フリーズドライ精子、水で戻してラット出産
(2012/4/10、読売新聞)
食品や医薬品の保存に使われる真空凍結乾燥(フリーズドライ)法で5年間冷蔵した精子を使って、ラットを妊娠・出産させることに、京都大の金子武人特定講師らが成功した。
DNAを安定して保存できる液体を混ぜてフリーズドライにして、冷蔵庫で5年間保管したラットの精子を水で戻して卵子と受精させ、雌の子宮に戻したところ、生殖能力のある子供が生まれたそうです。
フリーズドライ精子、水で戻してラット出産
(2012/4/10、読売新聞)
食品や医薬品の保存に使われる真空凍結乾燥(フリーズドライ)法で5年間冷蔵した精子を使って、ラットを妊娠・出産させることに、京都大の金子武人特定講師らが成功した。
DNAを安定して保存できる液体を混ぜてフリーズドライにして、冷蔵庫で5年間保管したラットの精子を水で戻して卵子と受精させ、雌の子宮に戻したところ、生殖能力のある子供が生まれたそうです。
by Niklas Rhöse(画像:Creative Commons)
(2011/10/23、AFPBB)
ジャンクフードを食べ過ぎると、健康な若い男性の生殖能力が危険にさらされるとの研究を、米ハーバード大(Harvard University)が発表した。特に、揚げ物や加工食品などのトランス脂肪の多い食品を食べる人が最も危険にさらされているという。
以前、「コーラをよく飲む男性は精子の数が少ないことが明らかに」という記事を紹介しましたが、今回の記事によれば、ジャンクフードを食べ過ぎると男性の生殖能力が危険にさらされるそうです。
英大衆紙サン(The Sun)によると、研究チームが食事日記と精子の関係を調べたところ、クッキーやケーキ、チョコレート、ポテトチップ、フライ料理、それに加工食品を多く食べている男性は、健康な食生活の男性と比較して、精子の品質が低いことがわかった。
医師によると、彼らの精子は、卵子に到達して受精する可能性がより低いという。
たとえ男性が日常的に運動していて健康的な体重でも、食事は精子に影響を与えていた。
卵子に到達する能力が最も低かったのは、硬化油のようなトランス脂肪の多い食品を食べていた男性の精子だった。
ジャンクフードを食べている男性は、健康な食生活の男性と比較すると、精子の品質が低いということがわかったそうで、特に精子の能力が低くなるのは、トランス脂肪酸の多い食品を食べていた男性だったそうです。
逆に能力が最も高かったのは、全粒粉や野菜、魚を食べている男性の精子だった。
男性の生殖能力を高めることが示されている食品には、タマゴやサケ、天然ヨーグルト、ナッツ、種子、ベリー、サツマイモ、ブロッコリー、アスパラガスなどが含まれる。
精子の能力が最も高かったのは、健康的な食事をしている男性の精子だったそうです。
また、男性の生殖能力を高めるために良い食品としては、タマゴやサケ、天然ヨーグルト、ナッツ、種子、ベリー、サツマイモ、ブロッコリー、アスパラガスなどがよいようです。
その他にも、男性機能低下には、亜鉛が良いと言われています。
男性機能低下を防ぐには、亜鉛。
亜鉛を多く含む食品は、牡蠣(カキ)。
⇒ 亜鉛 について詳しくはコチラ
⇒ 牡蠣(カキ)の栄養 について詳しくはコチラ
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また、精子を作るために不可欠な亜鉛が含まれていることも、カキをして強精・強壮のための貝類の王者たらしめているのでしょう。
亜鉛には、ホルモンバランスを整える働きがあります。
男性の場合、亜鉛が不足すると、セックスの衰え、前立腺肥大、精子減少、インポテンツ(生殖能力の低下)、ED(勃起不全)などが心配があります。
亜鉛は、性ホルモンの合成をサポートして、精子を作ったり、精子の運動を活発にする働きがあるので、男性には是非摂ってほしいミネラルです。
時にはサプリメントを上手に利用しましょう。
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by Mireille Raad(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 不妊 > 男性不妊 > ノートPC利用の男性はご用心、無線LANで精子損傷の恐れ
(2011/12/2、AFPBB)
男性がノートパソコンで無線LANを使うと精子が損傷するかもしれない、とする研究結果が前週、医学誌「Fertility and Sterility(生殖能力と不妊)」に発表された。
先日、えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?という記事をご紹介しましたが、今回の記事によれば、男性がノートパソコンで無線LANを使うと精子が損傷するかもしれないという研究が発表されたそうです。
今回の研究内容は以下のとおり。
アルゼンチンの研究チームは仮説を証明するため、データをダウンロード中のノートパソコンの近くに健康な精液を置いた。
4時間後、精液中の精子の25%が活動を停止していた。
ノートパソコンから離れた場所に置かれた対照群では、活動停止は14%にとどまった。
また、ノートパソコンに近い精子では、対照群の3倍以上にあたる9%がDNAに損傷を受けていた。
この原因は何なのでしょうか?
