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半袖外国人の謎|なぜ日本人より欧米人は体温が高いのか?

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2011年2月23日放送のズームイン!!SUPERで「半袖外国人の謎」について取り上げていました。

なぜ冬に日本人が厚着をしている中、外国人(特にアメリカ人などの欧米人)の方の中には、半袖の人がいるのでしょうか。

このことに関しては、疑問に思っていた人も多いようです。




■日本人より欧米人は体温が高い?

Détails - paris -

by Romain Toornier(画像:Creative Commons)

まず、番組では、日本人と外国人の平均体温を比較していました。(ズームイン!!調べ)

日本人 36.2℃(152人)

欧米人 36.9℃(57人)

その差0.7度

なぜ日本人より欧米人のほうが体温が高いのでしょうか。

それは、熱を発生させる筋肉量の違いです。

細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。

つまり、欧米人は、筋肉量が多いため、恒常的に高い体温を維持しているため、寒い日本でも半袖の人が多いというわけなんです。

反対に、日本人の平均体温は低体温化しているようです。

低体温|低体温の改善・原因・症状 については詳しくこちら

冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) については詳しくこちら

P.S. フランスの体温計を見てみると、平熱は37℃と書かれています。

Googleで「体温」と検索すると・・・人間の体温は37度であると表示されます。

日本では36℃から36.5℃くらいが平熱だと考えられていると思いますが、実は37℃が平熱だったのです。

■まとめ

熱を作り出すために必要な栄養をしっかりと摂って、運動をして筋肉を増やして、体温を上げましょう!

体温を上げる方法 については詳しくこちら







P.S.
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スタミナアップ!ミトコンドリアを増やす2つの方法|#ためしてガッテン #NHK

2015年8月26日放送のためしてガッテンのテーマは、「疲れやすい体にサラバ!スタミナUP若返り術」です。

30代以降になると若いころのようにいかなくなったことを実感する人も多いのではないでしょうか?

それには「ミトコンドリア」が関係しています。

ミトコンドリアを増やして、スタミナ=持久力をアップさせて、20代の頃のような若々しさを取り戻しましょう!




【目次】

■スタミナ=持久力をアップさせるポイントは、ミトコンドリアを増やすこと

疲れにくい体になるためのカギは、細胞内の「ミトコンドリア」を増やすことなのだそうです。

なぜ、ミトコンドリアを増やすと、スタミナアップにつながるのでしょうか?

ミトコンドリアは、食事から得られる糖や脂質、酸素を使って、ATP(エネルギー)を作っています。

つまり、ミトコンドリアは体の筋肉や脳を動かすためには欠かせないものであり、ミトコンドリアを増やすということは、持久力の向上につながるのです。

しかし、このミトコンドリアは30代以降減っていってしまうため、若いころのようにいかなくなってきてしまいます。

■ミトコンドリアを増やす方法とは?

Kilimanjaro5

by Clay Junell(画像:Creative Commons)

では、どのようにすればミトコンドリアを増やすことができるのでしょうか?

ミトコンドリアを増やす方法のポイントは、「エネルギー不足の状態」をわざと作ってあげることで、ミトコンドリアを増やす細胞のスイッチがオンになること。

1.ちょっときつい運動をする

2.食事のカロリーを抑えたり、空腹の時間を長くとる

細胞の中には、「細胞内のATPの量」を監視している酵素があり、通常の運動ではATPが不足することなく、酵素が働くことはないのですが、少しきつい運動をすると、ATPが不足することで、酵素のスイッチがオンになり、ATPを作ろうと、ミトコンドリアが分裂をはじめて増えてくれるそうです。




■ミトコンドリアを増やす方法1.ちょっときつい運動をする

ちょっときつい運動をする例として紹介したのが、「インターバル速歩」

インターバル速歩とは、「速歩3分」「普通歩行3分」を交互に繰り返すウォーキング。

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しかし、ミトコンドリアを増やすスイッチは、少しキツめの運動を1分続けるだけでONになるため、こまめに一分ずつ早歩きをするだけでよいそうです。

信州大学大学院医学系研究科、スポーツ医科学講座の能勢博教授によれば、出来れば毎日行うといいのですが、毎日できない場合は、1週間のトータルの速歩時間が60分ぐらいになるように回数と時間を設定するとよいそうです。

