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沖縄、男女とも中性脂肪値が全国最悪 男性の3人に1人が基準値を超えている!?
by Ippei Suzuki(画像:Creative Commons)
沖縄、男女とも中性脂肪が全国最悪 男性の3人に1人
(2015/4/2、琉球新報)
中小企業で働く従業員やその家族が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)が公表している2011年度~13年度の健診の結果、受診した35~74歳の沖縄県内男性の3人に1人が中性脂肪の標準値を超えていることが分かった。全国都道府県別で見た割合も全国ワーストだった。
全国健康保険協会が公表している2011年度から13年度の健診の結果、沖縄県の男女の中性脂肪の基準値を超えた人の割合は全国ワーストだったそうです。
沖縄の伝統食は健康に良い
沖縄県といえば昔は長寿県というイメージがあり、テレビでも沖縄の伝統食は身体によいと何度も紹介されています。
エリカ・アンギャルさんおすすめ!ダイエット7つの食材|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学
エリカ・アンギャルさんが話を伺ったのは、鈴木信先生(沖縄長寿科学研究センター センター長、沖縄の長寿研究の第一人者)。
※THE OKINAWA WAY(鈴木先生の研究チームが沖縄の長寿者の生活習慣をまとめた本)に、エリカ・アンギャルさんが興味を持ったそうです。
1 海藻類が多い
ビタミン・ミネラルが豊富
海藻は沖縄の代表的長寿食
2 魚
魚に含まれるDHA・EPAには生活習慣病を予防する働きが期待されている。
沖縄の高齢者の主菜は魚が多い
3 オリーブオイル
オレイン酸ががんや動脈硬化を予防する働きがあると考えられている。
4 5色以上の野菜(5色以上)が多い
野菜の多くには、抗酸化成分であるフィトケミカルが含まれている。
フィトケミカルには、動脈硬化や老化を防止する働きが期待されている。
沖縄の長寿者研究によると、色とりどりの野菜を多く摂っているそうです。
5 雑穀米
雑穀米には食物繊維やビタミンが多く含まれている。
食物繊維には、便通の改善、コレステロールの低減に効果がある。
エリカ・アンギャルさんが、食物繊維を薦めるには、もうひとつ理由があります。
それが、GI値。
GI値(グリセリック・インデックス:血糖値の上がりやすさの指標)はエリカ・アンギャルさんのダイエット法の中核をなす考え方。
消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がる。
⇒インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまう。
つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。
GI値が低い繊維質の食べ物は血糖値が上がりにくい。
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6 島豆腐
沖縄の長寿者研究によると、島豆腐などの大豆製品を一日に100g以上食べているそうです。
大豆に含まれるイソフラボンは 更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防効果が期待される成分。
沖縄の女性は、更年期になる年齢が平均より遅いと推測されるそうです。
7 いも
沖縄の長寿者研究によると、いも類をよく食べているそうです。
しかし、2009年に紹介した記事(メタボ「要指導」人口比21・3% 全国最悪 【沖縄】)によれば、沖縄県で特定健診(メタボ健診)を受けた人のうち、特定保健指導が必要な人が、人口比21.3%で、全国一でした。
沖縄県では、食生活の変化(食生活の欧米化)に伴って、肥満が増加しているというニュースを時々目にしますが、それを裏付ける結果となったようです。
その時のデータによれば、厚生労働省の調査で、沖縄県は、生活習慣病の要因となる肥満者の割合が男女とも全国1位、生活習慣病の代表である糖尿病による死亡率も1位でした。
HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれており、酸化LDLコレステロールは血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こすことがわかってきています。
動脈硬化予防のために中性脂肪値を減らすためにも、沖縄県の伝統的な食事を少しでも取り入れてみると、また長寿県として返り咲いてくれるのではないでしょうか。
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