2015年7月22日放送のNHKためしてガッテンのテーマは「今こそ!ダニ撲滅宣言」です。
■あなたはやってない!?間違ったダニ対策
by Erin Murphy(画像:Creative Commons)
部屋の中で多くのダニが潜んでいる場所は「布団」や「ソファー」、「畳」です。
一番注意したいのは「布団」!
布団にはダニの大好物である人の皮膚のカスがあり、適度な湿度と温度があるため、ダニが繁殖しやすいのです。
また、布団の場合、多くのダニが潜んでいるだけでなく、寝返りを打つと、ダニの死骸や糞が舞ってしまうので、ダニアレルギーの人にとっては特に注意が必要です。
では、どのようなダニ対策を行なえばよいのでしょうか?
●洗濯機で洗う
毛布にダニを3000匹つけて洗濯機で洗う実験を行なったところ、81%生き残っていました。
●布団を干す
日光(紫外線)を4時間照射されても、100%ダニは生きていたそうです。
●乾燥する
ダニは湿度60%以下になると繁殖を止めることができますが、乾燥していないところにもっていくとよみがえったそうです。
●掃除機をかける
掃除機をかけると、ダニがとれているように思いますが、掃除機で吸い取っているのはダニの死骸と糞などだけで、生きているダニは線維にひっかかってしまい吸い取ることができません。
それでは、どのようなダニ対策を行なえばよいのでしょうか?
■ダニ対策
●寝具の加熱
●衣類乾燥機やコインランドリーの乾燥機
衣類乾燥機やコインランドリーの乾燥機は、温度がほとんどが55度以上になるので、毛布やタオルケットなどは30分から1時間程度でダニを死滅させることができるそうです。
ただ、ウールやカシミヤ、ポリウレタンなど素材によっては高温の衣類乾燥機に入れると傷んでしまう恐れがあるものがあります。
また、キルティング加工されていない敷き布団や掛け布団は、乾燥機に入れると中の素材が偏ってしまうため、おすすめできないそうです。
●布団乾燥機
布団乾燥機を横にして、敷き布団で包む。
掛け布団で覆うと隅々まで50度以上になるそうです。
●炎天下の車内
夏の晴れた日、炎天下の車内に寝具を入れると、すみずみまで温度が50℃以上に達します。
太陽の光が当たるところに寝具を置いて、表裏2時間程度、日に当てるとよいそうです。
●寝具に掃除機をかける
ダニを死滅させた後は、掃除機をかけます。
表裏それぞれ1㎡あたり20秒間かけることで、ダニの死骸やフンを取り除くことが出来ます。
「掃除機用ノズル」を使えば、布団の布を吸いこまず、楽に掃除機をかけることができます。
■まとめ
ダニ対策のポイントをまとめてみます。
- ダニは50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅する。
家庭用の衣類乾燥機やコインランドリーの乾燥機は、温度が50度以上になるので、しっかりと加熱すれば、ダニを死滅させることができます。 - ダニを死滅させた後は、掃除機をかける。
表裏それぞれ1㎡あたり20秒間かけることでダニの死骸やフンを取り除くことが出来る。 - 人の皮膚のカスはダニの大好物
- 寝具は、人の皮膚カスがあり、また、適度の温度や湿度があるため、繁殖しやすい。
- 『加熱は3か月に1度、掃除機がけは1週間に1度』
本当に“正しい”ダニ対策、アース製薬と三菱電機に教えてもらったhttps://t.co/HWYib4MJIT
1.防ダニスプレーや布団乾燥機でまず“生きたダニ”を駆除しよう!
✅スプレーしてから1時間くらいでダニは死滅
✅50℃以上の熱でもダニは死滅
2.“死んだダニ”を掃除機でこまめに掃除しよう!— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) July 23, 2019
ダニ対策に取り組むメーカーのアドバイスによれば、1.防ダニスプレーや布団乾燥機で生きたダニを駆除し、2.死んだダニを掃除機でこまめに掃除することが大事なのだそうです。
ポイントを守って、ダニとはおさらばしましょう!
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