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糖尿病と高脂血症(脂質異常症)

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by Mario Mancuso(画像:Creative Commons)

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糖尿病の方は、動脈硬化が起こりやすく、その大きな原因となるのが脂質異常症(高脂血症)なのだそうです。

続・糖尿病50話:第34話 高脂血症

(2008/11/25、毎日新聞)

このような糖尿病患者における脂質異常症は、狭心症、心筋梗塞(こうそく)などの冠動脈疾患や脳梗塞の強いリスクとなりますので、厳重なコントロールが必要です。

糖尿病に対する食事療法と運動療法によって、血糖値を低下させると、これらの脂質異常症はある程度まで改善します。

すなわち、中性脂肪やLDLコレステロールは低下し、HDLコレステロールは上昇します。

糖尿病の合併症を予防するためには、血糖値の低下だけでなく、脂質異常症も併せて、食事療法運動療法によって治療する必要があるようです。

記事の中では、このようにアドバイスされています。

かかりつけの医師に、血糖値やHbA1cの値だけでなく、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪(空腹時)の値も聞くように心がけましょう。

糖尿病の予防や糖尿病の合併症を予防するには、血糖値など部分、部分を見るのではなく、トータルでみていく必要があるようです。







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糖尿病の症状・初期症状

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糖尿病を予防する方法

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「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

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by Ken Teegardin(画像:Creative Commons)

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■「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

「糖尿病」 治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

(2008/12/11、産経新聞)

国民病の糖尿病は、早期から治療に努めなかった患者の生涯医療費が5000万円超と、治療に励んだ患者の6倍にも上ることが10日までに、専門医が初めてまとめた症例別推計で分かった。患者は毎年50万人増え、2年後には1000万人を突破する見込みだが、半数は未治療や治療放棄者だ。

糖尿病の早期の段階での治療を怠った患者の生涯治療費が5000万円超と、糖尿病治療に励んでいる患者の6倍になるそうです。

糖尿病と診断されているにもかかわらず、治療をうけない人や継続できずにやめてしまう人が多いようです。

現在、糖尿病または糖尿病予備軍の人は急増しています。

厚生労働省の調査では、血糖の指標となるヘモグロビンA1c(赤血球タンパクとブドウ糖が結合したもの)値が6・1%以上の「糖尿病が強く疑われる人(治療中を含む)」は平成9年に690万人、同5・6%以上6・1%未満で未治療の「糖尿病を否定できない人(糖尿病予備軍)」が680万人だったのが、14年に880万人と740万人、18年は820万人と1050万人に急増した。

糖尿病が増加している原因は、食事の変化と運動不足、遺伝などだといわれています。

糖尿病820万人のうち治療を受けているのは410万人で、このうち141万人(34・4%)は血糖制御が順調で、深刻な合併症を防いでいる。

未治療・治療放棄の410万人と、治療しても血糖制御が不調な269万人の計679万人は、合併症の危険が高い。

「合併症は軽症段階から心筋梗塞や脳卒中、10年以上続くと透析が必要な障害、5~6年で末梢(まっしょう)神経障害が出て、重症化すれば足が壊疽(えそ)して切断することも。

糖尿病網膜症や緑内障は7年以上で出ることが多く、重症なら失明する」

糖尿病と診断されても半数の人が治療を受けておらず、最初のうちはよいのでしょうが、その後、糖尿病の合併症を引き起こします。

合併症予防には適切な治療が肝心だ。早期なら、食事・運動療法だけで改善する人も少なくない。症状が進めば血糖降下薬なども服用。重症になれば、服薬に加えインスリン注射を毎日2回打たなければならず、合併症の危険は一層増す。

糖尿病の合併症を防ぐためにも、医師との相談の上、食事療法運動療法などの治療が重要です。

■糖尿病にかかる医療費

2017年6月6日放送の「みんなの家庭の医学」では糖尿病にかかる医療費について取り上げました。

■まとめ

現在、糖尿病と診断されている人が、きちんとした治療を受けるようになれば、糖尿病の合併症になる人は減少し、医療費も減少することが考えられます。

糖尿病または糖尿病予備軍と診断された人は、ぜひきちんとした治療を受け、生活習慣を改善しましょう。

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら







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知らないと損する!医療費徹底節約|たけしの本当は怖い家庭の医学

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by 401(K) 2012(画像:Creative Commons)




3月17日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学では、『知らないと損する!医療費徹底節約&たけし院長がいく!全国メタボ健診ツアーIN大阪』の3時間スペシャルでした。

今回は糖尿病と診断された方を例に、医療費がどれくらいかかるかを紹介していました。

  1. 糖尿病の初期の段階では、食事療法運動療法で血糖値をコントロールします。
  2. 食事療法・運動療法では血糖値がコントロールできなくなると、血糖降下薬で血液中の糖分を下げる治療を行ないます。
  3. 血糖降下薬では血糖値がコントロールできなくなる段階になると、インスリン注射による治療が必要となってきます。

このように段階を経るにつれて、医療費が高額になってきます。

また、糖尿病だけでなく、同時に高血圧脂質異常症(高脂血症)動脈硬化などの病気になることもあり、さらに医療費が高額になる可能性もあるのです。

そして、糖尿病には糖尿病網膜症などの合併症もあり、その治療にも医療費がかかってきます。

今回番組で紹介した生涯医療費が高額になった理由としては、「治療の怠慢」をあげています。

食事・運動療法をサボったことで、薬の使用が早まったことが一つ。

さらに、薬の飲み忘れや、半年も病院に行かないという通院の中断を何度もしてしまったこと。

結果、高血圧症や脂質異常症、脳梗塞などの合併症を引き起こし、多大な医療費を生み出す原因となってしまったのです。

糖尿病の患者の中には、糖尿病の治療を受けていない人や途中でやめてしまった人も多いようです。

生涯医療費をできるだけ低くするには、その時々の段階での治療をきちんと行うことが重要です。

また、メタボリックシンドロームの段階できちんとした対策をとることも医療費を低くする方法ともいえます。

メタボが悪化すると多額の医療費がかかります。

(急いでメモしたため、詳細な金額は間違っているところもあるかもしれません。)

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  • 高血圧           174万7500円
  • 脂質異常症(高脂血症) 368万2200円
  • 糖尿病           584万8200円

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医療費を節約するためにも、メタボ対策を行ないましょう。

番組HPには、「知らずに損している!?あなたの医療費チェック」が紹介されています。

番組で紹介されたチェック項目を一部ご紹介します。

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Q.

休日に子供が熱がある時に、

A.電話で医師に相談する 

B.様子を見て翌日受診する

どちらが医療費が高いと思いますか?

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答え A

電話で医師に相談することも医療行為となり、診察料がとられるそうです。

様子を見て翌日受診したほうが医療費は安くすむそうです。

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Q.

薬をもらうときは、

A.病院に近い薬局でもらう

B.自宅に近い薬局でもらう

どちらが医療費が高いと思いますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

答え B

薬をもらうときは、自宅に近い薬局でもらうよりも

病院に近い薬局の方が調剤基本料が安いそうです。

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Q.

緊急を要しない手術のために入院する場合、

A.月末から入院する

B.翌月から入院したほう

どちらが医療費が高いと思いますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

答え A

緊急を要しない手術のために入院する場合、

月末から入院するよりも、

翌月から入院したほうが月ごとにかかる費用が

かからなくてすみ、安くなるそうです。

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知っておかないと損することもあるので、もっと勉強したいですね。