高野豆腐による生活習慣病予防の可能性(2026年1月13日、信州大学)によれば、高野豆腐(凍り豆腐、凍み豆腐)のタンパク質・レジスタントプロテインには腸管でのGLP-1産生を高め、肥満・脂肪肝を予防する効果があることが明らかになったそうです。
メカニズムとしては、高野豆腐由来のタンパク質を摂取すると、腸内細菌が反応し、腸内のアゼライン酸が増加、これが回腸でのGLP-1産生を高め、GLP-1が脂肪組織や肝臓に届き、脂肪の燃焼を促進させ、体重増加・脂肪肝が軽減していると考えられます。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら
【参考文献】
- Diao P, Zhang X, Ishiguro T, Wang X, Tanabe K, Hayashi C, Kittaka H, Imamura H, Nakajima T, Zhang Z, Wang Y, Nakajima T, Kimura T, Kawakubo M, Nakayama J, Nakamuta M, Tanaka N. Kori-tofu ameliorates obesity and steatotic liver disease through enhancing GLP-1 production in the ileum. Int J Biol Macromol. 2026 Feb;341(Pt 2):149537. doi: 10.1016/j.ijbiomac.2025.149537. Epub 2025 Dec 6. PMID: 41360246.
■GLP-1とは?
なぜ「さばの水煮缶」が人気なの?痩せるホルモン「GLP-1」がポイント!空前の「サバ缶ブーム」でツナ缶の生産量を上回る!
「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」は痩せるホルモンとして注目されています。
進歩する糖尿病治療 インスリン分泌を保たせるによれば、インクレチン(血糖値が高いときはインスリン分泌を促進する一方、血糖値が低いときはあまり作用しないという特徴を持つ)は炭水化物や脂質を摂取した後に腸から分泌されるホルモンの総称で、代表的なインクレチンとしてGLP-1とGIPの二種類が知られているそうです。
GLP-1は、主に小腸下部から分泌され、膵臓におけるインスリン分泌の促進と血糖値を上げるグルカゴン分泌の抑制をする作用を持っているそうです。
そのため、糖尿病の予防・治療に期待されています。
それに加えて、GLP-1には胃内容物の排出を遅らせる効果や食欲抑制効果もあります。
つまり、GLP-1にはダイエットを含めた健康効果に注目が集まっているのです。
それでは、「どのようにしたら痩せるホルモンGLP-1を増やせるのかな?」という疑問が浮かびますよね。
やせるホルモンGLP-1を増やす方法(食物繊維・EPA)|たけしのみんなの家庭の医学によれば、やせるホルモンGLP-1を増やすには食物繊維とEPAを含む食品をとることがよいそうです。
→ DHA・EPAを含む食品 について詳しくはこちら
■まとめ
日テレ「ヒルナンデス」抗酸化力高い食品10選(伊藤明子先生)では赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子先生(「カズレーザーと学ぶ。」に出演時には東京大学医学部附属病院の医師としても紹介)が高野豆腐は抗酸化作用を持つ大豆サポニンとハリのある肌に欠かせない大豆イソフラボンを含んでいるのでお勧めしていました。
脂肪肝予防や抗酸化のためにも高野豆腐を食材の一つとして加えてみてはいかがでしょうか?
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら
■高野豆腐の戻し方
NHK『ためしてガッテン』/高野豆腐をぷるぷる・ふわふわ食感に仕上げる戻し方とは?/なぜ調味料は後から加えるの?
ちなみに、2015年5月27日放送のNHK『ためしてガッテン』では、「高野豆腐をたっぷりのお湯(熱湯)で4分間浸して戻すとこれまでのギシギシした食感が嘘のように、まるで汲み上げ豆腐のようなプルプル・ふわふわの食感に仕上がる」という裏技を紹介しました。
【方法】
1.高野豆腐2個に対してたっぷりのお湯(約1リットルの熱湯)を用意します(土鍋や大きめの鍋がおすすめ)。
2.お湯を沸騰させたら火を止め、高野豆腐をそっと沈めます。
3.鍋に蓋をして、そのまま4分間放置します。
※長く浸しすぎると溶けてしまうので4分を守ってくださいね。
※調味料を直接かけると硬くなるため後から加えます。
なぜ調味料はあとから加えるの?
それは、高野豆腐の食感や調理はpH(水素イオン指数)の影響を強く受けるから。
中性から弱アルカリ性ではふっくら柔らかくなり、酸性ではタンパク質が引き締まって弾力が出ます。
そのため、トマトや酢などの酸味を最初から加えると固くなりやすくなります。
なので、柔らかく煮たいときは、最初から酸味のある調味料を入れず、戻してから調理するのがおすすめ。
酸性→タンパク質が収縮し組織が引き締まる。弾力が増すため炒め物や揚げ焼きに向く。
中性〜弱アルカリ性→煮物で柔らかい口当たりになる。
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
この街を初めて訪れた方へ
この記事は、例えるなら「ばあちゃんの料理教室(ハクライドウ)」という街の中の「ひとつの家」です。
この街には、生活・料理・健康についての記事が、
同じ考え方のもとで並んでいます。
ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。
この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。
もし、
なぜこういう考え方になるのか
他の記事はどんな視点で書かれているのか
この話が、全体の中でどこに位置づくのか
が少しでも気になったら、
この街の歩き方をまとめたページがあります。
▶ はじめての方は
👉 この街の歩き方ガイドから全体を見渡すのがおすすめです。
▶ この街の地図を見る(全体像を把握したい方へ)
※ 無理に読まなくて大丈夫です。
気になったときに、いつでも戻ってきてください。
この考え方の全体像(意味のハブ)
この記事で触れた内容は、以下の概念記事の一部として位置づけられています。
▶ 料理から見る健康
この街の考え方について
この記事は、
「人の生活を、断定せず、文脈ごと残す」
という この街の憲法 に基づいて書かれています。
▶ この街の中心に置いている憲法を読む



