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吐き気・嘔吐・食欲不振・胃腸の不調(消化器系の症状)|更年期(更年期障害)の症状

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更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。

このホルモンバランスの乱れによって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに「吐き気」「嘔吐」「食欲不振」があります。




【目次】

■吐き気・嘔吐・食欲不振(消化器系の症状)

Nausea

by Erin Nekervis(画像:Creative Commons)

更年期を迎えたころに、食欲がなくなってきた、昔より胃が不調になったと感じるようになり、人によっては、吐き気や嘔吐をもよおすという人もいらっしゃるようです。

更年期になり、エストロゲンが減少することによって、ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れてしまいます。

胃腸は副交感神経が働いてリラックスしているときに働くのですが、自律神経が乱れてしまい、交感神経が優位に働き続けてしまうと、食欲不振(食欲がなくなる)や胃腸の不調、吐き気、嘔吐、ムカムカ(むかつき)の症状が現れてしまいます。

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しかし、吐き気や嘔吐の原因には、自律神経の乱れによる更年期症状だけでなく、その他の原因による自律神経の乱れによっても起こります。

また、胃潰瘍のような胃の病気貧血低血圧肝炎、急性の緑内障心筋梗塞によっても起こったりしますので、気になる方は一度医師に診てもらいましょう。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら




更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

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●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●相性の合う医師・病院を見つけておく

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

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■更年期障害の症状

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めまい・ふらつき・吐き気|高血圧でめまいがなぜ起こるのか?その原因

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高血圧の症状には、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、動悸、息切れなどの症状がありますが、なぜ高血圧の症状に「めまい」があるのでしょうか? 




【目次】

■めまいのメカニズム

Oh my...

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

めまいとは|めまいが起こる仕組み・めまいが起こる病気によれば、姿勢や動きに関する情報を、目(視覚)、内耳(耳の奥の三半規管)、足の裏の感覚などを通じて、脳で情報を統合し、目(眼球)、首、手足を動かし、バランスをとっていますが、この仕組みのどこかで異常があるとめまいが起こるそうです。

■高血圧とめまいの関係

高血圧とめまいにはどのような関係があるのですか?|めまいナビで解説している岡田 智幸 先生(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 耳鼻咽喉科)によれば、高血圧とめまいについて次のように解説しています。

脳の血液循環は、血液灌流圧(けつえきかんりゅうあつ:脳が正常な機能を営み、維持するための圧)のもとで、自動調節能により一定に保たれています。しかしながら、過度の高血圧が持続したり、血圧が急激に上昇したりすると、この自動調節能の破綻が起こり、脳内の圧力が上昇し、その結果、血液の流れが乱れて循環障害を来します。

通常は、人間の脳の血液循環は、自動調節能により一定に保たれていますが、高血圧が長く続いたり、血圧が急激に上昇すると、この自動調節能の働きに異常が起こり、脳内の圧力が上昇した結果、血液循環が乱れてしまいます。

そして、血液量が乱れることによって、高血圧脳症、浮動性めまい(ふわふわする)、吐き気、嘔吐といった症状を起こすと考えられるそうです。




■血圧の薬で血圧が下がりすぎてめまい・ふらつきが起こることもある

また、高血圧の治療中で降圧剤を服用している患者さんの中には、「めまいがある」「ふらふらする」といた症状を訴える人がいます。

人間の脳の血液循環は、自動調節能により一定に保たれていますが、降圧剤(血圧の薬)によって血圧が下がり過ぎてしまうと、脳循環障害を起こして、血液が不足し、平衡中枢が働かなくなって、めまいやふらつきを起こすことがあります。

ちなみに、低血圧の症状に、めまいや立ちくらみ、ふらつきがありますが、めまい・立ちくらみ・ふらつき|低血圧の症状によれば、血圧調節中枢の指令が遅れると、脳の血液が不足して立ちくらみやめまいなどの低血圧の症状を起こしていると考えられています。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら




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「げっぷが多い」のはどんな病気!?ゲップがよく出る原因とは?

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普段気にすることがない「ゲップ」ですが、場合によっては病気のサインとなっていることもあります。

そこで、ゲップが多い場合にどんな病気が考えられるのか、ゲップの原因についてまとめました。




【目次】

■「ゲップが多い」のはどんな病気!?

