メラトニンと睡眠
■メラトニンと睡眠
メラトニンは、脊椎動物の脳の中心部にある松果体(しょうかたい)という器官から分泌するホルモン。メラトニンは、睡眠など体のリズムに深く関係し、夜間に多く分泌され、睡眠を促し、体を休ませる作用があるとして注目を集めています。
また、メラトニンは、睡眠促進効果だけでなく、若返りホルモンとして注目を集め、寿命を延ばす効果でも話題です。
体内のメラトニンの量を増やすには、昼間は太陽の下で活動し、夜は暗くして寝ること。昼間日光に当たると脳内物質のセロトニンが増え、これが夜になると睡眠をもたらすメラトニンに変わります。
しかし、現代人は、このような習慣がつけづらくなってきていますので、メラトニンを多く含む食品を摂ってメラトニンを取り入れましょう。
■メラトニンとケール
植物の中でもキャベツの原種といわれるアブラナ科のケールはメラトニンを大量に含んでいます。ケールを含む他の植物と比べればトマトの15倍、バナナの16倍、一般に出回るキャベツの37倍にもなります。メラトニンはトウモロコシにも含まれています。
ケールにメラトニンが大量に含まれていることで、より安全で手軽にメラトニンを摂ることができます。
なおセロトニンはトリプトファンというアミノ酸を原料にしています。トリプトファンを摂取する食材として代表的なのが牛乳です。これに適度な糖分を加えるとより効果的です。糖分はトリプトファンが吸収されるのを助けるからです。牛乳にはちみつを加えてみてください。