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50代の男性・女性は恋愛でどんな悩みを抱えているの?




【目次】

■50代の男性・女性は恋愛でどんな悩みを抱えているの?

50代の男性・女性の恋愛
50代の男性・女性の恋愛

「50代のダイエット」や「恋愛・結婚」の記事をまとめていると、「50代 恋愛」について検索されることがあります。

「50代男性の恋愛心理」
「50代女性の恋愛心理」
「50代同士の恋愛」
「50代の恋愛事情」
「50代 最後の恋」
「50代 恋愛 別れ」
「50代の女性が年下の男性を好きになった」
「50代女性の恋愛対象は」
「50代既婚男性との恋愛」

などなど50代になっても恋愛については悩むものなのです!

若い頃の恋愛では親が口を出してくることが悩みだった人が、50代の恋愛では子供が恋愛に口を出してくることが悩みになるというケースもあることでしょう。

■50代の独身者で恋人がいる割合

ブライダル総研 恋愛・婚活・結婚調査2015(2015/11/19、リクルートマーケティングパートナーズ)では、年代別・性別で独身者で恋人がいる人の割合を調べていますので、データを見てみましょう。

恋人がいる人の割合(独身者)
恋人がいる人の割合(独身者)|ブライダル総研 恋愛・婚活・結婚調査2015(2015/11/19、リクルートマーケティングパートナーズ)

参考画像:ブライダル総研 恋愛・婚活・結婚調査2015(2015/11/19、リクルートマーケティングパートナーズ)|スクリーンショット

50代の独身者で恋人がいる人は、男性13.7%、女性31.3%というデータがあります。

恋愛したいけどできていない人を含めると、もっと恋愛について悩んでいる人がいることでしょう。




■人生100年時代には50代の恋愛が普通のものになる時代に!

人生100年時代の恋愛・結婚を考えると、例えば、寿命が短い時代には「一人のひと(男性・女性)に尽くす・添い遂げる」という考え方が主流だったかもしれませんが、人生100年時代には「二人以上」ということが普通になっていくのではないでしょうか。

極端に発想すると、理想の遺伝子を持つ(であろう)相手と子どもを作り、子育て期には経済的に安定している相手と生活をし、子育てが終わってからはセカンドライフを楽しめる趣味や会話が合う相手と恋愛・結婚をするという人もいてもおかしくないでしょう。

そのように考えれば、「50代の恋愛」に限ることなく、60代・70代・80代・90代…というように、新たなパートナーを見つけることは珍しいことではなくなっていくでしょう。

最近では、高齢者の一人暮らし、いわゆる「独居老人問題」が取り上げられる機会も増えてきました。

世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省
世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省

参考画像:世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から(平成26年、厚生労働省)

高齢世帯は2040年に44.2%に、一人暮らしの高齢者も増加|「日本の世帯数の将来推計」厚労省推計で紹介した国立社会保障・人口問題研究所が行なった2018(平成30)年推計の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によれば、全世帯主に占める 65 歳以上世帯主の割合は2015年の36.0%から2040年には44.2%を占めることがわかったそうです。

孤独が健康に大きく影響するというニュースも増えています。

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高齢者の一人暮らしの人の中には、一人のほうが楽という人がいる一方で、もしかすると、「一人のひと(男性・女性)に尽くす・添い遂げる」という価値観があることで「一人」を選択してしまっているという人もいるかもしれません。

それが美的感覚として素晴らしいと思われていますし、それを否定するわけではありませんが、これからの人生100年時代には「孤独」でいるのは長すぎるかもしれません。

人生100年時代には恋愛・結婚のパートナーに限らず、新しいコミュニティでつながりをもつことも大事になるでしょう。

高齢者の一人暮らしであっても、ゆるく周りの人々とつながっていく形を作っていくことがこれから必要になるはずです。

人とのつながりをゆるくでも持つことが人生に彩りを与え、時にはそれが恋愛・結婚に発展していくこともあるということが自然になっていくでしょう。

50代の恋愛が普通のものとなりますように!