ミトコンドリアを増やす方法2.食事のカロリーを抑えたり、空腹の時間を長くとる

「カロリー制限」をしたり、「空腹感を感じる」ことによってミトコンドリアを増やすことができるそうです。

その理由は、「長寿遺伝子」が働くためだと考えられているそうです。

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また、番組では、ミトコンドリアを増やしたり、その働きを助ける栄養素についても紹介しました。

タウリン

イカやタコ、貝類(牡蠣)などに多く含まれる「タウリン」は、ミトコンドリアを増やす働きがあるそうです。

→ タウリンが多く含まれる食べ物 について詳しくはこちら

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タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

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●ビタミンB群・鉄

ウナギや豚肉などに多く含まれる「ビタミンB群」やレバーなどに多く含まれる「鉄」はミトコンドリアがATPを作り出すのを助ける働きをしてくれるそうです。

→ 鉄分を多く含む食品 について詳しくはこちら

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→ 疲れ解消法・疲労回復する方法 について詳しくはこちら







コーヒーと脂肪肝|コーヒーを飲み過ぎると脂肪がどんどん増えてしまう!?

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検索ワードを見ていると「コーヒー 脂肪肝」で検索されているのですが、コーヒーと脂肪肝にはどんな関係があるのでしょうか?




【目次】

■コーヒーと脂肪肝

coffee

by jen(画像:Creative Commons)

コーヒーに脂肪肝予防効果 飲む量減ると発症しやすく|なぜ脂肪肝の抑制にコーヒーが効果的なのか?によれば、脂肪肝の人はコーヒーを飲む量が少なく、飲む量が減った人は発症する率が高かったそうです。

■コーヒーはダイエットに効果的!?

コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪の分解を促進する効果があるというように、コーヒーはダイエットに効果的だと思っている方も多いのではないでしょうか?

コーヒーでダイエットできる?によれば、コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用があり、コーヒーを飲んだ場合は、水を飲んだ場合に比べて、脂肪酸の量は2倍になるそうです。

体脂肪を効率良く燃やすには、

1.コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めること

2.コーヒーはブラックで飲むこと

3.ウォーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすること

を守ると、より効果的なようです。

これまでも定期的にコーヒーには脂肪の分解を促進する効果があるというニュースが取り上げられています。

ダイエット時に注意したい5つの飲み物によれば、コーヒーに含まれているカフェインは、脂肪分解酵素を活性化させてくれる効果があるそうです。




■クロロゲン酸を摂りすぎると脂肪が蓄積する!?

しかし、コーヒー●杯以上飲むと脂肪がどんどん増えるって本当?というブログ記事によれば、コーヒーを飲み過ぎるとかえって脂肪が増えてしまうそうです。

なぜなのでしょうか?

Journal of Agricultural and Food Chemistryに掲載された西オーストラリア州立大学植物生態学研究所および農業研究所(Institute of Agriculture)の研究者と、医学薬理学研究所およびその関連組織である西オーストラリア州医学研究所(WAIMR)との共同研究によれば、コーヒーの消費は2型糖尿病の発症リスクを低下させることが研究によって示されており、これには、カフェイン以外のコーヒー中の化合物によって健康的なメリットがもたらされることが示唆されています。

コーヒー中の化合物クロロゲン酸(Chlorogenic Acid: CGA)は以前より、インスリン感受性を高め、血圧や体脂肪蓄積を減少させることなど健康的に利点があるとして知られています。

しかし、今回の研究によれば、1日5〜6杯のコーヒーに含まれる量と同じ量のクロロゲン酸をマウスに投与したところ、肝臓での脂肪細胞に影響を与え、細胞内での脂肪の蓄積を起こすことがわかりました。

また、インスリン抵抗性が増加する傾向にあることもわかりました。

コーヒーといえば、これまでブログでも取り上げてきたとおり、糖尿病予防や肝臓の病気予防、ダイエット効果が期待できるといったイメージがありましたが、飲みすぎるのも決して体に良いことではなく、この研究によれば、1日3~4杯にとどめておくと良いようです。

コーヒーをお好きな人も、健康面を含めて考えると、一日2~3杯程度を適量と考えて楽しみましょう!

