてら」のようなアイデアで様々な問題を解決していけるといいですね。







【オーラルフレイル 関連記事】
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