> 健康・美容チェック > 低体温 > 高齢者の4割が低体温!?|低体温になるとどうなるの?|熱不足の原因|高齢者向け低体温対策|#ためしてガッテン(#NHK)
2010年2月3日放送のためしてガッテンのテーマは「低体温」でした。
ある調査によれば、子供の3割、高齢者の4割が低体温なのだそうです。
【目次】
□低体温になるとどうなるか?
体温が1度低下すると、以下のようなことが起こるそうです。
1.免疫機能の低下
2.出血量の増加
3.心臓疾患の増加(重篤な心臓疾患のリスクが2~3倍に増加)
※手術時は、1.5℃の体温低下で感染症の危険性が3倍になるそうです。
リンパ球:37度の時は活発ですが、35度になると不活発になる=免疫力の低下
□なぜ!?室内で凍死の危険
体温が低くなっている時に突然死が増えているという数字も出ているそうです。
寝ている時に体温が低下することもあるそうです。
それは、室内の温度が低くなっていることから、冷たい空気を吸うことによって、肺や心臓が直接冷やされている可能性があるそうです。
□冷え性と低体温の違い
冷え性
なぜ体温が下がってしまうのか。
熱は生命を維持するために必要不可欠。
寒くても体温が下がってしまわないようにする仕組みを体自身が備えている。
その体温低下を防ぐメカニズムとは、冷え性なのだそうです。
体の中心になる重要な体の臓器を守るために、手足をわざと冷やしている(=冷え性)そうです。
手足の末梢血管を収縮させ、熱を体の中心部分に集めて、体温低下を防いでいるそうです。
低体温=熱が作れないタイプの人
●熱不足の原因
- 極端なダイエット(少食)
- 筋力不足
- 甲状腺ホルモンの減少
あらゆる細胞の働きが低下して熱が生み出される量が減る。
熱放出タイプの低体温(手足ぽかぽかなのに低体温の人)
寒いところに行けば起こらなければならない血管の収縮が起きなくなっている。
交感神経が命令⇒血管が収縮する
交感神経の機能が低下⇒血管が収縮しない
【交感神経機能低下の原因】
・体質
・ストレス
・不規則な生活リズムなど
ただし、交感神経が正常でもなる場合がある。
【交感神経の関連記事】
運動は、筋肉を鍛える、カロリーを消費するだけでなく、自律神経(交感神経・副交感神経を活性化)を鍛える効果があるそうです。
不活発で便利な生活に安住していると、交感神経の働きが鈍くなって体脂肪を燃やすマキに火がつかなくなる。
老化で血管が硬くなる⇒血管が収縮しない
↑ 高齢者の方に低体温の人が多い理由だと考えられるようです。
寒くても放熱しているので本人は温かいと感じているのですが、体の内部の熱が逃げてしまっている。
□海女さんに学ぶ!熱放出タイプ血管トレーニング方法
海女さんの体温維持能力の秘密とは
1 体を動かす
血流量が増え、血管の拡張・収縮力が高まる。
2 冷たい海にくり返し浸かる(顔を出して水につけること)
顔はセンサーで、冷たい水につけることで、交感神経の活動が高まり、血管収縮のトレーニングになっている。
1 運動(20分ほどのウォーキング)
20~30分ほどの運動をすると、交感神経の働きが上手になってくる。
皮膚の血管を締めて、熱を逃がさない能力も獲得されてくる。
2 寒さにあたる(1枚薄着で)
寒さにあたることで、血管収縮のトレーニングになる。
ただし、高齢の方にとっては、寒いところで急な運動をするのは危険です。
硬くなってしまった血管が収縮する力を取り戻せるのかというのは、可能性があるそうです。
しかし、高齢者の場合は、老化した血管の部分的な保温も大事になってくるそうです。
血管の老化の順番
足 ⇒ 背中 ⇒ 胸 ⇒ 腕 ⇒ 頭
ももひきをはくなど部分的に保温することが寒さ対策としては良いそうです。
●正しい体温の測り方
体温の測り方にも注意が必要。
電子体温計も10分間計測
□冷え性&熱が作れないタイプ 簡単対策法
体の中の熱自体が足りていない人は厚着をしてもあまり効果はないそうです。
そこでおすすめしたのが、タンパク質を多く摂ること。
タンパク質を摂ると他の栄養素よりも多くの熱を放出するそうです。
肉や魚介類を多く取り入れ、総カロリー数の40%以上をタンパク質でとれば体温アップ効果があるそうです。
※この食事法は1週間を目安に行ってください。
この食事法は冷え性にも効果的なのだそうです。
⇒ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら
⇒ 体温を上げる方法 についてはこちら
⇒ 冷え性改善方法 についてはこちら
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■低体温改善方法
冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにする。
温かい飲み物を飲んで低体温改善!
