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脳梗塞の症状・特徴とは?どんな症状が起きるの?

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■脳梗塞の症状

Man sleeping

by Timothy Krause(画像:Creative Commons)

【講演】 脳卒中の徴候:こんな症状が危ない|脳卒中フォーラム

脳梗塞で頻度の高い症状
脳の血管が閉塞する部位によって初発症状が多少異なります。
一般的に広い範囲の脳梗塞であれば症状が重く、意識障害も高度になります。
・片側手心の運動障害
腕が重い。上がらない。手で物がつかめない。
足が重い。歩けない。立ち上がれない。
・体の動揺感
体がふらつき歩けない。一人で立っておれない。歩くと一方に傾く。
めまい感(動揺性、回転性)
・言葉の障害
言葉が不明瞭になる。呂律が回らない。(酔っ払ったような喋り方)
言葉が出てこない。言った言葉が理解できない。
・眼の障害
一方の眠が急に見えなくなる。
片側が急に見えにくくなる。(=視野が狭くなる。)
片側を無視する。(=そばにいる人や物に気づかない。)
・急激な意識の混濁
話しかけても言葉の反応がない。
呼びかけで眼を開けても反応が鈍い。
大声で呼んでも眼をあけない。
眼をあけないでいびきをかく。

脳梗塞の症状の特徴は次の通り。

※脳の血管が閉塞する部分によって症状が異なり、また、広い範囲の脳梗塞の場合は症状が重くなるそうです。

1.片側手足の運動障害

  • 腕が重い
  • 腕が上がらない
  • 手で物がつかめない
  • 足が重い
  • 歩けない
  • 立ち上がれない

2.言葉の障害

  • 言葉が不明瞭になる
  • 呂律が回らない
  • 言葉が出てこなくなる
  • 言葉が理解できなくなる

3.めまい・ふらつき・歩行障害

  • めまい
  • 体がふらつき歩くことができない
  • 一人で立っていられない
  • 歩くと片方に傾く

4.眼の障害

  • 片方の目が急に見えなくなる
  • 視野が狭くなる
  • そばにいる人や物に気づかない

5.意識障害(意識の混濁)

  • 話しかけても反応がない
  • いびきをかく
■まとめ

脳梗塞の症状が出たら、すぐに病院で受診しましょう。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







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元テレ東・大橋未歩アナを襲った「若年性脳梗塞」、首ボキボキすることが原因も

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【目次】




■元テレ東・大橋未歩アナを襲った脳梗塞の症状とは?

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by Beebit.(画像:Creative Commons)

大橋未歩さん語る「『脳の四カ所が死んでいる』医師の言葉に戦慄」

(2018/4/1、女性自身)

あの夜、私は寝る前に顔を洗っていました。自分の右手が左手に触れたとき、『あれ? マネキンに触っているみたい』という感じがしたんです。視覚的には触っているけど、感覚がないというか……。顔を洗った後、クリームを取ろうと思ったら床に散乱させてしまって、拭こうと思ってかがんだときにガクンと床に倒れました。家族が気付いて救急車を呼んでくれたんですが、『大丈夫』と言おうとしても、『らいじょうぶ』となって、ろれつが回らない。そこからの記憶は断片的です

大橋未歩さんのインタビューによれば、2013年1月に発症した時の脳梗塞の症状として、手が顔を触れても感覚がなくなる「感覚異常」やろれつが回らなくなる「言語障害」が現れたそうです。

検査後に医師から『脳が4カ所死んでいる』と言われました。

検査後に医師から「脳が4箇所死んでいる」といわれたそうですが、致命的な部位を外しており、他の部分が代わりに働いてくれることで後遺症がなく元に戻ったそうです。

■元テレ東・大橋未歩アナを襲った「若年性脳梗塞」、首ボキボキすることが原因も

テレ東・大橋未歩アナ34歳で脳梗塞!?自宅療養して「元気に戻ってきます」

(2013/1/21、Jcastテレビウォッチ)

原因として、高血圧、喫煙、コレステロールが高い脂質異常症糖尿病、多量の飲酒があげられるが、大橋アナは思い当たる節はないという。「健康診断でも血圧やコレステロールで注意を受けたこともなく、まさか自分がと驚きました」という。

テレビ東京の大橋未歩アナウンサーが脳梗塞になったということで若くても脳梗塞になることに驚きましたが、脳梗塞と言えば、生活習慣病と関連があるのではと思う人も多いと思います。

しかし、今回の記事によれば、大橋アナは健康診断でも注意されることがなく、体調管理にも気を配っていたそうです。
他にどのような原因が考えられるのでしょうか。

 テレ東・大橋未歩アナも襲われた「若年性脳梗塞」原因は首ボキボキ

(2013/1/21、Jcastテレビウォッチ)

脳梗塞というと、高血圧やら動脈硬化といった生活習慣病との関連がよく語られるが 外部からの衝撃でなることもある。

永山正雄医師(国際医療福祉大学熱海病院)によれば、「極端に首を回したり、ボキボキとしたりする」と首に負担がかかり、脳の動脈の壁が割ける脳動脈解離なるタイプの脳梗塞になることがある。若者たちの脳梗塞のなかでは、かなり多いという。