SPF15 girls at their best

by nick farnhill(画像:Creative Commons)

胃炎(慢性胃炎)

慢性胃炎の症状としては、特徴的な症状は少なく、みぞおちの痛み、食欲不振、食後の膨満感、胸やけ、げっぷ、悪心、嘔吐などがあります。

→ 胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

胃がん

ある程度病状が進むと、みぞおちの痛み(不快感、膨満感)、吐き気、胸やけ、貧血、げっぷ、体重減少、食欲不振など胃潰瘍胃炎などと大きな違いのない症状がみられることがあります。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群には次のような症状があります。

  • 腹痛(下腹部の痛み)
  • 腹鳴(ふくめい:おなかがごろごろ鳴る)
  • 腹部膨満感(おなかが張る)
  • ガス(おなら・ゲップ)
  • 吐き気
  • 便秘
  • 下痢

逆流性食道炎

逆流性食道炎の主な症状は次の通りです。

  • 胸やけ
  • 呑酸(どんさん:すっぱい液体が口まで込み上げてくる)
  • 喉がつかえる感じがする(のどに詰まっている感じ)

→ 逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事 について詳しくはこちら

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

空腹時の胃痛は病気のサイン?胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍かも?

胃酸の出過ぎや幽門・十二指腸が狭くなったことによる胃酸の逆流によって、胸やけや酸っぱい液体が口まで上がってきてゲップが出る「呑酸(どんさん)」という症状が現れることがあります。

→ 胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事 について詳しくはこちら

●呑気症

食事などと一緒に空気をのみ込む呑気(どんき)症




■ゲップの原因

内科医に聞く。しゃっくり、ゲップの原因を検証!

(2012/1/8、マイナビニュース)

1.空気を飲み込む

早食いやドカ食いをすると、空気が食べ物と一緒に飲み込まれ、ゲップのもとになります。

食事をする際に、食べ物と一緒に空気を飲み込むことによって、食道や胃に入った空気をゲップとして吐き出します。

ゲップが多い場合には、早食いやドカ食いをしている習慣がないかチェックしましょう。

2.ストレスで空気を飲み込んでいる

ストレスや緊張などの精神的な原因から無意識に空気を飲み込んでいることがあり、ゲップの原因になります。

ストレスや緊張によって無意識に空気を飲み込むことがあるそうで、そのことがゲップの原因になっているそうです。

3.胃の機能の低下

胃の機能が弱まると、食べ物や空気が腸へと移動しにくくなります。すると、胃にたまった空気を吐きだそうとしてゲップになります。

慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの可能性が考えられます。

→ 胃炎(慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

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4.腸管の動きが悪い

便秘をすると腸内に便がたまり、発酵してガスが発生します。体内にたまったガスや空気は、ゲップやオナラとして排出されます。

便秘になると、便が発酵してガスが発生するそうです。

→ 便秘 について詳しくはこちら

体内にたまったガスがゲップやおならとして出ていますが、そのニオイが臭い場合には、腸管に何らかの不調があることがあるそうです。

ゲップが臭い、おならのような臭いがするという場合は、腸管に病気の可能性もあるので医師に相談してください。

5.食道の炎症

本来は食べ物や胃酸が逆流しないように閉まっているはずの、胃と食道の間にある噴門部(ふんもんぶ)の機能が弱まっていることが挙げられます。これは胃食道逆流症(GERD)と呼ばれ、食道に胃酸が逆流して胸焼け、ゲップなどの症状を起こします。 不規則な生活習慣やストレスが原因で若い人にも見られる病気です。

食道に胃酸が逆流することによって、胸やけやゲップなどの症状が起こります。

胃食道逆流症(GERD)の症状と逆流性食道炎の症状が似ていたので、そのような違いがあるのか調べてみました。

食道の病気 Q&A|東京慈恵会医科大学 上部消化管外科

GERDには、逆流性食道炎があるものと、食道炎ははっきりしないものの逆流が原因となって胸やけなどの症状があるものとの両方が含まれます。内視鏡で実際に食道炎が認められる場合を‘逆流性食道炎’と呼ぶのに対して、逆流が原因となる症状があるものの、内視鏡で食道炎が認められない場合を、‘非びらん性胃食道逆流症’と呼びます。

つまり、GERDには、逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症があります。

逆流性食道炎とは、胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流してくることによって生じる病気です。

