> 健康・美容チェック > 低体温> 平均体温が高い人と低い人の差|この差って何ですか?
2016年2月14日放送の「この差って何ですか?」では「平均体温が高い人と低い人の差」を取り上げました。
【目次】
■平均体温が高い人と低い人の差
by AJS Pimentel(画像:Creative Commons)
番組によれば、この差は「筋肉量の違い」。
全体重に占める筋肉量の多い人の方が平均体温が高くなります。
女性に冷え性が多いのは、男性に比べて筋肉量が少ないためと考えられるそうです。
低体温で悩む女性が増加中!34度台、35度台も!によれば、平熱が35度台ということも多く、中には34度台と極端な低体温の人もいるほどです。
また、平均体温が高いと、肩こりや腰痛にもなりにくくなるそうです。
今回の理由は、半袖外国人の謎|日本人より欧米人は体温が高い?「ミトコンドリア」「筋肉量」がキーワードで紹介した内容と近いものでした。
なぜ日本人より欧米人のほうが体温が高いのでしょうか。
それは、熱を発生させる筋肉量の違いです。
細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。
つまり、欧米人は、筋肉量が多いため、恒常的に高い体温を維持しているため、寒い日本でも半袖の人が多いというわけなんです。
反対に、日本人の平均体温は低体温化しているようです。
現代人の平均体温が下がった原因の一つとして、筋肉量の減少が挙げられています。
現代人のライフスタイルは、日常生活での運動量が減っていて、また、仕事もデスクワークに就く人が多いため、筋肉量が減っています。
さらに、もともと男性に比べて熱のもとである筋肉量が少ない女性は、低体温になりやすいのです。
ただ、今回解説されていた石原新菜さんの父親でもある石原結實さん著書「体温力」によれば、日本人が低体温になった(体温が低下した)理由として、次のことを挙げています。
運動不足
塩分の控えすぎ
水分の摂りすぎ
食べ過ぎ
体を冷やす食べ物のとりすぎ
ストレス
化学薬品、化学調味料、食品添加物の摂取
シャワーで済ませる入浴習慣
夏のクーラー
■まとめ
平均体温の差は筋肉量の違いが主な理由ですが、生活習慣によっても影響が現れます。
【関連記事】
→ 低体温の改善・原因・症状・病気 について詳しくはこちら
■低体温改善方法
バランスのとれた食事で亜鉛などのミネラルやビタミン補給
低体温改善に必要不可欠な栄養素は、亜鉛・鉄・セレンなどのミネラルと、ビタミンB1・B2などのビタミンです。
亜鉛などのミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え・生理不順・低体温を改善します。
→ 亜鉛が多い食品 について詳しくはこちら
→ 低体温の改善方法(温活の方法)(食事・運動) について詳しくはこちら
冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにする。
温かい飲み物を飲んで低体温改善!
旬の野菜や果物を摂取して低体温改善!
食べない系ダイエットは避ける
食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。
食事誘発性熱産生といいます。
たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない
基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。
低体温の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。
たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。
運動で低体温改善!
運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。
第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。
また筋肉を使うことで体温が上がります。
ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。
お風呂にゆっくり浸かる
お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。
また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。
お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。
さらには、低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。
●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法
40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。
最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。
※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。
1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。
2.2分経ったら上半身のストレッチ
両肘を後ろに突っ張り胸をはる
左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)
(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)
3.下半身のストレッチ
入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す
坐禅のように脚を組む
足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす
5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)
(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)
4.10分たつまでゆっくり浸かる
【参考記事】
お酒の飲みすぎに気をつける
タバコを控える
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。
冷え性のツボ
・下腹の冷え解消・更年期障害・月経不順のツボ:三陰交(さんいんこう)
マッサージ
冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。
また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。
冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。
特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。
ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。
【参考記事】
→ 体温を上げる方法!温活・低体温改善方法(食事・運動) について詳しくはこちら。
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