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【目次】
■なぜ肝臓の数値が悪い女性が多いの?
by Brian Bilek(画像:Creative Commons)
肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けて
(2010/6/30、MSN産経)
「健康診断を受ける女性の血液検査の結果をみると、病気かと疑うぐらい肝機能の数値が悪い人が少なくない」。
女性専門の健診施設「イーク丸の内」(東京都千代田区)の仲眞美子院長はこう指摘し、女性の肝臓が弱っていることを心配する。
記事によれば、健康診断を受けた女性の血液検査の結果を見ると、肝臓の数値が悪い人が多いそうです。
なぜ、女性に肝臓の数値が悪い人が多いのでしょうか。
肝臓は一般的にはアルコールを分解する臓器として知られる。
しかし、仲院長は「肝臓には女性ホルモンを分解する働きもあるので、肝臓を再生させるためのタンパク質を女性は男性以上に取る必要がある。
それなのにカロリー重視のためか食べる量が少なく、必要な栄養が取れていない女性が多い」と話す。
肝臓には女性ホルモンを分解する働きがあり、肝臓を再生するためのたんぱく質を男性以上に摂取する必要があるそうです。
しかし、ダイエットのためか必要な栄養が取れていないことから、肝臓の数値が悪化しているようです。
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こうした肝臓の数値が悪化している女性には、さまざまな不調が現れているようです。
こうした女性の多くは疲れや貧血、肌荒れなどさまざまな不調を感じている。
中でも「疲れ」を感じる女性は同クリニックで健診を受けた女性の半数以上に上るという。
肝臓の機能を取り戻すためには、たんぱく質をしっかりと取ることが重要です。
肝臓がしっかり働くためには肉や卵は不可欠な食材。タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがない。
また、過剰に取ると腎臓に負担をかけることもあり、必要な分だけ毎日取ることが大切だ。
1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を取るようにしたい。
ただ摂りすぎても体に負担がかかるため、毎日必要な分を摂らなければならないようです。
■肝臓の代謝促進に欠かせない「Lーシステイン」
記事の中では、さらに肝臓には「L-システイン(エルシステイン)」というアミノ酸が欠かせないと紹介しています。
また、肝臓の代謝促進に欠かせないのが「L-システイン」というアミノ酸。L-システインを含む医薬品やサプリメントは、美肌やシミ対策に効果があることをうたっているものが多いが、本来は肝臓の代謝をサポートし二日酔いや倦怠(けんたい)感を取る目的で使われてきた成分だ。
料理研究家の松見早枝子さんは、L-システインが雑穀やはちみつ、柑橘(かんきつ)類の皮などに多く含まれていることに着目、こうした食材を使った料理を紹介している。
松見さんは「内臓と顔は一緒で、内臓の調子の良しあしが顔の肌質や肌色にも影響を与える。特にこれからの季節は、シミ対策としても肝臓の代謝機能の促進は不可欠。美肌のためにも必要な栄養をしっかり取ることが大事」とアドバイスしている。
L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。
L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。
肝臓の代謝を助けるためにもこうした栄養素を含む食品をしっかりと摂りたいですね。
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