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■長引く便秘が「認知症」の前兆!?
by Tatiana Vdb(画像:Creative Commons)
2017年5月12日放送の「その原因、Xにあり」のテーマは「正しい腸活で目指せ健康長寿SP」です。
『長引く便秘が「認知症」の前兆』ということが気になりましたので、調べてみました。
番組で解説される眞鍋雄太先生(横浜新都市脳神経外科病院 内科・認知症診断センター部長)に認知症についてインタビューされている記事を見つけました。
レビー小体型認知症とは?
αシヌクレインという異常なたんぱくの凝集体「レビー小体」が溜まって発症する認知症です。
初めは脊髄や脳幹といった自律神経や巧緻運動(針に糸を通すなどの指先を使った細かな動作のこと)を司る部位が障害を受けやすく、便秘や起立性低血圧、パーキンソン病のように体が動かしにくいといった症状がでます。
認知症の症状・改善・予防に良い食べ物によれば、レビー小体とは不要なタンパク質の一つで、これが、脳全体に溜まることで、神経細胞が破壊され認知症状を起こします。
レビー小体型認知症の特徴は「視覚障害」で物が歪んで見え、字が書けなくなったり、幻視症状(いるはずのない人が目の前に現れる)があります。
今回紹介した記事によれば、レビー小体型認知症になると、便秘や起立性低血圧、パーキンソン病のように体が動かしにくいといった症状が現れるということですので、便秘が認知症のサインということもいえそうです。
■認知症の予防法
マイホスピタル(2014 vol.43)では認知症を予防する生活習慣が提案されています。
- 糖質や動物性脂肪の摂りすぎを避けて、糖尿病や脂質異常症を防ぐ
- 活性酸素を撃退するビタミンCやビタミンE、βカロチンが豊富な野菜・果物をとる
- オメガ3脂肪酸(シソ油・エゴマ油、アジ・サバ・イワシなどの青魚に含まれるDHA・EPA)の摂取
- ウォーキングなどの運動(細胞の新陳代謝を高める成長ホルモンの分泌を促す)
■まとめ
認知症のサインとして、便秘が現れることがある!
ただし、2016 年3月 コラム 「レビー小体病は全身病」DLBSN 東京 協力医 福井俊哉(かわさき記念病院)によれば、レビー小体型認知症は体のいたるところに症状が現れる全身病と考えた方がよいようです。
レビー小体型認知症の症状として、次のような症状が現れるそうです。
- 脳貧血(立ちくらみのように立ち上がったときに血圧が下がり気分が悪くなる)
- 血圧の変動
- 食欲の変動
- 排泄の問題
- 体感温度の異常
- 発汗過多
- 何でもないところでよく転ぶ
- 匂いや味がわかりにくい
- レム睡眠行動異常症
これらの症状が一つだけ現れた時や初期段階の場合は、他の病気と間違えてしまうような症状があります。
つまり、便秘はレビー小体型認知症の前兆の一つと考えておく方がよいようです。
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