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人生100年時代の「人間関係」はどうなる?|寿命100歳時代の恋愛・結婚|独居老人問題にはゆるいつながりを作る仕組み(井戸端会議・銭湯・美容室・床屋・頼母子講・模合)がカギになる!?




■人生100年時代の「人間関係」はどうなる?|寿命100歳時代の恋愛・結婚|独居老人問題にはゆるいつながりを作る仕組み(井戸端会議・銭湯・美容室・床屋・頼母子講・模合)がカギになる!?

人生100年時代の「人間関係」はどうなる?
人生100年時代の「人間関係」はどうなる?

人生100年時代を迎えるということで、健康寿命や老後の資産について取り上げられる機会が増えています。

【人生100年時代 関連記事】

そして、今回は人生100年時代における人間の3つの悩みの一つである人間関係がどう変わるのかについて考えてみたいと思います。

人生100年時代で起こるのは、これまで100歳まで生きていた人たちが少なかったために、人生100歳まで生きる時のライフプランの目標とする人がいないこと。

そのために、これからどんな人生を送ったらいいのかわからないと不安になる人も出てくることでしょう。

【男性】性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因|悩みやストレスの状況|平成13年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
【男性】性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因|悩みやストレスの状況|平成13年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
【女性】性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因|悩みやストレスの状況|平成13年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
【女性】性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因|悩みやストレスの状況|平成13年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

参考画像:表22 性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因|悩みやストレスの状況|平成13年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかること|国民生活基礎調査では、年齢階級別に悩みやストレスの原因は変わっていきますが、この調査では70歳以上はひとまとめにされています。

70代から100歳以上の人たちが増える時代になれば、これまでの調査では見えてこなかった悩みやストレスの原因が出てくるかもしれません。

例えば、人生100年時代の恋愛・結婚です。

例えば、寿命が短い時代には「一人のひと(男性・女性)に尽くす・添い遂げる」という考え方が主流だったかもしれませんが、人生100年時代には主流派ではなくなるのではないでしょうか?

一つの可能性として、人生100年時代においては、恋愛・結婚生活を大きく分けて、子育て期と非子育て期に分け、子育て期に最適な相手との恋愛・結婚と子育てが終わった後にセカンドライフとしての最適な相手との恋愛・結婚をすることが普通になるかもしれません。

このブログでも「50代 恋愛」という検索ワードがありますが、60代・70代・80代・90代…というように、新たなパートナーを見つけることは珍しいことではなくなっていくでしょう。

高齢者の一人暮らし、いわゆる「独居老人問題」が取り上げられる機会も増えてきました。

世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省
世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省

参考画像:世帯構造別にみた65歳以上の者のいる世帯数の構成割合の年次推移|グラフで見る世帯の状況|国民生活基礎調査(平成25年)の結果から(平成26年、厚生労働省)

高齢世帯は2040年に44.2%に、一人暮らしの高齢者も増加|「日本の世帯数の将来推計」厚労省推計で紹介した国立社会保障・人口問題研究所が行なった2018(平成30)年推計の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によれば、全世帯主に占める 65 歳以上世帯主の割合は2015年の36.0%から2040年には44.2%を占めることがわかったそうです。

孤独が健康に大きく影響するというニュースも増えています。

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人生100年時代には恋愛・結婚のパートナーに限らず、新しいコミュニティでつながりをもつことも大事になるでしょう。

高齢者の一人暮らしであっても、ゆるく周りの人々とつながっていく形を作っていくことがこれから必要になるはずです。

そう考えると、昔の時代にあった長屋の女たちが共同でもつ井戸に集まり、水くみや洗濯などをしながら世間話や噂話をする「井戸端会議」や「裸の社交場」「庶民のサロン」とも呼ばれる「銭湯」、今でもその名残がある「美容室」や「床屋」、掛金を出し合い入札やくじでお金を受け取る「頼母子講(たのもしこう:聞いた話では最も最後に長生きした人が総取りになる仕組みにしておくことで長生きすることができたそうです)」、沖縄県・奄美群島では「模合(もあい)」のような仕組みを現代版にアップデートしていくことによって、ゆるいつながりを増やしていくことができるのではないでしょうか?







