精巣がん化にかかわる遺伝子解明 京大教授ら 精子幹細胞の増殖も
(2009/7/2、京都新聞)
精子の元になる精子幹細胞(精原細胞)の増殖とがん化にともにかかわる遺伝子を、京都大医学研究科の篠原隆司教授(分子遺伝学)、李知英東京医科歯科大講師などのグループが突き止めた。
精巣がんの原因解明や男性の不妊治療につながる成果で、遺伝子は他の種類の幹細胞の増殖やがん化にもかかわっている可能性があるという。
米科学誌「セル・ステム・セル」で2日に発表する。
京都大医学研究科の篠原隆司教授(分子遺伝学)、李知英東京医科歯科大講師などのグループによれば、精子の元になる精子幹細胞(精原細胞)の増殖とがん化にともにかかわる遺伝子を突き止めたそうです。
今回の遺伝子の解明によって、精巣がんの治療法の開発が期待され、また精子幹細胞が増殖するメカニズムの研究をすることによって、男性の不妊治療につながりそうです。
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by Lucas Cobb(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 不妊 > 不妊治療で別人の受精卵…なぜこのようなことが起きたのか?
不妊治療で別人の受精卵…女性が香川県を提訴
(2009/2/19、産経新聞)
県の発表によると、女性は昨年4月ごろから同病院の産婦人科で不妊治療を受けていた。
同年9月中旬、受精卵を培養する際、担当の医師(61)が作業台上にあった別の女性の受精卵を入れた容器と誤って取り違えたとみられる。
妊娠から約9週間後に中絶手術を行ったという。
不妊で悩まれ、長期にわたる不妊治療の末、ようやく授かった赤ちゃんだったでしょうに・・・。
大変残念な思いをされたことと思います。
しかし、その他のニュース記事によると、今回のような受精卵取り違えにヒヤリとしたことがある施設は少なくないようです。
【関連ニュース】
受精卵取り違え 半数の施設でヒヤリ 妊娠中絶「聞いたことない」
(2009/2/20、産経新聞)
不妊治療は、技術が確立されるにつれ一般化してきたが、事故につながりかねない「ヒヤリ」とするケースも増加。
蔵本ウイメンズクリニック(福岡)の福田貴美子看護師長らが全国114の施設に行った調査では、49%の施設が「患者取り違えや精子の混同などを、身近に感じたことがある」と回答した。
記事によると、以上のようなことがないように、日本産婦人科学会は12年に「精子や卵子、胚(はい)の培養や保存の際に、父母が誰か分かるように識別する」「実施施設や保管場所の管理を厳重にする」といった通知をしているそうです。
そのような通知を行った上でおこったことだというならば、早急に対策を講じる必要があると思います。
今後このようなことがないよう、取り違えるミスが起きないような不妊治療の方法を考えていくべきだと思います。
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