by Beat Tschanz(画像:Creative Commons)
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内臓型冷え性|たけしの本当は怖い家庭の医学
たけしの本当は怖い家庭の医学(1/20放送、テレビ朝日系)は、『冷え性タイプ別予防スペシャル!』がテーマでした。
今回取り上げたのは、「内臓型冷え症」(裏寒(りかん)による冷え)という病気。
内臓型冷え症とは、内臓が冷えてしまう冷え性のことをいいます。
【内臓型冷え症の症状】
- おなかが冷える
- 厚着をしても体が冷える
- 風邪を何度も引いてしまう
- 倦怠感
- 冷えがひどく、動けなくなる
■冷え症とは
人間は、運動して筋肉を動かすことや食事をすることで熱を生み出しており、そしてその温まった血液を循環させることで体温を維持しています。
気温が低いと、熱を体の外へ逃がさないために、交感神経が働いて、手足の血管を収縮させ、血液を体の中心に集め、内臓を温め、守ろうとします。
この人間に備わった防御システムが過剰に反応してしまうのが、日本の女性に多い症状である冷え症です。
■冷え性タイプ
冷え性には、大きく分けると、5つのタイプがあるそうです。
- 四肢末端型冷え性
- 下半身型冷え性
- 内臓型冷え性
- 全身型冷え性
- 局所型冷え性
手足の先が特に冷えてしまう、この冷え症のことを四肢末端型冷え症と呼ぶそうです。
内臓型冷え症の場合は、気温が低くなっても、交感神経の働きが弱いために、手足の血管を収縮させないため、血液を体の中心である内臓に集まることがないそうです。
そのため、体の中心である内臓が冷えて、機能が低下し、膀胱炎や機能性胃腸障害などを起こしやすくなってしまいます。
また、内臓型冷え症の場合、末端の手足は暖かいため、症状が気づきにくいといった欠点があります。
今回番組で紹介した内臓型冷え症のケースで、冷えを悪化させた理由は次のような理由がありました。
- 交感神経が弱い体質
- 夏に冷房を浴び続けてしまった
- 過度の疲労で体のバランスが崩れた
■内臓型冷え症チェック方法
- 体温計で、10分間わきの下で体温を測る。
10分間測ることで、内臓の温度に近づくと考えられるそうです。
36.3度以下で内臓型冷え症の可能性があるそうです。
- おなかが冷えると、下痢や便秘になる人は内臓型冷え症の可能性。
■冷え症の改善・予防
●足の指ストレッチ法
- 足の指を強く折り曲げる。(血液を遮断する)
- 5秒数えたら離す。(血液が流れ込む)
*冷え症の方は、筋肉がつることがあるので、お風呂で行うとよいようです。
●冷え性の改善・予防に役立つ食事方法
冷え症の改善・予防には、熱になりやすい栄養素であるたんぱく質を摂ることが重要。
たんぱく質を多く含むのは、肉や魚、大豆など。
たんぱく質は食べただけで体を温めてくれるそうで、四肢末端型冷え症の予防・改善には不可欠だそうです。
しかし、たんぱく質を多く摂ろうとすると、カロリーや脂質が気になるものです。
そこで、番組で紹介したのが、高タンパク低カロリー食材を使用した食事です。
1. 鶏胸肉
2. 鮭
3. 豚ひき肉(赤身)
●四肢末端型冷え症は、熱の発生源が少ないので、食事や運動(ウォーキング・ストレッチ)で熱を生み出すことが重要。
●下半身型冷え症は、上半身は温かいのが特徴で、腰の骨の変形などによって腰の神経に影響し、血流が悪くなっていることや加齢による動脈硬化が考えられるそうです。
日本の多くの女性が悩んでいる「冷え症」。
しかし、同じ冷え症とは言っても、症状によって冷え症のタイプは違ってきています。
自分の冷えのタイプを知って、対応するようにしましょう。
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