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たんが出る|痰の色(黄色・緑)や原因でどんな病気かがわかる!?

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風邪をひいたときに出てくるのが痰(たん)ですが、たんはいつも分泌されていることを知っていましたか?




【目次】

■痰(たん)とは?

Chase Coughing

by Ryan Boren(画像:Creative Commons)

黄色または緑色のたんが出ます|一般社団法人日本呼吸器学会

たんは気道からでる分泌液です。健康な人でも分泌され普段は無意識に飲み込まれていきますが、気道の粘膜に炎症が起こると、分泌量が増えてたまったものが、せきなどで吐き出されてたんが出ます。さらさらのたんが濃くなっただけでも黄色いたんになりますが、ドロっとして黄色や緑色などの色がついたたんは膿性(のうせい)のたんと言い、白血球などの炎症細胞が多く含まれていると考えられます。

せきとたんが3週間以上続きます|一般社団法人日本呼吸器学会

気管支の壁には細かい毛(せん毛)がびっしりはえており、その表面は粘液でおおわれています。かぜのウィルスが気管支に侵入すると粘液が増えて感染を防ごうとします。しばらくすると免疫の機能が発揮されてウィルスは排除されますが、それまでの炎症によって気管支表面には破壊された細胞の残骸が残っています。このような残骸をからめた塊を排出する働きがたんとせきです。

痰(たん)は気道から出る分泌液で、健康な人でも分泌され、通常は無意識に飲み込まれていきます。

風邪のウイルスが侵入しようとすると、感染を防ぐために粘液が増えたり、免疫の機能が働くことでウイルスを排除します。

気道の粘膜に炎症が起きたことによって、気管支表面には破壊された細胞の残骸(ざんがい:役に立たないほどに破壊されて残っているもの)が残っているため、この残骸を絡めたかたまりを咳などで吐き出されて痰として出ます。

黄色いたん→サラサラのたんが濃くなったもの

ドロっとして黄色や緑色などの色がついたたん→膿性のたん(白血球などの炎症細胞が多く含まれている)

空気が乾燥するとたんの切れが悪くなるので加湿や水分補給も大切です。

空気が乾燥すると、たんが絡んでしまい、たんが切れなくなりやすいので、加湿や水分補給を行ないましょう。

■たんが出る病気

たんが出る病気は急性と慢性で分けるそうです。

急性にたんがでる病気は、“ばい菌”やウイルスなどの感染症によるものが多く、いわゆるかぜ症候群といった上気道炎、気管支炎、肺炎などがあります。慢性にたんが出る病気は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支拡張症、副鼻腔気管支症候群、びまん性汎細気管支炎、肺結核、肺がんなどがあります。

そのため、いつごろからたんが出始めたのかというのも治療するうえで大事な情報となります。

●急性にたんが出る病気

  • ばい菌やウイルスによる感染症
  • 上気道炎
  • 気管支炎
  • 肺炎

【関連記事】

●慢性にたんが出る病気

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 気管支拡張症
  • 副鼻腔気管支症候群(気管支と鼻の隣にある副鼻腔に感染を起こすとたんを伴う咳が出る)
  • びまん性汎細気管支炎
  • 肺結核
  • 肺がん

また、たんの状態でも病気に違いが現れます。

大量の膿性のたんが出る場合には、慢性の病気である気管支拡張症やびまん性汎細気管支炎であることが考えられます。これらの病気の場合、緑膿菌という“ばい菌”が感染し緑色のたんが出ることが多いです。
また、慢性副鼻腔炎などで膿性の鼻水が出て、これがノドへ垂れてたんとして出ることもあるので、気管支や肺の病気と混同しないよう注意が必要です。

大量の膿性のたんが出る場合→気管支拡張症やびまん性汎細気管支炎

これらの場合、ばい菌(緑膿菌)が感染し、緑色のたんが出ることが多いのですが、副鼻腔炎の場合は膿性の鼻水が出て、のどに垂れてたんとして出ることがあるので注意が必要なのだそうです。

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■たんに血が混じる病気

病気によっては、たんに血が混じることがあります。

たんに血が混じりました|一般社団法人日本呼吸器学会

痰(たん)に血液が混じっている場合を血痰(けったん)、ほどんどが血液そのものである場合を喀血(かっけつ)と一般に呼んでいます。

血痰(けったん) → たんに血液が混じっている場合

喀血(かっけつ) → ほとんどが血液そのものである場合

口から血が出た場合は、出血した可能性のある部位は次の通りです。

口から血が出た場合、出血した可能性のある部位としては、鼻の中・口の中(歯肉・舌等)・のどからの出血(咽頭・喉頭)や気管支・肺からの出血、もしくは吐血(とけつ)といった食道や胃からの出血が考えられます。

