緑内障治療へ新たな光明 カルパイン阻害薬で視神経を保護|東北大


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緑内障治療へ新たな光明 投薬で視神経を保護

(2011/11/27、河北新報)

東北大大学院医学系研究科の中沢徹教授(眼科)らの研究グループは、特定のタンパク質分解酵素の活動を抑制する薬が網膜視神経を保護し、緑内障の改善に効果があることを確認した。

緑内障は40歳以上の約5%が発症し、失明の原因でトップの病気。

現在は眼圧を下げる以外の治療がなく、新たな治療法につながると期待されている。

緑内障は視神経の乳頭のねじれや萎縮が原因で網膜神経節細胞が死に至り、視野欠損と視力の低下を引き起こすことに、グループは着目。

この視神経を保護する手法の研究に取り組んだ。

東北大、カルパイン阻害剤が緑内障の治療に効果があることを確認

(2011/11/9、マイナビニュース)

その結果、神経挫滅と同様に、ビンブラスチン投与でも軸索流障害を起こし、網膜神経節細胞死が観察された。Cast-KOマウスや、その培養細胞では、より多くの網膜神経節細胞死が認められたほか、SNJ-1945の投与によって、病態モデル動物の網膜神経節細胞の生存率が有意に上昇し、培養した網膜神経節細胞にも保護効果が認められた。

東北大学大学院医学系研究科眼科学分野の中澤徹 教授らの研究グループは、緑内障モデルのマウスによる実験で、細胞内タンパク分解酵素である「カルパイン」の活性を抑制するカルパイン阻害薬「SNJ-1945」を投与してその神経保護効果を確認しました。

SNJ-1945が緑内障病態モデル動物に神経保護効果があることから、カルパイン阻害剤が緑内障の新しい治療薬となる可能性があるかもしれません。

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