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検索ワードを見ていると「コーヒー 脂肪肝」で検索されているのですが、コーヒーと脂肪肝にはどんな関係があるのでしょうか?
【目次】
■コーヒーと脂肪肝
by jen(画像:Creative Commons)
コーヒーに脂肪肝予防効果 飲む量減ると発症しやすく|なぜ脂肪肝の抑制にコーヒーが効果的なのか?によれば、脂肪肝の人はコーヒーを飲む量が少なく、飲む量が減った人は発症する率が高かったそうです。
■コーヒーはダイエットに効果的!?
コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪の分解を促進する効果があるというように、コーヒーはダイエットに効果的だと思っている方も多いのではないでしょうか?
コーヒーでダイエットできる?によれば、コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用があり、コーヒーを飲んだ場合は、水を飲んだ場合に比べて、脂肪酸の量は2倍になるそうです。
体脂肪を効率良く燃やすには、
1.コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めること
2.コーヒーはブラックで飲むこと
3.ウォーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすること
を守ると、より効果的なようです。
これまでも定期的にコーヒーには脂肪の分解を促進する効果があるというニュースが取り上げられています。
ダイエット時に注意したい5つの飲み物によれば、コーヒーに含まれているカフェインは、脂肪分解酵素を活性化させてくれる効果があるそうです。
■クロロゲン酸を摂りすぎると脂肪が蓄積する!?
しかし、コーヒー●杯以上飲むと脂肪がどんどん増えるって本当?というブログ記事によれば、コーヒーを飲み過ぎるとかえって脂肪が増えてしまうそうです。
なぜなのでしょうか?
Journal of Agricultural and Food Chemistryに掲載された西オーストラリア州立大学植物生態学研究所および農業研究所(Institute of Agriculture)の研究者と、医学薬理学研究所およびその関連組織である西オーストラリア州医学研究所(WAIMR)との共同研究によれば、コーヒーの消費は2型糖尿病の発症リスクを低下させることが研究によって示されており、これには、カフェイン以外のコーヒー中の化合物によって健康的なメリットがもたらされることが示唆されています。
コーヒー中の化合物クロロゲン酸(Chlorogenic Acid: CGA)は以前より、インスリン感受性を高め、血圧や体脂肪蓄積を減少させることなど健康的に利点があるとして知られています。
しかし、今回の研究によれば、1日5〜6杯のコーヒーに含まれる量と同じ量のクロロゲン酸をマウスに投与したところ、肝臓での脂肪細胞に影響を与え、細胞内での脂肪の蓄積を起こすことがわかりました。
また、インスリン抵抗性が増加する傾向にあることもわかりました。
コーヒーといえば、これまでブログでも取り上げてきたとおり、糖尿病予防や肝臓の病気予防、ダイエット効果が期待できるといったイメージがありましたが、飲みすぎるのも決して体に良いことではなく、この研究によれば、1日3~4杯にとどめておくと良いようです。
コーヒーをお好きな人も、健康面を含めて考えると、一日2~3杯程度を適量と考えて楽しみましょう!
→ コーヒーに含まれるクロロゲン酸は糖尿病の発症抑制や血糖値を改善する効果がある について詳しくはこちら
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