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■犬の熱中症や肉球のやけどに注意|シーズー、チン、ペキニーズ、フレンチブルドッグなどが特に注意が必要
by localpups(画像:Creative Commons)
犬の熱中症 シーズー、チン、ペキニーズが要注意と獣医警告
(2011/8/7、NEWSポストセブン)
節電の夏、人間だけではなく、熱中症にかかるペットが急増しているという。
赤坂動物病院の柴内晶子副院長によると、
「うちの病院でいうと、今年は前年比2割増しくらいです。特に多いのは犬ですね。猫はもともと砂漠の動物ともいわれていて、暑さや渇きに強いのですが、犬は冷涼な地域の出身種が多く、暑さに弱いんです」。
犬の熱中症が増えているそうです。
→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら
■なぜ犬が熱中症になりやすいのでしょうか?
「人間は、汗腺があって熱を放出できますが、犬の場合は口からハァハァと呼吸するか、四肢の肉球で汗を出すしかないので、非常に体温調節がしづらいんです。それに人間より体が地面に近いので、地面からの反射熱も受けやすくなります」(柴内副院長)
犬は口から熱を放出するか、肉球で汗を出すしか体温調節する方法がなく、また人間よりも身体が地面に近いため、地面からの放射熱も受けやすいために、熱中症になりやすいそうです。
■特に熱中症に気をつけたい犬の種類
特に熱中症にかかりやすいのは、短頭種といって鼻の短い犬種だという。
「気道が短かったり、曲がっているため、換気が難しくなりやすいんです。シーズー、チン、ペキニーズ、フレンチブルドッグなど、いま人気の犬種は要注意ですね」(柴内副院長)
鼻の短い犬種は、換気が難しいそうなので、特に注意してあげたいですね。
■年齢との関係
「犬の場合、5才を超えると人間でいう35才を過ぎた中年で、熱中症に限らず日々の健康管理が重要になります。ぐったりしていても、熱中症なのか持病なのかわからない場合は、早めに獣医師に相談してください。5才以上の犬は、年2回以上、健康診断を受けたほうがいいですね」
年をとると人間と同様、健康管理が重要になります。
■夏場のアスファルトによるやけどにも注意
また、地面の熱さには気をつけないといけない点がまだあります。
夏場のアスファルトは、昼間だと50度を超える熱さになる。地面に近いだけにその影響は大きく、そのまま歩かせると熱中症だけではなく、肉球を火傷する危険性も。
夏場のアスファルトやマンホールなどでやけどするといったことも聞いたことがあります。
十分にケアして散歩したいものです。
【追記(2015/8/11)】
(2015/8/8、朝日新聞)
■車での外出をするときに気を付けたいこと
車内温度を十分下げてから乗せ、エアコンの冷気が届くか、日差しが当たり過ぎないか、移動中もこまめに確かめよう。犬をケージに入れるのが安全のためには良いが、熱がこもることも。水入りのペットボトルを凍らせてタオルをまき、置くといい。保冷剤はかじって液体をなめてしまうこともあり、要注意だ。
犬は体温調節が苦手なため、暑さには要注意。
そのために犬の熱中症対策はしっかりと行っていただきたいものです。
手作りの簡易クーラーというアイデアもあるので検討してみてもいいかもしれません。
夏休み工作 ダイソーのクーラーボックスで簡易クーラー 作ってみた
凍らせても固まらないタイプの保冷剤にはエチレングリコールが入っています。遊んでいる間に噛んで中身が出るとエチレングリコールの甘い味に誘われて食べてしまい中毒をおこして死に至るそうです。https://t.co/iPS2CZvOed https://t.co/h6VAWpNNUA
— hakuraidou (@hakuraidou) 2016年5月14日
暑くなると熱中症対策に犬に保冷剤を使用する方がいますが、一部の凍らない保冷剤には車の不凍液と同じエチレングリコールが使われて、食べると緊急治療をしないと、腎不全になり死亡します。保冷剤を咬んだり、ツメで傷つけて中身が出ると、エチレングリコールは甘いため犬は舐めてしまします。要注意
— 藤井動物病院 (@FujiiACC) 2016年5月13日
ただ、凍らせても固まらないタイプの保冷剤にはエチレングリコールが入っています。遊んでいる間に噛んで中身が出るとエチレングリコールの甘い味に誘われて食べてしまい中毒をおこして死に至るそうです。
■注意のサイン
呼吸が荒く、よだれや目の充血があれば黄信号。びしょびしょにぬらしたバスタオルで体をくるみ、凍ったペットボトルを首やわきに当てて体を冷やしながら、すぐに病院へ向かおう。
- 呼吸が荒い
- よだれ
- 目の充血
このようなサインが出たら、様子を見て体を冷やす対策をしながら、病院で診てもらいましょう。
愛犬との楽しい夏の思い出のためにも、対策はしっかりと行ってくださいね。
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