特徴としては、食道粘膜のびらん(ただれること。皮膚や粘膜を含む組織が欠損した状態)や潰瘍があります。

非びらん性胃食道逆流症(NERD)とは、胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流してくることによって生じる病気ですが、食道にびらんや潰瘍はない病気です。

ちなみに、食道に胃酸が逆流して炎症を起こすと、食道がんの原因となることもあるそうですので、注意が必要です。

6.そのほかの病気である

胃下垂(いかすい)により胃酸過多となる、体内に生息する細菌の一つ・嫌気性菌(けんきせいきん)から大量の臭気ガスが出ることが原因で、ゲップになることがあります。

胃下垂による胃酸過多、嫌気性菌から大量の臭気ガスが出ることが原因でゲップが出ることがあるそうです。

■まとめ

ゲップが多いという症状がある場合には次のような病気の可能性があります。

胃炎(慢性胃炎)、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、呑気症などの病気が考えられます。

ゲップが多いという症状以外にその他の気になる症状がある方は病院で診てもらいましょう。

→ 胃痛(胃が痛い)|胃の痛みから考えられる病気とその原因・特徴的な症状 について詳しくはこちら

→ 胃が痛い・胃の痛み|胃腸の病気の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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病気のサイン!?様々な胃痛の原因と特徴的な症状|前かがみになると痛みが楽になる病気は胃が原因ではないこともある!?

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「胃痛」を引き起こす原因にはいろいろあります。

「胃痛」といっても、実は病気のサインが隠れているかもしれません。

どのようなことが、胃痛の原因となるのか、特徴的な病気の症状とあわせて紹介します。




【目次】

■日本人は胃の病気になりやすい

Deadly Listeria Food Poisoning: Who are at Risk?

by James Palinsad(画像:Creative Commons)

胃腸の病気は、日本人になりやすい病気の一つだといわれています。

なぜ胃腸の病気が日本人になりやすいのでしょうか。

日本は、漬物などで塩分を摂りすぎるため、胃壁が傷つき、胃腸の病気になりやすいといわれています。

日本人のためのがん予防法|厚生労働省

日本人を対象としたあるコホート研究では、食塩摂取量の多いグループで胃がんのリスクが高まることが男性で示されました。女性でははっきりした関連は見られませんでしたが、いくら、塩辛、練りうになどの特に塩分濃度の高い食品をとる人ほど胃がんのリスクが高いことは男女共通して見られています(Tsugane et al. Br J Cancer2004)。

別の日本人を対象としたあるコホート研究では、漬物、塩魚、塩蔵魚卵などの塩蔵食品はがん全体、また、胃がんのリスクを上げることが示されています。一方、ナトリウム全体としてはがんとの間に特に関連は認められていません(Takachi et al. Am J Clin Nutr 2010)。

日本人を対象にしたコホート研究によれば、食塩は胃がんのリスクを「ほぼ確実」に上げると考えらえれます。

食塩・塩蔵食品摂取と胃がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

日本人に特有の、塩分濃度の高い食品には、味噌汁、つけもの、塩蔵魚卵(たらこ、いくらなど)、塩蔵魚(目ざし、塩鮭など)、その他の塩蔵魚介類(塩辛、練りうになど)などがあります。それぞれの食品について、摂取頻度別にグループ分けして胃がんリスクを比べてみました。

すると、男性ではいずれの食品でも摂取回数が増えるほど胃がんリスクも高くなりました。また、塩分濃度が10%程度と非常に高い塩蔵魚卵と塩辛、練りうになどでは、男女ともに、よく食べる人で胃がんリスクが明らかに高くなりました。

男性の場合は、味噌汁、漬物、塩蔵魚卵(たらこ、いくらなど)、塩魚(目ざし、塩鮭など)、その他の塩蔵魚介類(塩辛、練りうになど)などの塩分濃度の高い食品の摂取回数が増えるほど胃がんリスクが高いという結果が出ているそうです。

また、男女ともに、塩分濃度が10%程度と非常に高い塩蔵魚卵と塩辛、練りうになどをよく食べる人は胃がんリスクが高いという結果が出たそうです。

食塩と胃がんにはどのような関係があるのでしょうか?

