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糖尿病・糖尿病予備群は約20年で3倍近くに増加している|厚生労働省の国民健康・栄養調査

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by Michael Kowalczyk(画像:Creative Commons)

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糖尿病 重症化を防げ!

(2009/11/22、中日新聞)

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、一九九〇年には糖尿病が強く疑われる人が四百九万人、糖尿病の可能性が否定できない糖尿病予備軍が三百六十六万人と合計七百七十五万人だったのが、二〇〇七年には糖尿病が強く疑われる人が八百九十万人、糖尿病予備軍が千三百二十万人と計二千二百十万人に達した。

二十年足らずで三倍近くに増えた勘定だ。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、糖尿病・糖尿病予備群が約20年で3倍近くに増えているそうです。

今後もこの傾向が続くのであれば、全世界で糖尿病の患者数は2030年には4.35億人を超えるとも予想されています。

【関連記事】

このように糖尿病・糖尿病予備群が増加した理由として、この記事では、次のように紹介しています。

糖尿病の専門医は、過食や運動不足などライフスタイルの変化を挙げる。

さらに見逃せないのは高齢化の進行だ。

糖尿病が強く疑われる人の増加は十年ほど前は年間十万人程度だったのが、最近では年間七十万人以上と増加のペースが著しい。

予防対策と治療は社会的にも急務になっている。

生活習慣が変化していることがその原因であるとしています。

今後、このペースで糖尿病・糖尿病予備群が増加した場合、糖尿病は全世界規模の社会問題になるかもしれません。

まずは自分でできる生活習慣の改善から始めましょう。

糖尿病の症状(初期症状)チェック についてはこちら。

【追記(2017/4/8)】







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糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

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血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

脂肪細胞のホルモン「レプチン」が脳に働き、インスリンの働きを助け、糖尿病を防止するメカニズムを解明|自然科学研究機構・生理学研究所

健康・美容チェック > 糖尿病 > 脂肪細胞のホルモン「レプチン」が脳に働き、インスリンの働きを助け、糖尿病を防止するメカニズムを解明|自然科学研究機構・生理学研究所




■脂肪細胞のホルモン「レプチン」が脳に働き、インスリンの働きを助け、糖尿病を防止するメカニズムを解明

肥満防止ホルモン、脳刺激で糖尿病防ぐ 生理研解明

(2009/10/28、日経ネット)

自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の箕越靖彦教授らの研究チームはマウスを使った実験で、脂肪細胞にある肥満防止ホルモンが脳神経を刺激し糖尿病を防ぐ仕組みを解明した。

満腹感を生み出す脳神経部分が活性化され血糖値の上昇を抑えるという。

インスリンに頼らない糖尿病の新たな治療法の開発に役立つとみている。

自然科学研究機構・生理学研究所の箕越靖彦教授らの研究チームが行なったマウスを使った実験によれば、脂肪細胞にある肥満防止ホルモンが脳神経を刺激し、満腹感を生み出す脳神経部分が活性化されることによって、血糖値の上昇を抑えるという糖尿病を防ぐ仕組みが解明されたそうです。

今後、インスリンに頼らない糖尿病の治療法につながるのではないかということで、注目したいですね。

脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止

(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)

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参考画像:脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)|スクリーンショット

脳視床下部にある満腹中枢に脂肪細胞のホルモン「レプチン」(「肥満ホルモン」)注入すると、褐色脂肪細胞、心臓での糖の取り込みが促進し、また筋肉においても糖の取り込みが促進したことによって、血糖の上昇が抑えられ、糖尿病の発症を防止すると考えられるそうです。

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参考画像:脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止(2009/10/27、自然科学研究機構・生理学研究所)|スクリーンショット

レプチンは脳の視床下部の満腹中枢に作用して、POMC(プロオピオメラノコルチン)神経と呼ばれる摂食調節神経などの神経回路を活性化させ、交感神経を介して、筋肉や、褐色脂肪細胞、心臓での糖の取り込みを促進し、糖尿病の発症を防止すると考えられるそうです。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら







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糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

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■糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

糖尿病:診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

(2009/11/2、毎日新聞)

日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は1日、東京都内で開かれたシンポジウムで、糖尿病の新しい診断基準案を発表した。

従来の診断で使ってきた血糖値に、過去1~2カ月の平均的な血糖の状態を示す血液検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を加える。

現在の診断基準が作られた99年以来の大幅改定となる。

血糖値は食事や運動の影響を受けやすく、検査直前の生活習慣で大きく変動するため、HbA1cの導入によって、より確実な診断を目指す。

糖尿病の診断基準に血糖値に加えて、過去1~2カ月の平均的な血糖の状態を示す血液検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を加える基準案が出されたそうです。

これまでもこのブログでは、糖尿病の診断基準に関するニュースを取り上げてきましたが、いよいよ糖尿病の診断基準にヘモグロビンA1cが加わることになりそうです。

【関連記事】

■新しい糖尿病の診断基準

今回の新しい糖尿病の診断基準とは一体どのようなものになるのでしょうか。

新基準案では、血液検査の血糖値かHbA1cが基準値を超えた場合、糖尿病を疑う。

血糖値の基準値は現在と変えず、HbA1cは6・1%以上とする。

さらに、別の日にもう一度血液検査を受け、再び基準値を超えた場合、正式に糖尿病と診断する。

ただし、正確を期すため、2度の血液検査ともHbA1cだけで診断することは認めず、1度は血糖値を確認することを求める。

また、1度目の検査で基準値を超えた際、のどの渇き、体重減少など糖尿病に典型的な症状がある場合、糖尿病による網膜症がある場合は、その場で糖尿病と診断される。

血糖値は、食事や運動の影響を受けやすく、検査前の一時的な節制をすることで数値が変わってしまい、より適正な診断ができない可能性がありますが、HbA1cを診断基準として導入すると、短期間の血糖の状態ではなく、長期的に見た血糖状態が把握できることで、より適切な判断ができるようになるといわれています。

