by Tony Alter(画像:Creative Commons)
(2015/9/28、Doctors Me)
男性に多いのは、アルコール多飲による心臓と肝臓の機能の障害と腎炎による足のむくみです。
男性に足のむくみが起きた場合には、様々な病気が隠されていることがあるそうです。
■肝臓
肝硬変になると肝臓で作られるアルブミンというたんぱく質ができなくなって、むくみが起こります。
肝硬変〔かんこうへん〕|日本血液製剤協会
低アルブミン血症の状態では、血管内の水分が血管外に移動してしまいます。 その結果、お腹に水が溜まったり(腹水〔ふくすい〕)、 胸に水が溜まったり(胸水〔きょうすい〕)します。 このように、身体中に余計な水分が溜まってしまうような状態を「浮腫〔ふしゅ〕」と呼びます。
アルコールを飲み続けた結果、肝硬変になると、肝臓でアルブミンができなくなって、低アルブミン血症となり、血管内の水分が血管外に移動してしまい、むくみが起きてしまいます。
■心臓
アルコールを飲み続ければ、心臓の筋肉へのダメージが修復できない状態になって心不全となります。心不全になってしまうと心臓のポンプとしての機能が悪くなりますので、むくみが起こります。
アルコールを飲み続けて、心不全になると、心臓のポンプ機能が悪くなることで、血液の巡りが悪くなり、うっ滞した静脈から水分がしみ出して、水分が体にたまり、むくみが起こります。
■腎炎
腎炎になると腎機能が悪くなりますので、むくみの原因となります。
腎炎などの腎臓の病気になると、体内の水分や塩分の調整をする働きがうまくいかなくなることで、水分がたまってむくみが起こります。
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