脳梗塞は生活習慣病だけが原因ではなく、外部からの衝撃、たとえば首をボキボキならすようなことをすると、首に負担がかかることで脳の動脈の壁が割け、脳梗塞になることがあるそうです。

首や肩がこった時にやりがちな仕草ですが、注意が必要なんですね。

今回のケースは実際の原因ははっきりとはわかっていないようですが、首や肩がこらないような生活習慣を身につけたいものです。

長時間のパソコン使用で冷え・肩こり・眼精疲労の症状を併発によれば、パソコンの使用時間が長い場合には、肩こり眼精疲労冷えといった症状が併発することが多くなるそうです。

パソコンの画面を長時間同じ姿勢で見続ければ、目、肩だけではなく、足先などの末梢の血液循環が低下し、眼精疲労や肩こりが起こりやすく、体の冷えにもつながるということですので、定期的(1時間に1回)に体を伸ばすなどリラックスする習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

【参考記事】

ノートパソコン使用時の姿勢の直し方を示した動画

  • 姿勢
  • 机との距離
  • イスの座り方(クッション活用)
  • 椅子の高さ
  • ノートパソコンの高さ
  • 外からの光
  • パソコンの使用時間
  • 30分続けたら2.3分の軽い運動

【参考ワード】

若年性脳梗塞

脳梗塞は50~70代の発症が圧倒的に多く、45歳以下でなった場合には若年性脳梗塞と名付けているという。




■大橋未歩さんはステント手術をしているため、再発の心配はないといわれている

Open Stent

by Lenore Edman(画像:Creative Commons)

笑わせと笑われ。(2018/3/19、大橋未歩オフィシャルブログ)によれば、ステントを首の動脈に入れているので再発の心配もないと言われているそうです。

関根勤さん、検査で心臓の病気(冠動脈狭窄)が見つかり手術|血管若返りに塩出しレシピ「トマト納豆」|#サタプラによれば、ステント手術とは、手首からカテーテルという細い管を挿入し、心臓の冠動脈まで伸ばし、バルーン(風船)を膨らませたり、ステント(網目状のもの)を挿入し、プラークの部分で、ステントを開き、狭くなったり詰まっている血管を押し広げます。

■ACT FAST

脳卒中|国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

最近では、より簡潔に、3つの症状を取り上げたFASTという標語も良く使われます。米国脳卒中協会では、脳卒中を疑う人を見たら、3つのテストをするように勧めており、その頭文字を取ってFASTと読んでいます。

Face 顔に歪みがある・顔の片側が下がっている

Arm 腕がだらんとする・片腕に力が入らない

Speech 呂律が回らない・言葉が出てこない

Time 発症時刻を確認してすぐ119番を!







コーヒー1日3~4杯、心臓病による死亡リスク4割減 |東大や国立がんセンター

【目次】




■コーヒー1日3~4杯、心臓病による死亡リスク4割減 |東大や国立がんセンター

BLACK COFFEE

by david pacey(画像:Creative Commons)

コーヒー1日3~4杯、心臓病死の危険4割減 東大や国立がんセンター

(2015/5/7、日本経済新聞)

国立がん研究センターや東京大などの研究チームによれば、コーヒーを1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡するリスクが約4割減るそうです。

コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました(図1)。

死因別に調べたところ、がん死亡の危険度には有意な関連がみられませんでしたが、心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下がみられました。1日1~2杯、3~4杯の群の心疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、0.77(0.65~0.90)、0.64(0.50~0.84)であり、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯の群の脳血管疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ0.84(0.72~0.98)、0.77(0.64~0.92)、0.57(0.41~0.78)となっていました。

国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、コーヒーを摂取するグループでは、全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減っていることがわかったそうです。




■コーヒーに含まれるどのような成分が死亡リスクを下げていると考えられるのか?

コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

第一に、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。第二に、コーヒーに含まれるカフェインが血管内皮の機能を改善する効果があるとされています。また、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われています。

血糖値高い糖尿病患者ほど心不全に|国立循環器病研究センターで紹介した国立循環器病研究センターによれば、血糖値が高い糖尿病患者ほど心不全で入院する割合が多いということから、血糖値と心不全には関係があることがわかったそうです。

「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」は、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1~2カ月の血糖状態を把握できます。

HbA1cが8.4%以上のグループでは心不全入院が多かったそうです。

また、心筋梗塞の持病をもともと持っている患者では、HbA1cが 8%以上と6.9%以下で心不全の危険性が高まる傾向にあり、心筋梗塞の持病をもともと持っていない患者では、HbA1cが低い方が心不全が少ない傾向がわかったそうです。

低血糖でも脳梗塞リスクがある?|ヘモグロビンA1cが低くても脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がる|国立がん研究センターによれば、HbA1cが6・5%以上の人は、5・0~5・4%の人に比べ、心血管疾患になるリスクが1・8倍で、5%未満の低い人でもリスクが1・5倍という結果が出ていました。