糖尿病の症状 についてはこちら。

糖尿病の診断基準についてはこちら。







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アメリカの「リーダーズ・ダイジェスト・マガジン」が世界中から集めた8つのダイエット方法

アメリカの「リーダーズ・ダイジェスト・マガジン」が世界中から集めた失敗しない8つのダイエットのポイントを発表したそうです。

American US Flag, USA Flag, -

by Mike Mozart(画像:Creative Commons)




アメリカが世界中から集めた8つのダイエット方法

(2009/10/24、アメーバニュース)

1. 満腹になる前に食事をやめる。

2. オリーブオイルなど良質の油を使った料理を食べる。

3. 食事中にテレビを見たり、仕事をするなど他のことをしない。(知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまう)

4. 体を動かす。

5. 3食きちんと食べる。

6. 一人で食事をしない。(周りに人がいると、暴食することがなくなり、ゆっくり食べることで少ない量で満腹感を得ることができる)

7. 空腹時以外食事をしない。(現代人にはストレスにより間食してしまう人が多い。)

8. 食事にグラス一杯のワインを付ける。(ポリフェノールが体内の悪玉コレステロールを酸化してくれる)

一つ一つを見ていきます。

1. 満腹になる前に食事をやめる。

腹八分目になるような食事の仕方をする必要があります。

よく噛んでゆっくり咀嚼(そしゃく)することで、脳にある満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぎ、肥満を防いでくれます。

糖尿病の方や糖尿病予備軍にすすめている糖尿病の食事療法でも、そのように指導されているようです。

【関連記事】

2. オリーブオイルなど良質の油を使った料理を食べる。

良質な油を摂取することはこのブログでも何度も紹介しています。

おすすめはオメガ3脂肪酸の油です。

【関連記事】

3. 食事中にテレビを見たり、仕事をするなど他のことをしない。

だらだら食べてしまうと食べ過ぎてしまうようです。

4. 体を動かす。

ダイエットには運動は欠かせません。

【おすすめの運動・エクササイズ】

  • サーキットスロートレーニング(サーキットスロトレ)
  • サーキットトレーニングのやり方
  • スローステップ運動・スロージョギングの疑問|ためしてガッテン(NHK)
  • スロージョギングの効果・やり方とは|ためしてガッテン(NHK)
  • スロトレ(スロートレーニング)|生活ほっとモーニング(NHK)
  • モナリザ症候群―交感神経の働きが低下することで、代謝が起こりにくく、痩せにくいカラダになってしまう

5. 3食きちんと食べる。

食事誘発性熱産生による消費カロリーが意外と多いんです。

【関連記事】

6. 一人で食事をしない。

周りに人がいると、暴食することがなくなり、ゆっくり食べることで少ない量で満腹感を得ることができるそうですが、ただし、周りの家族・友人が食べ過ぎる傾向にあると、それに応じて食べる恐れがあるため、注意が必要ですね。

【関連記事】

7. 空腹時以外食事をしない。(現代人にはストレスにより間食してしまう人が多い。)

本当は食べたいと思っていないのに、ストレスのために食べてしまうことがあります。

食べる以外でストレスを解消する方法を身につけたいですね。

8. 食事にグラス一杯のワインを付ける。

ワインのポリフェノールに限らず、抗酸化作用のある食品を摂ることが重要だということでしょう。

ダイエットの情報はこちら

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小学生も生活習慣病を予防する健康診断を受診|小学生の25%が肥満傾向、中学生の約30%が尿酸値が高く、やせ気味|北海道奈井江町

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by Rishabh Mathur(画像:Creative Commons)

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小学生も生活習慣病ケア

(2009/9/29、読売新聞)

「住民参加による健康的な地域づくり」に取り組む自治体が増えている。

北海道の中央部にある奈井江町では、小学生も、生活習慣病を予防する健康診断などを受診している。

北海道の奈井江町では、小学生も生活習慣病予防のための健康診断を行っているそうです。

その健康診断によれば、以下のようなことが分かったそうです。

地域ぐるみで 血液検査によってコレステロール中性脂肪機能、尿酸値などのデータが手に入る。

07年度には
〈1〉小学生の受診者のうち、4人に1人が肥満傾向
〈2〉中学生では3人に1人の尿酸値が高く、女子はやせ気味――がわかった。

聞き取りから「夜更かしや運動不足の傾向があり、野菜の取り方が少ない」ことも確認できた。

小学生の25%が肥満傾向にあり、中学生の約30%が尿酸値が高く、やせ気味だということが分かったそうです。

また、運動不足や野菜不足などもわかったそうです。

この結果は、全国の小学生を持つご両親・学校も参考にしたいデータです。

世界的にも子どもの肥満や糖尿病脂肪肝が増えているそうです。

子どものころから、良い生活習慣を身につけることが、健康を守る上で大事なことです。

また、こうした取り組みによって、親への啓発にもつながる、とこの記事では紹介されています。

学校・住民など地域で健康に対する関心を高めていくことが大事なのかもしれませんね。







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【参考リンク】

  • 北海道奈井江町における住民主体の健康的な地域づくりの取り組み ‐ ディジーズ・マネジメント・レポーターNo.13 (2009年1月)|損保ジャパン総研