動物実験などから、胃の中で食塩の濃度が高まると粘膜がダメージを受け、胃炎が発生し、発がん物質の影響を受けやすくなることが示されています。そのような環境では、慢性的に感染することにより胃がんリスクを高めることが知られているヘリコバクター・ピロリという細菌の感染も起こりやすくなることが知られています。

胃の中で食塩の濃度が高まると粘膜がダメージを受け、胃炎が発生し、発がん性物質の影響を受けやすくなったり、またそのような状態では胃がんリスクを高めるヘリコバクターピロリの感染も起こりやすくなるため、胃がんリスクが高まると考えられるようです。

また、胃腸の病気は、ストレスにも大きく影響されやすいもので、最近では、おなかの痛みがあるにもかかわず、内視鏡検査をおこなっても、はっきりとした原因がわからない、ストレスで悪化する機能性胃腸症や過敏性腸症候群も増えています。

→ 胃が痛い・胃の痛み|胃腸の病気の症状・原因・予防 について詳しくはこちら




■どんなことが胃痛の原因になるの?

胃痛は、胃粘膜に炎症、出血、ただれなどが起きたり、また、胃壁が傷ついたり、胃けいれんが起きたりすることが原因で起こります。

胃痛の原因は、食べ過ぎ、飲み過ぎ(アルコールの摂取)、不規則な生活、喫煙、運動不足、強い精神的ストレスなどが挙げられます。

胃袋では、食べ物を溶かして腸で吸収するため、胃壁から塩酸とたんぱく質分解酵素が加わった強力な胃液が出ています。

その胃液で胃自体が消化されないよう、胃の表面は粘液でガードされています。

しかし、ストレスの多い生活や喫煙、一部の風邪薬などに含まれている非ステロイド系の消炎鎮痛剤の服用は、防御役の粘液の出を悪くしてしまいます。

そこで、弱った胃にアルコールの刺激が加わると、炎症や出血などを伴う急性の胃粘膜障害が起きるほか、飲み過ぎて吐くと、胃の上部が裂けて吐血することもあります。

また、ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)に感染すると慢性的な胃炎を起こし、その後に胃潰瘍などを発症し胃粘膜の縮小が進むと、胃がんになるリスクが高まるそうです。

→ 胃がん(胃がんの症状・原因・治療・予防) について詳しくはこちら

ピロリ菌は、日本人の2人に1人が感染しているといわれるので、ピロリ菌対策は重要です。

胃アニサキス症

魚を食べたら、激しい腹痛|胃アニサキス症の症状・対策(加熱・冷凍)・予防によれば、胃アニサキス症とは、アニサキスが胃の中に潜伏した状態で、主に激しいお腹の痛みが起こり、吐き気や嘔吐、蕁麻疹などの症状を伴う場合があるそうです。

■胃痛の症状

胃潰瘍の症状としては、胃痛(さしこむような痛みやおなかの張ったような痛みなど)、膨満感、吐き気、嘔吐、吐血、食欲不振などがあります。

急性胃炎の症状としては、急激に激しい胃痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、貧血などが起こります。

慢性胃炎の症状としては、特徴的な症状は少なく、みぞおちの痛み、食欲不振、食後の膨満感、胸やけ、げっぷ、悪心、嘔吐などがあります。

→ 胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事 について詳しくはこちら

→ 胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

■胃痛と勘違いする病気

●虫垂炎

胃と腸の神経は近い場所にあるため、胃の痛みと勘違いしやすい。

すい炎

すい臓は胃の裏側に位置しているので、胃が痛いと勘違いすることがあるそうです。

痛みの特徴としては、肋骨の周りが痛くなり、前かがみになると楽になるのだそうです。

心筋梗塞

心筋梗塞になると、胃や肩が痛くなることがあります。

それは、痛みを脳が勘違いするためなのだそうです。

■まとめ

胃痛の原因には様々なものがあるため、気になる場合には、早めに病院で診てもらいましょう。

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吐き気・嘔吐|なぜ心筋梗塞になると吐き気の症状が出るのか?

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心筋梗塞の症状・前兆には「吐き気」があります。

なぜ、心筋梗塞になると「吐き気」の症状が出るのでしょうか?

