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避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」

避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」

(2012/2/11、msn産経West)

妊娠を望んでいないにもかかわらず、約6割の女性が効果的な避妊をしていなかったことが、製薬企業「バイエル薬品」(大阪市)が行ったインターネット調査で明らかになった。

<中略>

過去1年以内のセックスについて避妊状況を聞いたところ、44・5%が「避妊しないことがあった」と回答した。

残り55・5%は「必ず避妊した」と答えたものの、問題はその方法。

このうち実に約2割の人が「膣(ちつ)外射精」を選択していた。

妊娠を望んでいないにもかかわらず、約6割の女性が効果的な避妊をしていなかったことがわかったそうです。

なぜこのようなことになっているのでしょうか?

「大丈夫な気がしたから」という根拠のない自信、安全日への過信、雰囲気を悪くしてはいけないという気持ち、男性主導による避妊(膣外射精・精子がないなど)と言った理由から効果的な避妊をしてこなかったようです。

以前紹介したスウェーデンのニュースでも同じように効果的な避妊をしていないということが取り上げられていました。

スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。

新しいパートナーとのセックスの際にコンドームを使用するかという質問に対し、すると答えた女子大生の数は半分以下の49パーセントという結果となり、10年前に比べて激減している。

妊娠を望んでいないのであれば、女性主導で避妊をしないといけないという教育がされているはずですが、全く行き渡っていないようです。

こうした性の実態について「三宅婦人科内科医院」(大阪市)の三宅侃(あきら)院長は「妊娠を望んでいないのであれば、女性主導で避妊をするべきだと常々言ってきたが、まったく行き渡っていない。特定のパートナーがいるのに漫然と避妊していないとすれば、無知としかいいようがない」と指摘する。

全く行き渡っていないということは、この方法が成功しておらず、違う方法を検討しなければならないということです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)にこのことに関連したことが紹介されています。

性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

パートナーの多い白人はパートナーの多い白人とセックスし、パートナーの少ない白人はパートナーの少ない白人とセックスする傾向があるのだ。

結果として、性感染症は性行動の活発な白人からなる中核部にとどまる。

避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」には、より効果的に性感染症を防ぐためには、どうしたらよいかということも書かれています。

セーフセックスのキャンペーンを展開する場合、コミュニティの全メンバーに平等にメッセージを送るよりも、性行動の活発なメンバー(ネットワークの中核部、すなわちハブ)に直接伝えれば最も効果があがるという結論も得られた。

人々がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まるのだ。

今回の調査結果を元に(更に詳しく調査し)、ネットワークの全体図を描き、社会的ネットワークのハブを見つけ出し、そのハブであるメンバーに対して、メッセージを伝えるというのが最も効果的なのだそうです。

 

P.S.

「睾丸に超音波」、新たな避妊法の可能性 米研究

(2012/2/1、AFPBB)

ラットの睾丸に超音波を当てて精子の数を減らすことができたとする論文が、28日の英医学誌「Reproductive Biology and Endocrinology(生殖生物学・内分泌学)」に発表された。将来的に、安価で信頼性が高く、可逆的な(元に戻せる)男性向け避妊法として活用できる可能性があるという。

もしかすると、こうした方向に進んでいくかもしれません。

 

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シフト勤務の妊婦への悪影響は微小、伊インスブリア大学が「定説」覆す発表

Mi Preciosa

by Tobias Lindman(画像:Creative Commons)




シフト勤務の妊婦への悪影響は微小、伊チームが「定説」覆す発表

(2011/8/23、ロイター)

妊娠している女性の夜間勤務が早産や未熟児出産のリスクを高めるとする一部の研究結果をめぐり、シフト勤務が妊婦に与える悪影響は、科学的に立証された場合でもそれほど大きくはないとする調査結果が、学術誌BJOGに発表された。

イタリアのインスブリア大学の調査チームによれば、シフト勤務が妊婦に与える悪影響は、それほど大きくないそうです。

イタリアのインスブリア大学の調査チームが、計数千人の女性を対象に実施された23の研究内容を調査。

その結果、夜間を含むシフト勤務で働く妊婦には、一般的な時間帯(午前9時─午後5時)に働く妊婦と比べて早産や未熟児出産のリスクが若干高かったものの、勤務形態が胎児に与える悪影響については、「確固たる結論」につながる相関性は見られなかったとしている。

理論上は、不規則な勤務時間が女性の体内時計やホルモンの分泌サイクルを狂わせ、女性の生殖能力に影響を与えると考えられている。

実際に米政府の研究では、シフト勤務で働く女性看護師は、規則的な勤務時間で働く女性看護師よりも生理の周期が乱れる可能性が高いことが示されており、不規則なシフト勤務が生殖能力に影響するかもしれないとの見方が出ていた。

