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妊娠糖尿病の診断基準を厳格化

Pregnant

by Jacob Bøtter(画像:Creative Commons)




<妊娠糖尿病>診断基準を厳格化

(2010/3/11、毎日新聞)

日本糖尿病・妊娠学会、日本糖尿病学会などは、妊娠をきっかけに発症する妊娠糖尿病の診断基準を厳格化する方針を決めた。

世界糖尿病妊娠学会が世界約2万3000人の妊婦を対象にした調査を基に取りまとめた診断基準を採用、より軽い高血糖の人にも治療を促すことにした。

妊娠糖尿病は従来、妊娠前に発症した糖尿病も含んでいたが、同学会などは「妊娠中に初めて発見または発症した軽い高血糖とし、明らかな糖尿病は含めない」と変更し、一般的な糖尿病と区別した。

そのうえで、空腹時血糖値(1デシリットルあたり92ミリグラム以上)、75グラムブドウ糖負荷試験の1時間後の血糖値(同180ミリグラム以上)、2時間後の血糖値(同153ミリグラム以上)の三つの検査値のうち、1項目でも該当した場合、「妊娠糖尿病」と診断することにした。従来の診断基準は2項目に該当することが必要だった。

妊娠糖尿病の診断基準を厳格化するようにしたようです。

妊娠糖尿病とは、「妊娠中に初めて発見または発症した軽い高血糖」として、明らかな糖尿病は含めないとしました。







メタボや高血圧、高血糖の改善に効果がある物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」の量産に道|産総研など




Honey

by John Loo(画像:Creative Commons)

産総研など、抗メタボ物質 量産に道

(2009/6/24、日経産業新聞)

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場は、内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)や高血圧、高血糖の改善に効果があるといわれる物質を、低価格で素早く作る技術にメドをつけた。

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場によれば、メタボリックシンドローム高血圧高血糖に効果的だといわれる、体の中の様々な分子に働きかけ、活性化する生理活性物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」を低価格で素早く作る技術にメドをつけたそうです。

この物質は、記事によれば、

はちみつなど様々な食品に含まれており、血圧降下作用や血液中の脂肪酸を減らす効果があることが研究からわかっている。

とのこと。

この物質が、はちみつ以外に、どんな食品に含まれているのか、気になるところです。

今後、この物質に注目してみていきたいですね。







女性の脱メタボには体重の8~13%のダイエットが必要|筑波大

Lincoln Cathedral Candid - June 2013 - Dressed to Impress

by Gareth Williams(画像:Creative Commons)




メタボ女性の減量目標「体重の8~13%が妥当」…筑波大

(2009/4/15、読売新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の日本人女性が、腹部肥満や高血糖などの症状を改善するには、体重の8~13%の減量が望ましいことを筑波大の研究チームが割り出し、15日発表した。

筑波大の研究チームによれば、メタボリックシンドロームの日本人女性が、腹部肥満や高血糖などの症状を改善するには、体重の8~13%の減量が望ましいそうです。

この研究では、メタボリックシンドロームの指標である〈1〉腹部肥満〈2〉高血糖〈3〉高血圧〈4〉脂質異常の改善と、減量率との関係を詳しく調べたそうです。

平均減量率は11・9%で、全体の72・8%(225人)が何らかの症状の改善に成功。減量率8・1%を境に、成功率に大差が生じることも分かった。

個別症状をみると、腹部肥満は減量率13%、高血糖は同13・2%で成功率が高まった。

高血圧と脂質異常は、減量率との関連は薄かった。

その結果、メタボ指標の改善には、ダイエット目標を「体重の8%から13%」とすることにしたそうです。

体重70キロの人だと約6~9キロの減量にあたる。

この数値を目安にメタボリックシンドロームの改善に取り組んでみましょう。







糖尿病の人は心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患が起こりやすい

CAUTION

by Henrique Pinto(画像:Creative Commons)

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続・糖尿病50話:第46話 動脈硬化症に注意を

(2009/2/17、毎日新聞)

糖尿病では、糖尿病でない人の数倍も、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞などの動脈硬化性疾患がおこりやすいと言われています。

動脈硬化症はかなり進行しても、ほとんど無症状なので、症状や肥満の有無にかかわらず糖尿病では動脈硬化症の検査が必要です。

糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べて、動脈硬化性疾患になりやすいそうです。

そのため、糖尿病になった人は、心筋梗塞や脳梗塞を予防するためにも、動脈硬化症の検査が必要になるそうです。

記事によると、動脈硬化症の検査としては、心電図やエコー検査など簡単な検査でもかなりのことが分かるそうです。

*これに加えて、頸動脈エコーを行うとさらに良いようです。

このように、早期発見はとても大切なことですが、もっと大事なことは動脈硬化症が進まないようにすることでしょう。

高血糖のみならず、高脂血症、高血圧、肥満、喫煙などは動脈硬化症の原因になることが知られています。

禁煙・肥満是正などの生活習慣改善は基本的な動脈硬化症の治療です。

動脈硬化症の予防には、

一つは早期発見のための検査を受けること、

そしてもう一つは、動脈硬化症の原因となる高血糖・高脂血症高血圧肥満・喫煙など生活習慣を改善することが重要となります。







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不幸な結婚生活は女性の健康を損ねる!?

Broken Hearts Edit

by fractured-fairytales(画像:Creative Commons)




新事実!不幸な結婚生活は女性の健康損ねる

(2009/3/10、新華通信社)

アメリカの最新の研究により、不幸な結婚生活が女性の健康に及ぼす影響は、男性のそれを上回ることが明らかになった。

アメリカの心身医学協会がシカゴで行った年度総会でアメリカ・ユタ州立大学の研究者が発表した報告によると、不幸な結婚生活は女性の健康を損ねるそうです。

その結果、不幸な結婚生活を送っている夫婦は共にうつ状態にあったが、女性の方が男性よりもその症状が出やすく、メタボや高血圧、高血糖、高コレステロールに陥りやすくなっていたという。

不幸な結婚生活を送っていることによって、うつ状態になるなど心に影響するだけでなく、メタボ高血圧、高血糖、高コレステロールに陥りやすくなるなど身体にも影響していたそうです。

双子の研究などで老化と環境の変化は深い関係があると以前テレビで紹介されていましたが、不幸な結婚生活という環境が健康に影響を与えると考えられるのではないでしょうか。

不幸な結婚生活を贈っている女性は、どういった生活習慣を行うことが多いのかが分かれば、その原因を解明するヒントとなりそうな気がします。

今後は、不幸な結婚生活がどうして健康を損なわせるのかについてが、研究課題となりそうです。