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サプリを使用している人は健康的なライフスタイルを示す指標が高い

Pills

by nathanmac87(画像:Creative Commons)




サプリメントの摂取は大半の人で不要、逆効果も 研究

(2011/10/11、AFPBB)

米国では、2人に1人が何らかのビタミン剤を摂取している。

東フィンランド大(University of Eastern Finland)と米ミネソタ大(University of Minnesota)の研究チームは、200億ドル(約1兆5000億円)規模のサプリメント産業が既に栄養状態の良い国民の寿命を延ばすことに貢献しているかを探るため、米アイオワ州の女性を対象にした健康調査「Iowa Women’s Health Study」のデータ(参加人数3万8772人、平均年齢62歳)を分析した。

1986年、1997年、2004年のサプリメントに関する自己申告を見ると、当初サプリを使用していたのは全参加者の66%だったが、04年にはこの割合が85%に上がった。

サプリを使用している人は健康的なライフスタイルを示す指標が高かった。

サプリを使用していない人よりも非喫煙者が多く、低脂肪食の割合が高く、運動量も多かった。

ただし、サプリを使用した人の死亡リスクが使用しない人よりも高くなるケースも多数あった。

特に、鉄分のサプリは総死亡リスクの上昇と強く、かつ用量依存的に結びついていた。

一方で、カルシウムのサプリは一貫して総死亡リスクの低下に結びついていた。用量依存性は不明という。

研究チームは、鉄分サプリの使用者で死亡リスクが高くなる理由について、サプリを使用せざるを得ない根本原因が存在する可能性を排除しておらず、さらなる研究が必要だと述べている。

ポイントをまとめてみます。

●サプリを使用している人は健康的なライフスタイルをしている人が多い

サプリを使用していない人よりも非喫煙者が多く、低脂肪食の割合が高く、運動量も多かった。

●鉄分のサプリは総死亡リスクの上昇と強く、かつ用量依存的に結びついていた

●カルシウムのサプリは一貫して総死亡リスクの低下に結びついていた

■年配女性に有益なサプリはビタミンD3だけか

今回の結果を受け、医師らは、栄養不足を解消するために必要な場合を除き、摂取した場合のリスクを考慮すべきだと呼び掛けている。

セルビア・ニス大(University of Nis)のGoran Bjelakovic医師らは、解説記事で、「『多ければ多いほど良い』というパラダイムは間違いだ」と述べた。

今回の結果は、ビタミンE、ビタミンA、ベータカロチンなど一部の抗酸化物質のサプリが有害になりうることを示す新たな証拠だとした上で、「ビタミンとミネラルのサプリは、少なくとも栄養状態が良い人には予防措置としてすすめられない」と記している。

Bjelakovic医師らによると、年配女性、そして恐らくは年配男性にも有益と見られる唯一のサプリは、ビタミンD3だという。食事または日光暴露により十分なビタミンD3を得られなかった場合に有効だという。

なお、カルシウムサプリを摂取すべきかの問題については、「さらなる調査が必要」としている。

栄養補給は「多ければ多いほどよい」というわけではありません。

あくまでサプリメントは食事で摂りにくい栄養素を補給するためのものです。

今一度、食事(とサプリメント)について考えないといけないのかもしれませんね。

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「サプリメントというのは、現代食の弱点を補強するための食品なんですよ。

私たちが普段食べている食事では、バランスよく栄養を摂ることが難しいのが現状です。

それに、野菜に含まれているビタミン、ミネラルなどの栄養素が、ここ数十年で大幅に低下しているというデータもあるんですよ。

また、現代食には何重にも加工を繰り返された食品が多く、水、光、熱に弱い栄養素は、どんどん失われてしまいます。

そこで、体に必須なのに摂取しづらい栄養素を、サプリメントで補うといいんですよ」

多くの人が勘違いしていると思うのが、サプリメントは薬ではなく、あくまで健康補助食品=食品だということ。

日ごろの食事でとることのできない(摂ることが難しい)栄養素を補助するのが目的です。

サプリメントを飲めば病気が治るというわけではなく、病気にならないように健康を維持する、または、体の機能を最大限発揮できるように欠けた栄養素を補充すると考える必要があります。

もう一つは、単一の栄養素を摂ればよいと考えているということです。

「栄養素というのは単体では機能しないので、特定の1品だけでなく、様々な種類をまんべんなく摂ることが大切です。

まずはどんな人にも共通して不足しがちな栄養素を“マルチビタミン”“マルチミネラル”などのベースサプリメントで補いましょう。

そのうえで、改善したい症状に合わせて必要なものを加えていけばいいんですよ

単一の栄養素だけをとるのではなく、栄養素は総合的に摂ってこそ機能します。

また、おすすめするのは、合成したビタミンやミネラルではなく、食品由来のサプリメントです。

そして、サプリメントは、継続して飲むのも大事なことですね。

最後に、記事の中では、摂取した栄養素を働かせるためにどうしたらよいかを紹介しています。

サプリメントは薬と違い、飲んだだけでは効果は引き出せません。

摂取した栄養素を働かせるためには、運動や睡眠が必要不可欠です。

また、摂りすぎたカロリーをサプリメントだけで調整することはできないので、和食を基本としたバランスの良い食事を心がけて下さい

大事なのは、バランスの良い食事・運動・睡眠(休息)。

そして、足らない栄養素がある場合に、うまくサプリメントを活用するようにしましょう。







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進行期の肝臓がんに対してがん細胞の増殖に必要な鉄分を除去することで進行を抑えることに成功|山口大グループ

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【目次】




■進行期の肝臓がんに対してがん細胞の増殖に必要な鉄分を除去することで進行を抑えることに成功|山口大グループ

Medical care in Gaza

by proisraeli(画像:Creative Commons)

進行期の肝臓がんに新治療…山口大グループ

(2011/9/3、読売新聞)

抗がん剤が効かない進行期の肝臓がんに対し、がん細胞の増殖に必要な鉄分を除去することで進行を抑えることに、山口大の坂井田功教授らのグループが成功した。

患者の5割でがんが縮小したり進行しなくなったりしたという。

抗がん剤に代わる新たな治療法で、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに報告した。

山口大の坂井田功教授らのグループは、進行期の肝臓がんに対して、癌細胞の増殖に必要な鉄分を除去することで進行を抑えることに成功したそうです。

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■研究内容

具体的な研究内容は以下のとおりです。

肝臓がんは切除しても再発しやすく、進行すれば抗がん剤の治療効果がなくなる場合も多い。

グループは、体内の鉄分を尿と一緒に排出する「鉄キレート剤」と呼ばれる薬剤を患者の肝臓動脈に直接投与する臨床研究を実施。

末期の肝臓がん患者10人に対し、隔日で平均2か月間注入したところ、2人でがんが縮小し、3人で進行がほぼ止まった。

重い副作用も確認されなかった。

残り5人には治療効果はみられなかった。

記事によれば、患者の5割でがんの進行が止まったり、縮小したそうで、副作用もないそうです。

鉄キレート剤を使った治療は、他の臓器のがんにも応用できると考えられるが、肝臓は鉄分を蓄積する性質があるため、効果が表れやすいとみられるという。

肝臓の健康(ウコン・脂肪肝・NASH)|ためしてガッテン(NHK)で取り上げられていましたが、鉄過剰(肝臓にたまった鉄が酸化する)によって、肝臓に炎症を引き起こすことがあるそうです。

肝臓の治療に鉄分をコントロールすることは重要と言えるのかもしれません。

今後の研究に注目ですね。

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