【目次】




■なぜ心筋梗塞になると吐き気の症状が出るのか

Rachel Waters

by Ethan Hickerson(画像:Creative Commons)

あなたと大切な家族を 突然死から守る方法 第3弾〜心筋梗塞・狭心症〜

(2012/11/19、主治医が見つかる診療所)

胸以外の場所が痛む場合、よくあるのはみぞおちの痛み
それは…
◆下壁の心筋梗塞
心臓の下の部分の筋肉が壊死する心筋梗塞
その時に刺激を受けるのが…
◆迷走神経
ほとんどの内臓にある知覚神経
心拍数や胃腸の動きにも関わる
ここが刺激されると吐き気が出る場合もそれで胃の症状と区別が付きにくい

【参考ワード】

迷走神経反射|日本救急医学会

ストレス,強い疼痛,排泄,腹部内臓疾患などによる刺激が迷走神経求心枝を介して,脳幹血管運動中枢を刺激し,心拍数の低下や血管拡張による血圧低下などをきたす生理的反応。

心臓の下壁の心筋梗塞(心臓の下の部分の筋肉が壊死する心筋梗塞)が起きると、迷走神経が刺激を受けます。

迷走神経は、ほとんどの内臓にある知覚神経で心拍数や胃腸の動きに関わっています。

そこで、心筋梗塞によって、迷走神経が刺激されると、吐き気・嘔吐の症状が現れます。

→ 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化の症状・予防・原因・改善 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化改善に良い食べ物 について詳しくはこちら




■心筋梗塞を予防する方法

食事・食生活の改善・バランスのとれた食事に

動脈硬化の予防には食事・食生活の改善は欠かせません。抗酸化食品に注目が集まっています。

バランスのとれた食事でミネラル・ビタミン補給しましょう。

また、食事の量にも気をつけましょう。

→ 抗酸化食品 について詳しくはこちら。

食物繊維で脳卒中や心筋梗塞のリスク減

45歳以上の男女約8万7千人を約10年間、追跡調査を行い、食物繊維の摂取が多いグループは、そうでないグループに比べて、脳卒中や心筋梗塞などの循環器病の発症リスクが低かったそうです。

水溶性の食物繊維よりも不溶性食物繊維のほうが脳卒中のリスクを下げる効果が高かったそうです。

ただ、心筋梗塞を防ぐカギは悪玉善玉比(悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率)|みんなの家庭の医学 2月9日によれば、心筋梗塞を予防するには悪玉善玉比を改善することが重要であり、善玉コレステロールを増やす方法として、水溶性食物繊維を摂取することがおススメされていました。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら。

【参考記事】

野菜不足が気になる方に!

青汁通販オンラインショップ

【最大18%OFF】有機国産ケールの青汁を今ならオトクな価格でご提供しています。

ダイエットをして、肥満を解消する

肥満は動脈硬化の原因の一つだと考えられている。

オメガ3の多い食事を心がける

オメガ3脂肪酸の多い食事(青魚、えごま油、シソ油、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品)を積極的にとる。

→ オメガ3脂肪酸とは|オメガ3の効果・効能・ダイエット|オメガ3の多い食べ物・食品 について詳しくはこちら。

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EPAを含む青魚を食べる

EPAの8つの美容&健康効果によれば、青魚に含まれるEPAを摂取することで、中性脂肪値が著しく低下するといわれています。

→ EPAを含む食品 について詳しくはこちら。

脂身の多い肉など動物性脂肪の食べ過ぎに注意する

ストレスを解消する

ストレスは血圧にも影響を与える。自分にあったストレスを解消するリラックス方法を見つけましょう。

規則正しい睡眠で休息をとる

塩分の取りすぎに気をつける

塩分の摂りすぎは血圧を上昇させる。

運動

→ 糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!? について詳しくはこちら

血糖値コントロール

なぜHBA1Cの値が高いと心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのか?によれば、HbA1cが高いと動脈硬化が進み、心筋梗塞などの危険を高めると考えられるので、血糖値をコントロールし、動脈硬化を進まないようにしましょう。

お酒(アルコール)の飲みすぎに気をつける

タバコを控える

喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化を促進させるので禁煙をする。

体重・血圧を測り、自己管理に心がける

肥満や血圧の高めな人は、体重計と血圧計を用意して、体重そして血圧の自己管理を心がけることも大切です。

ちょっとした食事などの生活習慣の改善が動脈硬化の予防に役立ちます。

定期的な検査

健診では、血圧、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロールの値などを検査し、動脈硬化の進行度を診断します。

定期的な検査の中で、かかりつけの医師と良い関係を築き、生活・食事指導を受けましょう。

→ 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







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