「遺伝子」タグアーカイブ

肥満遺伝子持っていても、やせられる|東北大が調査

Molecule display

by Christian Guthier(画像:Creative Commons)




肥満:遺伝子持っていても、やせられる 東北大が調査

(2008/11/9、毎日新聞)

肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることを、栗山進一・東北大准教授(公衆衛生学)らが調査で示し、米医学誌「メタボリズム」電子版に発表した。

栗山進一・東北大准教授の調査によれば、肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることが分かったそうです。

遺伝的に肥満になりやすいという言い訳はできないようですね。

また、栗山進一・東北大准教授によると、遺伝子ダイエットに関しては、否定的なようです。

遺伝子を調べて肥満体質の型を判断し、効率的な減量法を指導する「遺伝子ダイエット」が話題だが、栗山准教授は「現時点で科学的根拠があるとは言いがたい」と指摘する。

遺伝だけで肥満になるのではなく、やはり生活習慣や環境による影響も大きいのでしょう。

遺伝子のせいにすることなく、生活習慣を改善してダイエットしましょう。







日中に著しい眠気を感じる病気「過眠症(ナルコレプシー)」に関連した新しい遺伝子を発見|東大教授らのグループ




Sleeping moment

by MPedro Ribeiro Simões

「過眠症」に関連遺伝子、東大教授らのグループが発見

(2008/9/29、読売新聞)

日中に著しい眠気を感じる病気「過眠症(ナルコレプシー)」に関連した新たな遺伝子を、東京大の徳永勝士教授(人類遺伝学)らのグループが発見した。

<中略>

過眠症は日本人の約600人に1人が発症し、日中に激しい眠気を感じたり、突然全身が脱力したりする病気。遺伝的な原因とストレスなど周囲の環境が発症の原因と考えられているが、詳しい仕組みは不明で、根本的治療法もない。

東京大の徳永勝士教授(人類遺伝学)らのグループは、日中に著しい眠気を感じる病気「過眠症(ナルコレプシー)」に関連した新たな遺伝子を発見したそうです。

過眠症は、日中に激しい眠気が襲い、突然全身が脱力したりする症状に襲われる病気ですが、詳しいメカニズムや治療法も見つかっていないそうです。

今回の研究によって、過眠症の原因の解明や治療法の発見につながるといいですね。







米大学生、「ガンに効くビール」作りに挑む

米大学生、「ガンに効くビール」作りに挑む(2008/10/22、ITmedia News)

米ライス大学の学生が、遺伝子工学を用いてガン予防効果のあるレスベラトロールを含むビールを作り出そうとしている。レスベラトロールはワインに含有される化学物質で、ガンや心臓病を抑制することが動物実験で示されている。

ガンや心臓病を抑制するとされる「レスベラトロール」の入ったビールを、大学生が遺伝子組み換えで開発しているそうです。

しかし、日本では遺伝子組換え食品に対する消費者の意見が厳しいことから、市場では受け入れることができないかもしれません。

また、以前のニュースでアルコール、飲むほどに脳が縮小=米研究がおこなわれているそうで、その点でも迷いそうです。

男性型脱毛症の原因DNA変異=早期手当てに有効か-海外2チーム

男性型脱毛症の原因DNA変異=早期手当てに有効か-海外2チーム

(2008/10/16、時事通信)

男性に多くみられる男性型脱毛症が高い確率で遺伝する原因の一つとみられるDNAの変異が見つかった。英ロンドン大など欧米6カ国の研究チームと、ボン大など独豪研究チームがそれぞれ20番染色体で発見し、16日までに米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

記事によると、父や祖父が脱毛症の男性が、若いうちにこの変異があるか調べれば、脱毛の進行を遅らせる手当てができる可能性があるそうです。

この研究が進み、男性型脱毛症の発症のメカニズムが解明されれば、将来的には、進行を遅らせる遺伝子治療ができそうです。

→ 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら

小児がん「神経芽腫」の原因遺伝子を発見|東大医学部の研究グループ

Kid

by Teresa Qin(画像:Creative Commons)




小児がん「神経芽腫」 原因遺伝子を発見

(2008/10/16、産経新聞)

小児がんの一種で、治療が難しい神経芽腫の原因遺伝子を東大医学部の研究グループが発見した。この遺伝子がつくる酵素の働きを抑えることで、新たな治療法の開発が期待できるという。16日付の英科学誌「ネイチャー」(電子版)に発表した。
神経芽腫は4歳以下の患者が9割を占める乳幼児疾患。国内で年間約1000人が発症し、患者の約3割は治療が難しい。24年前に関連遺伝子が見つかったが、有効な治療法の開発には結びついていない。

東大医学部の研究グループが、小児がんの一種の神経芽腫の原因遺伝子を発見したそうです。

神経芽腫の原因遺伝子がつくる酵素が異常に活性化しており、この酵素の働きを阻害することで、治療が難しい患者の約3割で症状の改善が期待できるそうです。

有効な治療法が見つかるといいですね。