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メタボ対策:効果? 「健康な人」初の増加--昨年の人間ドック受診者
(2008/9/9、毎日新聞)
昨年、全国で人間ドックを受診した人のうち、「異常なし」(A判定)と「軽度異常だが現在心配がない」(B判定)を合わせた「健康な人」の割合が、24年に及ぶ調査で初めて前年(06年)を上回った。日本人間ドック学会が8日、発表した。
日本人間ドック学会によれば、メタボ対策やメタボ健診の効果からか人間ドックで受診した人のうち、「健康な人」の割合が初めて前年を上回ったそうです。
詳しく記事を読んでみると、さらに興味深いことを発見。
年代別では、30代以下が同1.9ポイント増の24.5%、40代も同0.5ポイント増の12.5%を記録したのに対して、50代と60代以上は同0.1~0.2ポイント減っていたそうです。
この結果だけをみると、30代、40代が健康に気をつけ始めたのに対して、50代、60代は30代、40代に比べて、それほど健康に気をつけ始めていないということが考えられます。
メタボ健診の対象年齢は40歳から74歳までを対象にしているため、50代、60代の人もその対象年齢に含まれています。
しかし、30代、40代に比べて、50代、60代の人のメタボ健診による健康意識は高まっていないようです。
ただし、このような結果になったのは、もともと50代、60代の健康意識が高いために、メタボ健診がはじまったからといって、健康意識にそれほどの変更がないということもあるかもしれません。
もし、これまでも50代、60代の健康な人の割合が低く、健康意識を高める必要があるのであれば、今後は、50代、60代に対してのPRが必要なのかもしれません。