→ コーヒーに含まれるクロロゲン酸は糖尿病の発症抑制や血糖値を改善する効果がある について詳しくはこちら







【コーヒー 関連記事】
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肝臓の健康(ウコン・脂肪肝・NASH)|#ためしてガッテン(#NHK)

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2011年6月29日放送のためしてガッテンのテーマは「肝臓の健康を守れSP」です。

近年、予備軍1000万人の肝臓病が増えているそうです。




【目次】

■肝臓の働き

  • アルコールの分解
  • 老廃物の処理
  • エネルギーを作る
  • 脂肪の保管
  • 胆汁を作る
  • ビタミンの合成
  • 解毒

■脂肪肝がなぜがんになるのか? 脂肪ががんを作る

ミトコンドリアは、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理に必要なエネルギーを作っている。

ミトコンドリアは糖からエネルギーを作る働きを持っています。

ミトコンドリアが正常に働いてエネルギーを作ってくれるおかげで、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理ができるわけです。

脂肪肝になると、脂肪肝の細胞の中には、脂肪が入り込んでしまって、ミトコンドリアに異常が起こってしまいます。

その異常とは、ミトコンドリアが糖からエネルギーを作るのではなく、脂肪からエネルギーを作るようになってしまうことです。

脂肪肝の細胞には、糖が入ってこないため、ミトコンドリアは肝臓を動かすために、脂肪をエネルギーにしているというわけです。

しかし、ミトコンドリアにも限界があり、脂肪からエネルギーをつくる過程でミトコンドリアは巨大化してしまい、機能不全に陥ってしまいます。

この状態のことを、ジャイアント・ミトコンドリアと呼ぶそうです。

ジャイアント・ミトコンドリアが死ぬと、細胞自体が死んでしまいます。

しかもこの時肝臓に炎症が起こってしまいます。(=肝炎)

次に、星細胞がやってきて、星細胞は、死んだ細胞の跡地を埋めるために繊維=コラーゲンを吐き出します。

そして、隙間がコラーゲンでガチガチに固められてしまい、線維化状態になります。(=肝硬変)

肝臓がんは肝硬変になった頃に登場するそうです。

脂肪肝⇒(炎症)⇒肝炎肝硬変⇒最悪の場合、肝臓がん

脂肪肝を出発点にした肝臓病を非アルコール性脂肪肝炎、通称NASH(ナッシュ)といいます。

NASH予備軍は1000万人。

過度にお酒を飲まない脂肪肝⇒約2割が10年でNASHに進行する。

日本人の肝硬変・肝臓がんの原因のほとんどは肝炎ウイルス・アルコール。

NASHは肥満や糖尿病がベースで、生活習慣病が増えて、NASHが増加。

NASHからの肝臓がんは脂肪が消えていく=バーンアウト(焼けただれた)NASH

進行するにつれて脂肪がなくなってしまうため、NASHからの肝臓がんと診断できない。

NASHと関連する因子は・・・

といった現代人がかかえる生活習慣病と深い関係があることがわかります。




■たまった肝臓の脂肪を燃やすには?

計算上、週に3日夜更かしすると年間1kgの脂肪燃焼の妨げになるそうです。

脳:糖で作られたエネルギーを好む

心臓:脂肪で作られたエネルギーを好む

起きている間は、肝臓は脳のために糖を使ってエネルギーを作ります。

寝るときには、脳はそれほどエネルギーを必要としないので、肝臓は心臓のために脂肪を使ってエネルギーを作ります。

つまり、ムダに夜更かししていると、肝臓が燃やすはずの脂肪が燃えないということです。

■ウコンで肝臓病が悪化する?

Turmeric

by Steven Jackson(画像:Creative Commons)

C型肝炎に感染したある方は、熱心に治療しているのにもかかわらず、なかなか症状が回復しませんでした。

病院が調べたところ、あることが原因でした。

それは、肝臓に少しでもいいものをと思い、飲んでいたウコンでした。

ウコンを取るのをやめると、その方の肝機能の数値は改善されました。

ウコンのどの栄養素が問題だったのでしょうか。

その栄養素とは、「」でした。

※鉄の摂取

健康な人の場合は、貯蔵しないと貧血が起こる。

C型肝炎/NASHの場合は、鉄が過剰に貯まる。=鉄過剰

※鉄過剰

肝臓にたまった鉄が酸化する

⇒肝臓に炎症を引き起こす

C型肝炎/NASHの患者さんの場合には、鉄の摂取を制限する

⇒6mg/日以下に抑える

食事の他に鉄を含むウコンを摂取すると摂取量を超えるおそれがある。

※鉄分がほとんどふくまれていないウコン商品もありますが、鉄分表示をされていないものが多かったそうです。

※フェリチン値

血液中に貯蔵されている鉄の量。

血液検査で測定することができる。

C型肝炎/NASHの患者さんは、一度フェリチン値の測定を。

フェリチン値に異常のない方は、ウコンを飲んでも問題ないようです。

ウコン(ターメリック)の他にも健康食品の中には鉄が含まれているものがあるので注意。







 border= 肝臓関連ワード

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寄生虫によるダイエット効果を科学的に証明!そのメカニズムとは?|群馬大学・国立感染症研究所