無線インターネットから放出される電磁波だと同研究は指摘している。
ただし、現段階での結果は最終的なものではなく、さらなる研究が必要だという。
電磁波が関係あるかもしれないそうですが、まだはっきりとはわかっていないようです。
一方、同誌に同時掲載された米ストーニーブルック大学(Stony Brook University)のチームの研究では、男性被験者29人の陰嚢のそばに温度センサーを設置し、膝の上でノートパソコンを使ってもらう実験を行った。
10~15分後にセンサーを確認したところ、温度は精子の生産を阻害するレベルに達していたという。
精子の生産を最大にするためには、睾丸の温度を体温より1~2度低く保つ必要がある。
同研究によると、ノートパソコンを膝の上で1時間使うと、睾丸の温度が2.5度上がる可能性があるという。
精子の生産を最大にするためには、睾丸の温度を体温より1~2度低く保つ必要があるそうですが、ノートパソコンを膝の上で1時間使うと、睾丸の温度が2.5度上がる可能性があるそうです。
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【感想】
先日、えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?で、日本やデンマークの若い男性の精子数が減少しているという話題を紹介しましたが、もしかすると、世界的に同じようなことが起こっているため、こうした研究が行われているのかもしれませんね。
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by Mireille Raad(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 不妊 > 男性不妊 > ひざ上のパソコン使用で、精子の質低下する可能性|米ニューヨーク州立大
(2010/11/8、ロイター)
ひざの上でノートパソコンを使用すると、精子の質が低下する可能性があることが、米国の研究で明らかになった。
ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のYelim Sheynkin氏が率いた研究によれば、膝(太もも?)の上でノートパソコンを使用すると、陰嚢の温度が上昇するため、精子の質が低下する可能性があるそうです。
ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のYelim Sheynkin氏が率いたこの研究では、29人の若い男性を対象に、ノートパソコンをひざの上に載せて使用した際の陰のうの温度を計測。
これまでの研究で陰のうの温度が1度以上でも上昇すれば精子にダメージを与えることが分かっているが、冷却パッドを使用してもすぐに温度が上昇すぎることが分かった。
Sheynkin氏は、「(ノートパソコンをひざ上で使用しながら)10分か15分が経過しただけで、安全だと考えられる温度を超えてしまうが、使用者はそれに気がつかない」と説明。
「ノートパソコンを使用したからといってすぐに不妊になるわけではないが、頻繁に使用すれば問題が引き起こされる可能性はある」と話した。
米国泌尿器科学会によると、米国で不妊に悩む夫婦は6組に1組ほどおり、男性に原因があるケースが半分だという。
今回のポイントは、
○陰のうの温度が1度以上でも上昇すれば精子にダメージを与える
○(ノートパソコンをひざ上で使用しながら)10分か15分が経過しただけで、安全だと考えられる温度を超えてしまう
という点です。
男性の方は、男性不妊の原因にならないように、できるだけ膝の上でノートパソコンは使用しないほうがいいようですね。
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by José Morcillo Valenciano(画像:Creative Commons)
(2010/6/30、ロイター)
デンマークのオーフス大学の研究チームは29日、母親が男児を妊娠中にアルコールを摂取すると、生まれてくる子供の生殖能力に悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。ローマで開催された欧州ヒト生殖学会議で発表した。
デンマークのオーフス大学の研究チームによれば、母親が妊娠中にアルコールを摂取すると、生まれてくる子供(男児)の精子に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。
妊娠中の喫煙が子供の健康に影響する恐れがあるということは取り上げてきましたが、アルコール摂取によって、生まれてくる子供の生殖能力に影響する恐れがあるとは驚きです。
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