参考画像:メットライフ生命 健康関連サービスを拡充(2017/6/29、メットライフ生命)|スクリーンショット
■メットライフ生命、健康サポートのための包括的なサービス提供を実施
(2017/6/29、メットライフ生命)
メットライフ生命では、保険商品を病気などに対する保障の提供としてだけでなく、病気の予防・早期発見・治療・病後のケアに至るまでのサポートを行う包括的なサービス提供を行なっていくそうです。
また日々をより健康で前向きに送っていただくために、専門家のアドバイスや健康になるためのヒントなど、様々な情報を提供するサイト(http://meetslife.metlife.co.jp)を7月3日より開設いたします。
■まとめ
人によっては、健康診断などの検査結果で異常がないにもかかわらず、体がだるい、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい、眠れないなどといった体の不調に悩まされた経験もあるのではないでしょうか。
「はっきりとした症状はでていない」「数値には現れないけどなんだか体調がよくない」というときを、健康な体から病気の身体へと向かう途中だと考えるとすれば、その途中で起きる「サイン」に着目して、何らかの対処を行なうことが最も効果的な医療になっていくのではないかと思います。
「病気の治療」から「病気の予防」へと関心は移っているというサインはすでに表れています。
ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。
ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。
ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。
最近では予防医療・予防医学に関しても注目が集まっています。
病気になりやすいライフスタイル(要因)や遺伝的にある病気になりやすい傾向などがわかってきており、そのことを事前に対処しておくことで、リスクを小さくしていくという考え方がこれからのトレンドになっていくのではないでしょうか?
こうした傾向を受けてか、最近では保険会社各社が病気に対する予防について積極的に取り組む姿勢を見せています。
先日、保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?では、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社はFitbitを導入し、健康と運動データとの関係を分析する取り組みを行い、今後の新しい保険商品の開発を検討しているというニュースを取り上げました。
積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中や心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。
その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。
病気による死亡リスクが低いということが分かってきていますので、保険会社は病気の予防に対して積極的に取り組む保険加入者に合わせた保険料を設計するような「パーソナル保険」を開発してきています。
今後ますます保険会社による健康関連サービスが拡充されていくのではないでしょうか?
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