寄生虫によるダイエット効果〜世界で初めて科学的に証明される〜(2019/4/9、群馬大学プレスリリース)で紹介されている群馬大学の下川周子助教と国立感染症研究所の久枝一部長らが行った実験によれば、高脂肪食を与えて予め太らせたマウスに、ある種の寄生虫を感染させると、体重の増加が抑えられることがわかったそうです。

なぜ寄生虫が感染すると体重の増加が抑えられるのでしょうか?

一つの理由は、エネルギー代謝が上がること。

寄生虫が感染すると、エネルギー代謝に関係する脂肪細胞内のUCP1(un-coupling protein 1:ミトコンドリアの内膜に存在する脱共役タンパク質で、脂肪細胞に存在し、ノルエピネフリンが脂肪細胞上のβ3 受容体に結合するとUCP1の発現が上昇しミトコンドリアにおいて熱産生が行われる)の発現が上昇していることがわかったそうです。

太らせたマウスに寄生虫を感染させると、感染していないマウスと比べて、体重の増加が有意に抑えられた。
太らせたマウスに寄生虫を感染させると、感染していないマウスと比べて、体重の増加が有意に抑えられた。

UCP1の発現が上昇すると、熱産生が高まり、脂肪細胞は脂肪燃焼するようになるのですが、寄生虫が感染することにより、UCP1の発現が上昇して、ミトコンドリアにおいて熱産生が行われ、やせやすい体になっていると考えられます。

そこで気になるのが、なぜUCP1の発現が上昇するのかという点。

寄生虫マウスでは、血中ノルエピネフリンの濃度が増加
寄生虫マウスでは、血中ノルエピネフリンの濃度が増加

寄生虫感染マウスの血中ノルエピネフリンの濃度を調べたところ、かなり高い量のノルエピネフリン(神経伝達物質)の濃度が検出されており、寄生虫感染マウスではノルエピネフリンが増加することで交感神経が活性化し、脂肪を燃焼方向へ働かせていることが分かりました。

次に気になるのは、寄生虫がどのようにノルエピネフリンが増加させ交感神経の活性化に働きかけているのかという点です。

寄生虫マウスではノルエピネフリンを分泌することで知らせる腸内細菌であるエシェリキア属とバシラス属が増加。
寄生虫マウスではノルエピネフリンを分泌することで知らせる腸内細菌であるエシェリキア属とバシラス属が増加。

寄生虫を感染させたマウスにおいて、バシラス属やエシェリキア属といった、ノルエピネフリンを分泌させるような腸内細菌が優位に増加していることが明らかになりました。

高脂肪食を食べて通常より太ったマウスに寄生虫を感染させると、腸内細菌叢が変化し、ノルエピネフリンを分泌するエシェリキア属やバシラス属などの腸内細菌が増加。ノルエピネフリンは脂肪細胞上に存在している受容体と結合すると、ミトコンドリアUCP1の発現が上昇し熱産生を行なうことが知られている。
高脂肪食を食べて通常より太ったマウスに寄生虫を感染させると、腸内細菌叢が変化し、ノルエピネフリンを分泌するエシェリキア属やバシラス属などの腸内細菌が増加。ノルエピネフリンは脂肪細胞上に存在している受容体と結合すると、ミトコンドリアUCP1の発現が上昇し熱産生を行なうことが知られている。

つまり、寄生虫が体重を増加させる一連の流れをまとめると次のようになります。

腸管に寄生する寄生虫がマウスの腸内細菌叢を変化させ、バシラス属やエシェリキア属といったノルエピネフリンを分泌させるような腸内細菌を増加させる

→ノルエピネフリンが増加することによって、交感神経が活性化

→UCP1の発現が上昇

→熱産生

→体重の増加を抑制

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【参考リンク】