冷え性に良い食べ物
ミネラル・ビタミン補給で冷え性解消
冷え性の原因の一つにビタミン・ミネラル不足があるといわれています。
なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、冷え性になってしまうのでしょうか?
その前に、まず体温が保たれる仕組みについて簡単にご説明します。
私たちは、食べ物に含まれる糖質からエネルギーや熱を作り、体温を保っています。
食べ物に含まれる糖質は、体内で消化され、ブドウ糖として吸収されます。
ブドウ糖は、人間に備わる酵素の働きでATP(≒エネルギーや熱)に変化します。
こうした体の仕組みによって、私たちの体温は保たれているわけです。
では、なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、冷え性になってしまうのでしょうか?
それは、ブドウ糖をATP(≒エネルギーや熱)に変化させるには、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンが必要だからです。
ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、冷え性になってしまうのです。
最近の食事の傾向として、加工精製食品に頼った食事をしているため、タンパク質・脂肪・糖分を過剰に摂取している反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。
また、食べない系ダイエットといった無理なダイエットをする方の場合、更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
こうした食生活の乱れや無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、冷え性を引き起こす重要な原因になっているのです。
それは、ブドウ糖をATP(≒エネルギーや熱)に変化させるには、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンが必要だからです。
ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまうのです。
体温を上げて、冷え性を解消するためにも、ミネラル・ビタミンを豊富に含んだ食事をする必要があるわけです。
ミネラル・ビタミン豊富な食材として、おすすめは牡蠣(カキ)。
カキには、亜鉛などのミネラルやビタミンB1、B2などのビタミンが含まれています。
しかし、毎日牡蠣(カキ)を食べるのは大変ですし、レシピを考えるのも大変ですよね。
日常的に牡蠣(カキ)に豊富に含まれるミネラル・ビタミンを摂りたいという方はぜひサプリメントを活用してください。
→ 牡蠣(カキ)の健康効果 について詳しくはこちら
冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする
身体を冷やす食べ物とは、夏の暑い時期に食べる機会が多い食べ物を想像してください。
また、甘い食べ物や暑い地域でとれるフルーツなども身体を冷やします。
糖分には体を冷やす作用があるので、できるだけ食べないようにしましょう。
ポイントは、今の旬の食べ物を意識すること。
そうすることで、身体を冷やさない食べ物を選ぶことが自然と出来ます。
また、温かい飲み物を飲むのもいいですね。
旬の野菜や果物を摂取して冷え性解消!
体を温めてくれる食べ物としては、冬が旬の食べ物、寒い土地で育つ食べ物、ブラウンフード(玄米・ライ麦)、根菜類(葉物野菜ではない野菜)が挙げられます。
【参考記事】
●体を温めてくれる食べ物で冷え対策|温めてくれる食べ物の見分け方とは
食べない系ダイエットは避ける
食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。食事誘発性熱産生といいます。
たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない
基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。
冷え性の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。
たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。
【参考記事】
●低体温解消には大きな筋肉をしっかり動かして代謝をアップ
ヘスペリジン
グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。
また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。
【参考記事】
●青みかんのヘスペリジンで冷えが改善できる|糖転移ヘスペリジンを摂取すると冷房が効き過ぎていても手足の冷えが抑えられる!
ココア
ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」があることがわかったそうです。
ココアに含まれる『ポリフェノール』や『テオブロミン』は血管拡張作用があることが報告されており、特に手足の先の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられます。
【参考記事】
●ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?
乾燥しょうがは、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。
【参考記事】
●乾燥しょうがで体を温める!
にんたまジャム
にんたまジャムとは、にんにくとたまねぎで作ったジャムのような調味料です。
体を温めてくれる食べ物で冷え対策によれば、にんにくは体を温めてくれる食べ物として紹介されています。
春の野菜と果物には“抗酸化成分”が豊富によれば、玉ねぎは血流をよくしてくれる食べ物として紹介されています。
体を温めてくれる「ニンニク」と血流をよくしてくれる「タマネギ」によって、冷え性が解消できるのかもしれません。
【参考記事】
●冷え性に良い!?「にんたまジャム」レシピ|あさチャン 4月23日
エゴマ油は手足の末梢血管を拡張させてくれるので冷え性に効果的なのだそうです。
【参考記事】
●冷え性にはエゴマ油が効果的|駆け込みドクター 1月10日
酒粕
月桂冠株式会社は、冷え性の症状がある男女8名に、アルコールを除いた酒粕の粉末を10g食べて、40分後に手を冷却することによって負荷をかける実験を行ったところ、酒粕を食べた人は手の表面温度に上昇傾向がみられたそうです。
【参考記事】
●なぜ酒かすを食べると体が温まるのか?|酒粕分解ペプチドに冷え性の血流改善効果|#月桂冠
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