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【避難所での低体温症対策】手足の冷えや体の震えが出たら体を温めること

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by Jon Rawlinson(画像:Creative Commons)




地震・津波ナビ:避難所での低体温症対策は 震えが出たら体温めて /北海道

(2011/3/24、毎日新聞)

低体温症は高齢者や子供のほか、栄養不足や疲労、水分不足の状態でもなりやすい。

心臓血管センター北海道大野病院の大城和恵医師(循環器内科)は「心臓発作などのような緊急性は低いが『もう少し』といううちに悪化する。

手足の冷えや体の震えなどの兆候が出たら、体を温めるなどの対応をした方がいい」と指摘する。

低体温症は高齢者や子供のほか、栄養不足や疲労、水分不足の状態でもなりやすいそうです。

手足の冷えや体の震えが出たら、体を温めるなどの対応が必要なのだそうです。

物資が十分にある場合には、カロリーと水分を摂取し、厚着をするなどの対策ができますが、今回の地震のように物資が十分にない場合には、具体的にはどのようにしたらよいのでしょうか。

床は冷たいので、何かを敷いて接触を避ける。

毛布があったら、1人でくるまるより2~3人で使った方が暖かい。

避難所内に運動会などで使われるテントの屋根部分を組み立てたり、段ボールで小さい家を作るのも、冷気を防ぐ対策として有効だ。

床に直接触れていると冷たいので、新聞紙やダンボールなどを敷くようにしたほうが良いようです。

また、毛布は一人で使うより数人で使ったほうが暖かいそうです。

そして、ダンボールなどで小さい空間を作ることも、冷気を防ぐ対策になるようです。

ただ、以下のような状況になると、医療機関に助けを求める必要があります。

つじつまが合わないことを言ったり、ふらついたりする場合は、医療機関への搬送が必要になってくる。

→ 低体温 について詳しくはこちら

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[東日本大震災]「このままだと肺炎などに」救援の医師警告

[東日本大震災]「このままだと肺炎などに」救援の医師警告

(2011/3/16、毎日新聞)

目立ったのは「寒くて頭が痛く眠れなかった」と不調を訴える被災者。

「暖を取るための灯油も毛布も全く足りない。このまま続くと肺炎や低体温症になる人が出てくる恐れがある」と山崎順久(のぶひさ)医師(32)は警告した。

仙台市の避難所などで医療援助を行なった大阪赤十字病院のチームによれば、また、寒さから体を守るための灯油や毛布も足りず、寒さから肺炎や低体温症になる人が出てくるおそれがあるそうです。

また常備薬を持たずに避難したり、出張中に被災した人も多く、高齢者を中心に血圧が上がる傾向が見られた。

高血圧などの常備薬を持たずに被災した人も多いそうです。

被災直後と比べ電気が通じ始めたものの、携帯電話やパソコンを扱えない高齢者は、持病の診察先を探すのに苦労していたという。

高齢者には必要な情報が手に入らず、診察先を探すことができない方がいるそです。

避難所での生活は窮屈な上に薬が手に入らず、高血圧が進むうちに固まった血が血管に詰まるエコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓(そくせん)症)になる人が増えるかもしれない」とも指摘した。

避難所の生活で長時間足を動かさずにいると、エコノミークラス症候群になることがあるそうです。

人々の支援の輪は広がりつつありますが、まだ水や食料、薬など救援物資が届いていないようです。

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被災者、低体温症の危険性高く|日本登山医学会

Misterio tras la reja / Mystery behind fence

by Hernán Piñera(画像:Creative Commons)




被災者、低体温症の危険性高く 日本登山医学会が注意呼びかけ

(2011/3/15、産経新聞)

東日本大震災の被災地の東北地方について気象庁は、16日以降、日中でも1月下旬から2月上旬の真冬並みの冷え込みとなるとして、警戒を呼びかけている。

避難所での食料や燃料不足が指摘されるなか、登山医学の専門家でつくる日本登山医学会は被災者が低体温症にかかる危険性が高いとして、低体温症の予防法などを分かりやすく解説したブログを開設、注意を呼びかけている。

16日以降真冬並みの冷え込みになることから、日本登山医学会は、被災者が低体温症の危険性があると注意を呼びかけています。

 

■低体温症とは

低体温症は、寒さや雨などで体の熱が奪われ、体温(直腸温)が35度以下に下がった状態。

32度以下(重症)に下がると判断力が低下して錯乱、意識消失などの症状が出始め、死亡率は40~90%となる。

発症から2時間で死に至ることもあり、体温を回復させることは難しいことから予防が第一とされる。

低体温症とは、寒さや雨によって熱が奪われて、体温が35度以下に下がった状態を指し、重症になると、判断力が低下して、錯乱、意識消失などの症状がではじめ、場合によっては、死に至ることもあるそうです。

 

■低体温症を予防するには

低体温症の予防には、身体を冷やす要素(低温や風、雨によるぬれなど)を避けることと、衣類などによる保温・加温、水分やカロリー補給が重要。

ブログ(http://jsmmed-tozanigaku.sblo.jp/)では、「震えが止まると自己復熱は不可能で、至急病院への搬送が必要」など注意点を記したほか、質問も受け付けており会員が適宜回答するという。

低体温症を予防するには、低温や雨、風など身体を冷やすものを避け、衣類などによる保温、水分や栄養補給が重要なのだそうです。

→ 低体温 について詳しくはこちら

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