旬の野菜や果物を摂取して低体温改善!
食べない系ダイエットは避ける
食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。
食事誘発性熱産生といいます。
たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない
基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。
低体温の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。
たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。
運動で低体温改善!
運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。
第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。
また筋肉を使うことで体温が上がります。
ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。
お風呂にゆっくり浸かる
お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。
また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。
お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。
さらには、低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。
●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法
40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。
最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。
※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。
1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。
2.2分経ったら上半身のストレッチ
両肘を後ろに突っ張り胸をはる
左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)
(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)
3.下半身のストレッチ
入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す
坐禅のように脚を組む
足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす
5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)
(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)
4.10分たつまでゆっくり浸かる
【参考記事】
お酒の飲みすぎに気をつける
タバコを控える
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。
ヘスペリジン
グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。
また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。
【関連記事】
冷え性のツボ
・下腹の冷え解消・更年期障害・月経不順のツボ:三陰交(さんいんこう)
マッサージ
冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。
また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。
冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。
特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。
ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。
【参考記事】
→ 体温を上げる方法!温活・低体温改善方法(食事・運動) について詳しくはこちら。
室内で凍死!? 低体温が中高年を襲う(仮)
2010年2月3日放送予定のためしてガッテンでは、「低体温」を取り上げるそうです。
番組の放送予定によれば、以下のとおりです。
体温が低くなってしまう「低体温」。
血が止まらなくなったり、感染症にかかりやすくなったり、命を落とすこともある危険な状態だ。
冬山で遭難した時に起きる特殊なものでしょ、と思ったら大間違い!
なんと子どもの3割、高齢者の4割が低体温だと言われているのだ。
あなたの「冷え」は大丈夫なのか?「冷え性」と何が違うのか?
最新研究から「低体温」を徹底解析し、効果抜群の対処法をご紹介。
これまでこのブログでも何度も取り上げてきた低体温についての特集です。
恐怖!ポカポカの布団で凍死!?
高熱が出ると心配する人が多い反面、体温が1~2℃低いからと言って気にする人は少ない。
しかし最近の研究で、わずかな体温の低下が感染症や突然死のリスクを大幅に高めてしまうことがわかってきた。
特に高齢者は、暖かい布団の中で眠っているうちに、いつのまにか“凍死”してしまうケースもあるという。
気付かぬうちに起こっている「低体温」の実態に迫る!
体温が低いからといって、気にされない方も多いと思います。
しかし、体温の低下が健康への悪影響をもたらすことがわかってきています。
同じ?違う?「低体温」と「冷え性」
この時期、多くの人が悩む「冷え性」だが、実は「冷え性」と「低体温」は全くの別物。
「冷え性」とあわせて「低体温」になってしまう人がいると同時に、「冷え性とは無縁な人」にも起こるため、自分が低体温である自覚すらない人が大勢いるのだ。
しかも、自分が低体温であることに気づかぬまま“冷え性対策”を続けていると、効果がないばかりか、かえって逆効果になってしまうことも!
「低体温」も「冷え性」も丸ごと解明。
低体温と冷え性とはどのように違うのか。
低体温と冷え性対策の違いも紹介するそうです。
これで万全!今年の「冷え」対策
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低体温対策のポイントは、2つ。
- 体温を逃がさないこと
- 熱を作り出すこと
このポイントを中心に、低体温・冷え性に良い食事が紹介されるそうです。
低体温に興味がある方は、ぜひご覧になってみてください。
⇒ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。
⇒ 体温を上げる方法 についてはこちら。
⇒ 冷え性改善方法 についてはこちら。