夜勤勤務など不規則な勤務時間が女性の体内時計やホルモン分泌サイクルを乱すと考えられていましたが、調査結果によれば、勤務形態が胎児に与える悪影響については、相関性は見られなかったようです。

ただ、勤務時間帯だけが影響を与えているわけではありません。

シフト勤務に従事する女性には通常の時間帯で働く女性と比べ、低い収入や高い喫煙率、不健康な生活習慣などが見られる傾向があり、単純に勤務時間帯のみを取り上げることはできないとしている。

記事によれば、今回の調査結果では勤務時間帯が妊婦に悪影響をそれほど与えるわけではありませんでしたが、当面の間は、シフト勤務や夜勤勤務を減らしたほうが良いようです。







飲み過ぎは4兆円の社会的損失?|厚生労働省研究班

Cocktails & Culture

by Nan Palmero(画像:Creative Commons)




飲み過ぎは4兆円の損…たばこといい勝負?

(2012/2/9、読売新聞)

アルコールの飲み過ぎによる社会的損失が年間4兆1483億円に達することが、厚生労働省研究班の推計でわかった。

厚生労働省研究班の推計によれば、アルコールの飲み過ぎによる社会的損失は、4兆円に達するそうです。

研究班の尾崎米厚(おさきよねあつ)・鳥取大准教授(環境予防医学)らは、肝硬変の40%、浴槽での溺死の34%などがアルコールに起因するとする米国の研究を参考に、2008年の人口動態統計や患者調査のデータで推計。

飲み過ぎで、脳卒中、がんなどの病気やけがの患者が計24万6000人、死者が3万5000人増えたとした。

治療に1兆226億円かかり、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円を失ったと見積もった。

研究班の調査で、働いている人でも男性の5・9%、女性の1・7%が「人間関係にひびが入った」「二日酔いで仕事を休む」などの飲酒による問題を抱えていた。

こうした問題で労働生産性が21%低下するとの研究があり、損失は1兆9700億円になった。

さらに、飲酒交通事故なども考慮。総額は、たばこの社会的な損失(5兆~7兆円)にほぼ匹敵した。

アルコールの飲み過ぎによる病気やけがの患者の治療に1兆226億円、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円、労働生産性の低下による損失で1兆9700億円、飲酒交通事故などを含めると、その損失は4兆円に達したそうです。

 

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所得が結婚の機会に影響を及ぼす「結婚格差」がアメリカで進行|低所得のために結婚できない男性が増えている

WEDDING 1157

by Robert Kintner(画像:Creative Commons)




「結婚格差」米で深刻=収入が既婚率に影響

(2012/2/7、時事ドットコム)

所得が結婚の機会に影響を及ぼす「結婚格差」が、米国で進行している。

米シンクタンクのブルッキングス研究所が6日までにまとめた報告書によると、米国人の既婚率は過去50年で最低水準となり、所得の低い男性ほど結婚しない割合が増加したことが分かった。

家庭を持ちたくても、経済力がないために結婚できない低所得者が増えているとみられる。

結婚したくても出会いがない。交際相手なし男女とも過去最高というニュースが先日話題になりましたが、米シンクタンクのブルッキングス研究所の報告書によれば、アメリカでも所得が低いために結婚出来ない低所得者が増えているそうです。

今回のポイントは、出会いがないから結婚出来ないというものではなく、経済力がないために結婚出来ないという点です。

具体的には、30~50歳の男性で見ると、年収下位25%までの既婚率は1970年の86%から50%に大幅低下。

一方、年収が上位10%までの既婚率は95%から83%に低下するにとどまった。

物価上昇を考慮すると、70年比の平均年収は低所得層ほど減少しており、同研究所は「個人の結婚観にかかわらず、雇用や収入が既婚率に影響している」と指摘した。

年収にかかわらず既婚率は下がっているようですが、特に年収下位25%までの既婚率は大幅に低下しているそうです。

こうした傾向が続けば、たとえ結婚したとしても経済力がないために、子供を諦めてしまうということが増えていくのではないでしょうか。

 

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75.6%(男性74.3%、女性77.0%)が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と考える傾向は、女性のほうが高い結果となった。







西洋フキ(バターバー)、肝臓に悪影響の疑い|厚生労働省

Butterbur

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西洋フキ食品、肝障害の恐れ 摂取控え呼びかけ

(2012/2/9、産経新聞)

花粉症対策などの健康食品に含まれる西洋フキ(バターバー)について、厚生労働省は8日、肝障害を起こす疑いがあるとして摂取を控えるよう注意を呼びかけた。

西洋フキとの関連が疑われる肝障害が報告されたとして、英国で製品の自主回収が行われたことを踏まえた。

国内での健康被害は報告されていないが、近く事業者に対し、当面販売を中止するよう指導する。

西洋フキに障害を起こす疑いがあるとして、厚生労働省は摂取を控えるよう注意を呼びかけています。

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