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「老い」|年齢との向き合い方を世阿弥の人生論から考える!




■「老い」|年齢との向き合い方を世阿弥の人生論から考える

「老い」|年齢との向き合い方を世阿弥の人生論から考える
「老い」|年齢との向き合い方を世阿弥の人生論から考える

unsplash-logorawpixel

年をとることはネガティブなイメージを持って語られることが多いですよね。

そして、それは単にネガティブなイメージを持つだけでなく、年をとったと思った瞬間から、それは行動に現れてしまいます。

人は「年をとった」と思った瞬間から老けこんでしまう!?
で紹介した英エクセター大学のKrystal Warmothさんによれば、人は「年をとった」と思った瞬間から、活動的でなくなり、若さを保つ気がなくなり、老けこんでしまうそうです。

人生の科学 「無意識」があなたの一生を決める [ デイビッド・ブルックス ]

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『「無意識」があなたの一生を決める 人生の科学』(著:デイヴィッド・ブルックス)によれば、被験者に高齢者に関わる単語を幾つか見せると、単語を見る以前よりも歩くのが遅くなるということが実験で確認されているそうです。

プライミング|高齢者に関わる単語を見せると単語を見る以前よりも歩くのが遅くなる!?によれば、こういう現象を「プライミング」というそうで、これは、先行する知覚が後の知覚、ひいては後の行動に影響を及ぼすという現象のことをいいます。

つまり、年をとることはネガティブなことだと多くの人がそう捉えているということです。

しかし、年を重ねること=Aging(エイジング)をポジティブにとらえることができるものをあなたもご存知ではないでしょうか?

それは「発酵食品」です。

「老い」は他者との再会を繰り返すこと──伊藤亜紗、ドミニク・チェン、橋田朋子による“aging”をめぐる対話(2019/1/15、unleash)で紹介されている発酵デザイナーの小倉ヒラクさんによれば、ぬか床にも守・破・離とでも呼べるような異なるフェーズの推移があり、良い菌が優勢になったり、悪い菌が増えたり、再び良い菌が集まることで、多様な菌が安定化することにより、よいぬか床になるそうです。

時間が蓄積されたからこそ生まれる価値があるということですね。

40代・50代向けの健康美容ブログを書いている立場からすれば、確かに、目が見えにくくなったり、疲れがとれにくくなったり、モノを忘れることが多くなったり、体力がなくなったり、肩が上がりにくいなど体が自由に動かなくなったり、年をとりたくないなーと思う瞬間はあるものです。

しかし、年を重ねたからこそ見えてくるもの、できることもあるはずです。

世阿弥の『花鏡』にはこのような言葉があります。

命には終わりあり、能には果てあるべからず。

言葉の通り、命には終わりはあるが、能には終わりはないという意味で、老いてこそ得られる芸があるということです。

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『NHK「100分DE名著」世阿弥 風姿花伝』の解説によれば、世阿弥の人生論は、若年の若さの力から、中年の意思によって選択する世界に入り、老年の自由の境地へと進みます。

若い時には「やってはいけない」と思っていたことがあっても、やっていいとされてきたことに少し混ぜることにより、観客にとっては珍しいもの、面白いものになるというのです。

人生100年時代を迎える私たちは世阿弥が考える「老いてのちの初心」という気持ちを持って、老いたからこそ咲かせる花もあるでしょうし、またすべてがなくなった後に残った一輪の花こそが今までの生きてきた証ともいえるのではないでしょうか?

亡父にて候ひし者は、五十二と申しし五月十九日に死去せしが、その月の四日の日、駿河の国浅間の御前にて法楽仕る。 その日の申楽ことに花やかにて、見物の上下、一同に褒美せしなり。およそ、その頃、物数をば初心に譲りて、やすきところを少なすくなと、色へてせしかども、花はいや増しに見えしなり。これまことに得たりし花なるがゆゑに、能は、枝葉も少なく、老木になるまで、花は散らで残りしなり。これ、眼のあたり、 老骨に残りし花の証拠なり。

老いることは自由になることという考え方になると人生100年時代もワクワクしてきませんか?







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