虚血性心疾患はHbA1cが高くなるほどリスクが高くなっており、脳梗塞や脳出血ではHbA1cが高い場合だけでなく低い場合においてリスクが高くなっています。

血糖値が高い人は心不全で入院する割合が高くなるため、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善することから、心臓の病気の予防にもつながると考えられます。

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また、コーヒー・緑茶で死亡リスク減|国立がん研究センターによれば、コーヒーのポリフェノール血圧を下げ、コーヒーに含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きを良くしてくれる可能性があるそうです。

だからといって、コーヒーを飲み過ぎるとかえって逆効果かもしれません。

コーヒーを飲み過ぎると脂肪がどんどん増えてしまう!?によれば、オーストラリアの研究者が行った実験によると、カップ5~6杯のコーヒーに含まれる量と同等のクロロゲン酸をマウスに投与した結果、肝臓の脂肪細胞に影響が出始め、細胞内で脂肪の蓄積が起こったそうです。

通常、脂肪は肝臓や筋肉の細胞内にあるミトコンドリアの酵素により燃焼します。

コーヒークロロゲン酸は、このミトコンドリアにはたらきかけ、脂肪の取り込みを促進することが分かっています。

しかし、飲み過ぎると、逆効果になる可能性があるので、注意が必要ですね。







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心房細動患者の脳梗塞リスクを計算する方法

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■心房細動患者の脳梗塞リスクを計算する方法

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by Danilo Vidovic(画像:Creative Commons)

脳梗塞の原因として増えているのが、不整脈の一種である『心房細動』による脳梗塞です。

通常心臓は一定のリズムで一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動が起きると、心臓の中の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが血流にのって、脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。

高齢化で急増、脳梗塞を引き起こす「心房細動」

(2015/2/2、日本経済新聞)

危険因子 点数 例.75歳で高血圧・糖尿病がある場合
高血圧 1点 1点
年齢が75歳以上 1点 1点
糖尿病 1点 1点
心不全 1点 0点
脳梗塞にかかったことがある 2点 2点
合計 計0~6点 計3点

この表はCHADS2(チャッズ・ツー)スコアと呼ばれ、心房細動患者が脳梗塞を発症する危険度を知るための指標として使われており(Gage BF, et al.JAMA. 2001; 285:2864-2870.)、心房細動患者の脳梗塞リスクを算出する方法によれば、点数が大きいほど脳梗塞のリスクが高いそうです。

合計点の約2倍の値が、一年間に脳梗塞を発症する頻度の目安となり、例として、75歳で高血圧・糖尿病がある人の場合は、合計3点となり、この2倍の値は6点となり、一年間に6%の割合で脳梗塞を発症する恐れがあるということになるそうです。

脳梗塞リスク因子は、加齢・高血圧糖尿病・心不全ということですので、しっかりと生活習慣を見直していきましょう。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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フィットネストラッカーのデータから心房細動は脳卒中によるものと判断され救われたケースがある

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■フィットネストラッカーのデータから心房細動は脳卒中によるものと判断され救われたケースがある

Can Your Fitness Tracker (Fitbit®) Save Your Life in the ER?
Can Your Fitness Tracker (Fitbit®) Save Your Life in the ER?

参考画像:Can Your Fitness Tracker (Fitbit®) Save Your Life in the ER?|YouTubeスクリーンショット

Fitbitのおかげ。世界初、フィットネストラッカーが人命救助

(2016/4/20、ギズモード)

患者の検査の際に、腕に付けるアクティビティトラッカー(Fitbit Charge HR)を着用していることが確認されました。それは患者のスマートフォン上のアプリケーションと同期されており、フィットネス・プログラムの一環として彼の心拍数が記録されていました。このアプリケーションを患者のスマートフォンを通じて閲覧したところ、彼の心拍数のベースラインが毎分70から80回であり、脳卒中が発生した大体の時間において突如、持続して毎分140から160回の幅へと上昇していたことが分かりました。心拍数はジルチアゼムを投与するまで上昇した状態が続きました。

Fitbitのデータのおかげで、心房細動は脳卒中によって引き起こされたものであり、電気的除細動を行って良いことが確認されたということです。

フィットネストラッカー「Fitbit Charge HR」に記録されている心拍数のデータを参考に、医師は心房細動は脳卒中によって引き起こされたと判断し、電気的除細動を行なったそうです。

Can Your Fitness Tracker (Fitbit®) Save Your Life in the ER?

通常心臓は一定のリズムで一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動が起きると、心臓の中の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが血流にのって、脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

つまり、脳梗塞を予防するためにも、心房細動のチェックと生活習慣の見直しをすることが重要になります。

フィットネストラッカーの精度については医療の判断材料となりうるのかどうかは疑問もありそうですが、今後こうしたケースは増えていきそうです。

→ スマートウォッチは病気の早期発見に役立つ|正常値とベースライン値の確立が重要|スタンフォード大 について詳しくはこちら







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