  • 鼻の中
  • 口の中(歯肉・舌等)
  • のどからの出血(咽頭・喉頭)
  • 気管支・肺からの出血
  • 吐血(とけつ)といった食道や胃からの出血

●血痰・喀血と吐血の違い

血痰は、通常、せきをしたときにたんと一緒に排出されます。血痰や喀血は鮮紅色の出血であることが多く、吐血は嘔吐とともに食べ物が混じった暗赤色の出血のことが多いといった違いがあります。

血痰や喀血 → 鮮紅色の出血であることが多い

吐血 → 嘔吐とともに食べ物が混じった暗赤色の出血のことが多い

●血痰で考えられる病気とは?

血痰が認められた場合は肺がん、肺結核、非結核性抗酸菌症、気管支拡張症、肺炎、肺アスペルギルス症、肺梗塞、心不全など色々な原因が考えられます。

  • 肺がん
  • 肺結核
  • 非結核性抗酸菌症
  • 気管支拡張症
  • 肺炎
  • 肺アスペルギルス症
  • 肺梗塞
  • 心不全

■まとめ

たんが出る場合には、いつごろから出始めたのか、どのようなたんが出ているのかによって病気が違ってきます。

気になる場合には、ぜひ病院で診てもらいましょう。

→ せきとたんが止まらない時の原因とは?病気を見分ける方法・ポイント について詳しくはこちら







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肺結核で入院していたハリセンボン箕輪はるかさんが退院




ハリセンボン箕輪はるかが退院

(2009/5/29、オリコン)

肺結核で4月3日より入院していた女性お笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかが29日、退院した。

現在は日常生活にはまったく支障がなく仕事復帰に差し支えがないと診断されているが、しばらく自宅で静養した後、仕事に復帰する予定。

まずは無事に退院できてよかったですね。

これからは食生活など体調管理にも気を付けて、頑張ってほしいですね。







ハリセンボン箕輪はるかさん、肺結核で入院|肺結核とはどんな病気?




箕輪はるかさん、肺結核で入院

(2009/4/6、時事通信)

人気お笑いコンビ、ハリセンボンの箕輪はるかさん(29)が、肺結核のため入院していることが6日分かった。

所属事務所によると、箕輪さんは体調不良を訴えたため、3日、東京都内の病院で精密検査を受け、約2カ月の入院が必要と診断された。

復帰時期は回復に合わせて判断する。 

ハリセンボンの箕輪はるかさんが肺結核で入院しているそうです。

2か月の入院が必要とのこと。

心配なニュースですね。

【追記】

ハリセンボン・箕輪はるかが肺結核で入院 感染拡大のおそれも

(2009/4/6、産経新聞)

肺結核は空気感染が起こる可能性がある病気で、昨年12月1日から今年4月3日の期間で、吉本興業グループの劇場、その他のライブ会場、テレビ番組収録スタジオなどの観覧者らに感染したおそれがあるという。

これを受け、東京都や保健所では接触者の調査・健康診断の実施を決めた。

肺結核は空気感染が起きる病気であり、箕輪さんが多くの人の前に出る仕事であるため、劇場や会場、スタジオなどで観覧者などの人たちに感染した恐れがあるそうです。

結核とは怖い病気ですね。

【関連ページ】

肺結核-Yahoo!ヘルスケア

肺結核は結核菌による肺感染です。

若い人から高齢者まで年齢と関係なく発症します。

結核を気づかずにいると、周囲の人にまで感染させ、多くの社会問題となります。

肺の結核が結核全体の90%を占めています。

<中略>

ただ、近年の新規発症登録患者の増加は、高齢者で既感染で発病していなかった人が体力の低下などによって発症する症例が増加したためで、とくに近年、流行しているわけではありません。

しかし、若い人ほど相当悪化するまで社会生活を送っているので、感染を拡大させる危険性があります。

結核の代表的な症状は、微熱、咳、痰、血痰、発汗、呼吸困難、体重減少、食欲不振などです。どれも結核だけに特異的な症状でないのが判断を難しくします。

結核の症状は、結核特有の症状がないため、発見が難しいようです。

感染拡大を防ぐためにも、定期的な健診が重要となりそうです。