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もはや”小さな太陽”? 「夜スマホ」が招く眼病
(2013/10/10、東洋経済オンライン)
スマホなどのデジタル端末を見続けることで起こる3つの不調
1.ドライアイ
by Vern Hart(画像:Creative Commons)
スマホなどを見続けて起こりやすいのは「ドライアイ」。人間は、無意識のうちに1分間に平均14回のまばたきをするが、「スマホなどに熱中していると、1分間に5回程度までまばたきは減ってしまう」(後藤院長)。
まばたきの回数が減ると、涙の量は減り、目の表面の角膜や結膜が傷つく。さらに、目が乾燥するだけでなく、目に必要な栄養分の補給や目の修復の妨げにもなるそうだ。
パソコンや携帯電話の画面を注視するとまばたきの回数が少なくなります。
通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。
まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。
この油の膜は10~15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。
しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。
→ ドライアイ について詳しくはコチラ。
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目の表面の涙の膜に出る黒い筋がある状態のことをダークスポットと言います。
黒い筋が出ているということは、涙の膜に筋状の穴が開いた状態ということです。
涙の分泌量が減少し、涙の蒸発が増えると、ダークスポットが出現します。
ダークスポットが出ていると、黒目が露出しているので傷がつきやすい=ドライアイ
3つのコン
- エアコン
ダークスポットは目の表面が乾くとできやすい
長時間エアコンが聞いている場所は空気が乾燥しやすい
知らない内に涙が蒸発している - コンタクトレンズ
一般的にコンタクトレンズの装用時間は一日12時間から16時間以内が適切
しかし、装用時間を超えてつけ続けたりすると、レンズの表面に汚れが付着し、涙の膜が崩れやすくなり、涙が不足するばかりか、角膜の栄養となる酸素が減少し、目が傷つくリスクが高まります。 - パソコン
人は、まばたきを通常3秒に1回しているといわれています。
一日16時間起きているとすると、まばたきを約2万回していることになります。
目を閉じるとき:古い細胞を拭きとる
目を開けるとき:汚れた涙を排出、新しい涙を分泌
パソコン作業に集中すると、脳が見ることを優先し、まばたきをさせなくなってしまい、涙の蒸発が進んでしまうそうです。
パソコンだけでなく、ケータイやテレビに集中することで涙が蒸発し、ダークスポットができてしまう。
パソコン使用中は、不完全なまばたきが起こることがある。
不完全なまばたき:しっかり見ようと集中しているために無意識のうちに現れてしまう。目の下半分が露出するので、涙が蒸発しやすくなる。
2.ブルーライトの影響
by melanie cook(画像:Creative Commons)
ブルーライトの人体への影響は研究が始まったばかりで、まだはっきりしていないことは多い。ただし、そもそも人間の歴史上、光源の光そのものをこれほど近くで長時間見つめるようなことが少なかったでしょう。そのため、目への光の影響が心配されているのです。ブルーライトを多く含むLEDディスプレーの機器は、いわば『小さな太陽』のようなもの。夜間の長時間の使用で不眠が引き起こされるなど、生体リズムへの影響にも注目が集まっています
ブルーライトの影響はまだはっきりと分かっておらず研究段階ですが、パソコンやスマホなどブルーライトが原因の目の疲れによれば、ブルーライトを浴びすぎると、目の疲れや痛み、肩こりや腰痛、また、加齢黄斑変性になる可能性もあるようです。
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3.姿勢が悪くなる
by Susanne Nilsson(画像:Creative Commons)
あなたのクセが姿勢を崩し体調不良の原因に!?でも紹介しましたが、現代人の生活(デスクワーク・パソコン・ケータイなど)は前かがみ・下向きになりやすい生活をしています。
テーブルに肘を付くクセ・頬杖をつくクセ・顎だし猫背といった姿勢を長時間続けていると、肩こり・頭痛・腰痛・疲れやすい・便秘・めまい・不眠などの体に様々な不調が起きてきます。
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「ほんの少しでも顔を下に向けてiPhoneなどを操作していると、アゴ部分に重力がかかって口の周りが下に引っ張られます。その姿勢が何時間も続くことで顔の皮膚は確実に下がり、『スマホ顔』になってしまうのです」ウッドフォード・メディカルのマーヴィン・パターソン医師は言う。
専門家たちは、手の損傷だけでなく、小さい画面を長時間前かがみになってのぞき込む姿勢にも問題があると指摘する。
「人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラム」とハッチフル氏。
耳から肩、そして腰、ひざ、足首まで一直線に垂直になるのが「体重が効果的に支えられる」理想的な姿勢だという。
だが、スクリーンを眺めるために頭部がいつも前かがみになっていると、姿勢の悪さから、頭部が最大で4倍重く感じられ、体全体に負担がかかることになる。
「テキスト・ネック」は、英国の勤労者の50人に1人がかかっている反復運動過多損傷(RSI)の1つだ。
筋肉やけん、神経などを損傷する症状で、特に首と上肢に多く、長時間コンピューターやPCのマウス操作をする人がかかりやすい。
スマホ症候群チェックをして、スマホの利用時間をチェックしてみましょう。